「自然溢れる紀伊半島での仕事とくらし」vol.2

>>Vol.1はこちら

深い山の渓谷を蛇行する清流、その流れが辿りつく大海原。豊かな自然に恵まれた紀伊半島内陸にある、全国唯一の飛び地の村・和歌山県北山村へ移住した青年を訪ね、Vol.1に続き、田舎暮らしの気になるあれこれを伺いました。

移住者(上写真左):小林賢司さん
茨城県つくば市出身。大学卒業とともに北山村役場の臨時職員に就職。現在は正規職員として役場の政策推進室で活躍。趣味はカヌー。
ハイキングイベントのガイド役・田岡さん(上写真中)と、職場の同僚の橋爪さん(上写真右)。「橋爪君のような地元の若い人と友人になれて、村での生活がもっと楽しくなりました」

対談相手:安仁屋円香
栃木県宇都宮市出身。『ランドネ』編集者となり東京に住んで6年。以前は尾瀬で自然ガイドをしており、田舎暮らしが恋しくなるころ!?

移住者の中には20代前半の女性も

安仁屋:前回、移住希望者の相談窓口の仕事をされていると伺いました。昨年は北山村に何人ぐらいの移住者がいたのでしょうか?
小林:昨年は1組3名の人が移住されました。今年度は新卒で北山村役場に就職した20代前半の女性もいますよ。
安仁屋:そんなに若い方も!
小林:彼女はもともと埼玉に住んでいたのですが、学生時代にインターンシップで、村内にある道の駅で観光筏下りのお手伝いをしに来ていたんです。
そのとき、昔、村から下流の新宮へ、木材を筏に組んで川で運ぶ筏師のことを知り、興味が湧いたようです。卒論のテーマに選ぶほど筏師にハマり、卒業後、役場に就職してくれました。
安仁屋:すごい行動力と熱量ですね。

20171222_01 ▲職場の北山村役場。大学で地域づくりの勉強をしていた小林さんは地方創生を担当。北山村の生活が気に入り、臨時職員から正規職員に


>>小林さんが働いている紀伊半島はこんなところ

移住には補助金交付などでバックアップ

小林:インターンで来ていた時期が、彼女にとっての「試用期間」だったと思います。そうそう、今年はお母さんひとり、お子さんふたりで移住し、村内でお店を始めようとされているご家族もいるんです。
安仁屋:田舎で新しくお店を始めるのは、ハードルが高そう。
小林:確かに移住してすぐヨーイドンで店をはじめるのは難しいと思います。そのお母さんも、村内の道の駅で何年か働いてからの移住ですからね。でも、北山村では県と協力して、閉業してしまった民宿や空き店舗を再利用し、新しく店をはじめる人も募集しています。そのような取り組みをする自治体も多いと思うので、田舎でお店をはじめたい方は一度調べてみてはいかがでしょうか。
安仁屋:北山村は移住の補助金もあるのでしょうか?
小林:年齢ふくめてもろもろ条件はありますが、空き家を改修して北山村に定住しようとする方や、新たに村内に住宅を取得する方への補助金を交付しています。和歌山県は、県自体が音頭を取って移住促進の活動を盛んに行なっているので、そういった補助も比較的手厚いのでは。

20171222_02 ▲この日はお手伝いで地元のハイキングイベントに参加

>>行けばきっと好きになる紀伊半島の魅力

同じ趣味や田舎暮らしを楽しめば自然と仲間はできる

安仁屋:そういう具体的な部分を伺うと、ますます移住へ気持ちが傾きます。あとは不安といえば、同世代の友人がうまく出来るかどうか……。
小林:ですよね。僕の場合、たまたま役場に2つ年下の橋爪君という男性がいて、仲良くなることができました。一緒にカヌーで新宮まで川下りしたこともあります。週末は地元青年会でBBQをやるなど、人付き合いも含めて田舎暮らしを楽しんでますね。移住地選びにあれこれ悩み過ぎるより、思い切って田舎に住んでその土地に合った暮らしの楽しさを探していけば、気の合う仲間も自然とできるものですよ!
安仁屋:うらやましいです。聞いていて田舎暮らしの虫が、どんどんうずいてきた……貴重なお話をありがとうございました!

20171222_03 ▲この日は、役場の同僚の橋爪さんと、今年6月に村内の診療所に来た福岡さんとBBQ。同世代との結びつきが、小林さんの北山暮らしを、より楽しいものに

>>小林さんが移住生活について語るトークショーが東京であります

写真◎後藤武久
文◎鈴木健太

趣味を楽しみながら地方で暮らすトークショーイベントも開催!

開催日時:2018年1月20日(土)17:00~19:00
開催場所:SHIBUYA CAST. SPACE
東京都渋谷区渋谷1-23-21
参加費:¥1,000(懇親会あり)
▼詳細は下記URLをチェック!
http://brand.asoview.com/kiihantou-immigration/talk-event/

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