湯めぐりもグルメも。いま「有馬温泉周辺」がおもしろい!
ランドネ 編集部
- 2017年09月21日
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最大の魅力は泉質。でもそれだけじゃない
有馬温泉といえば、全国にその名がとどろく六甲山麓の名湯。この風情ある温泉街に、ここ数年、新しいお店が次々とオープン。古今入り混じった、より魅力ある街へと変貌を遂げているのだとか。有馬温泉ロープウェーで六甲山を訪れる前後にぜひ立ち寄りたい、温泉、グルメ、散策スポットをご紹介しよう。
散策にも絶好のスポット!
日本三古湯のひとつに数えられる有馬温泉。その歴史もさることながら、最大の魅力はなんといっても特殊な泉質にある。近くに火山が見あたらないのに温泉があるのは、いろいろな成分が溶け込んだ超臨界水が地下深くで熱せられ、地表に湧き出しているためで、これは世界的に稀な例。鉄錆色で塩辛い「金泉」、無色透明で炭酸ガスを含んだ「銀泉」と、ひとつの温泉地で異なる種類のお湯が沸くのも珍しいという。
そんな有馬温泉は、六甲山の懐に抱かれた静かな環境から「関西の奥座敷」と呼ばれ、近代に至るまで、やや敷居の高いイメージがあった。ところが、近年はおしゃれで気軽に立ち寄れるお店が増え、雰囲気が一変。
山帰りに温泉で汗を流した後、軽く一杯ひっかけたり、ぶらりと散策したりするのに絶好のスポットになっているのだ。その際にはマンホールのフタにも注目してみるのもおもしろい。
立ち上る湯けむりが目印! 泉源めぐりもまた一興
有馬の温泉街には、勢いよく湯気を吹き出す泉源があちらこちらに点在しており、形もいろいろ。散策を兼ねて泉源をめぐってみるのもおもしろい。その際は、街角に貼られている明治時代の温泉番付も探してみよう。
絶対に外せない!「有馬本温泉 金の湯」
有馬の名湯「金泉」が楽しめる外来入浴施設。鉄錆色のお湯は高い効能で知られる。よく温まるうえ、保湿効果も抜群なので、女性には特におすすめ。湯めぐりをするなら、徒歩5分ほどの場所にある「銀の湯」とセットになった2館券がお得だ。
建物の外には、散策ついでに気軽に利用出来る無料の足湯も。
【DATA 】
●有馬本温泉 金の湯
住所:神戸市北区有馬町833
電話:078-904-0680
営業時間:8:00~22:00(受付21:30まで)
入浴料:650円(2館券850円)
定休日:第2・4火曜日(祝日の場合は翌日)、1月1日
揚げたてコロッケが人気!「竹中精肉店」
この地で80年以上、神戸ビーフや国産黒毛和牛を扱ってきた老舗。手作りのビーフコロッケやメンチカツ、神戸牛串焼きなどを、店頭で気軽に味わうことができる。特に人気なのは、カラッと揚がったコロッケ。小腹が空いたら、アツアツを頬張りながら散策を。
【DATA】
●竹中精肉店
住所:神戸市北区有馬町813
電話:078-904-0296
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日
お土産選びはここ!「へてから」
シンプルで機能美あふれる暮らしの道具や、自然にも体にもやさしいコスメアイテムなどを集めたお店。有馬の伝統工芸「有馬籠」のメーカーが、小規模で誠実なものづくりをしている職人や作家などとコラボして店づくりを行っている。有馬温泉水を配合した無添加石鹸は、お土産にも喜ばれそう。
【DATA】
●へてから
住所:神戸市北区有馬町1166
電話:078-907-3600
営業時間:10:00~1700
定休日:なし
ここでご紹介した以外にも、日帰り入浴を受け入れている宿や、おいしいものが食べられるお店など、気になるスポットがたくさん。六甲山より、こちらがメインになってしまうかも!?
(出典:『ランドネ 2017年10月号 No.92』)
(エイサイト編集部 ヨシダ)
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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