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人のフリ見て我がフリ直せ 失敗談から学ぶ安全な登山

せっかくの楽しい山登りだが、予想外の出来事や勘違いで失敗することはあるもの。ところが、その失敗こそが、多くのものを教えてくれる! ここではさまざまな登山経験をもつ10名に聞いた失敗談から、初心者が気を付けたい教訓をピックアップ。ぜひご参考に!

食材とお酒を担ぎすぎた

「山仲間と行くテントでの5泊の縦走を控え、張り切って用意した大量の食材とお酒。70Lのバックパックの半分を占める物量で、初日の歩みはまさに牛歩のごとし。結果、あまりの重さに目的地までたどり着けず、祠の脇でビバークするハメに。頑張って食べましたが、ひと晩で消費できる量などたかが知れています。山ごはんの荷量は適切な量+αのおまけ程度に留めるべし!」 福瀧智子(フリーライター・登山歴12年)
教訓:楽しいテント泊でもあまり欲張らない

上りで体力を使い果たした

「『シートゥーサミット』に初参加したときの話。約25㎞をサイクリングした後に山登りスタート。急登が続く山を登りきり、ようやく頂上でゴール! 喜びのあまりここで気を緩めてしまったのがNGでした。当日は雨模様だったため、多くの参加者が歩いた山道は泥んこのすべり台状態。サイクリングの影響もあって足に余計な力が入り、膝が笑い始め、最後は大爆笑。下山は心身ともにつらい道のりとなりました」 千葉淳美(青森の旅を提案する『アオモリ・モビリティ』PR・登山歴3年)
教訓:下山するまで気の緩みは禁物

熊鈴不携帯で大ピンチ!

「10月下旬の甲武信ヶ岳。午後から雪の予報で、登山者は私たちだけ。心細いなと思いながら歩いていると、これから進む登山道に巨大な熊の足跡が付いているではありませんか。百名山だし人はいるでしょうと高をくくり、熊鈴を持ってこなかったことを後悔しました。幸い姿は見なかったものの、翌日は同じ道を下りなければいけない。小屋でもらったビール缶で即席熊鈴を作り、必死の思いで下山しました」 鈴木優香(デザイナー/マウンテンコレクター主宰・登山歴7年)
教訓:オフシーズンの熊対策に油断は禁物

おしゃべりに夢中で道に迷い

「友人同士で里山へ遊びに行ったときのことです。女性ばかりのメンバーでおしゃべりについ夢中になり、知らぬ間に作業道へ。気がついたときには登山道から外れていました。来た道を戻れば良いものの、大まかな現在地がわかったので近道で獣道をたどって登山道へ。そのせいか仲間のひとりがバテて、結局途中下山する羽目になってしまいました。愉快な女子旅のはずだったのに……。ガールズトークの魔力に注意!」 佐藤玲奈(登山ガイド/BCスキーガイド・登山歴15年)
教訓:楽しく歩くのは良いが、ほどほどに

昼食がラーメンなのに箸を忘れた

「私はいつも、バックパックの中にお箸を常備しています。しかし、とある登山のときにお昼時になって楽しみにしていたごはんを食べようとと思ったら、お箸がない! しかも、そのときのメニューはラーメン。そこで仕方なく、きれいな枝を拾ってそれを炙り、お箸の代わりに。なんとか食べることができましたが……」 中里楓(フォトグラファー・登山歴2年)
教訓:予備のお箸は絶対に持って行く

歩くペースが合わず置いていかれた

「共演者の20代前半の女性を誘って、屋久島の白谷雲水峡を歩いたときのこと。若くてかわいらしくてユーモアのセンスも抜群。これはきっと楽しいだろうと思いきや、ものすごい速いペースで登っていきます。ついて行けず『僕に構わず先に行ってくれ!』と言うと、彼女は笑顔で森のなかに消えていきました。あのときは寂しかったなあ」 トシバウロン(ミュージシャン・登山歴5年)
教訓:山も人生もペースの合う人と登るべし

トレイルの途中で水が切れた

「アメリカの砂漠のような場所をトレッキングしている途中で、不注意で水を切らしたことがあります。脱水状態になり危険だったので、日陰で一人じっと日没を待つことにしました。幸いにも一人の青年がとおりかかり、持っていたありったけの飲料水を差し出してくれて助かったのですが……。このときの彼の慈悲深さに心から感動しましたね」 細川 淳(アウトドアブランド『ミレー』マーケティング・登山歴10年)
教訓:水は人に分け与えられるくらい余裕ある量を

玄関にブーツを忘れた

「富士登山『絆』フォトコンテストの運営を始めて数年後の出来事。カメラマンやモデルの友人と、富士山で翌年のプロモーション素材を撮る予定でした。車に荷物を全部積んだつもりで現地へ向かい、いざ登るぞというタイミングで自分のブーツがないことが発覚。あれから必ず、出発前に玄関の忘れ物とブーツをダブルチェックしています」 北村 哲(プランナー/ディレクター・登山歴12年)
教訓:出発前の装備チェックは全体的に忘れずに!

スマホ紛失で数百kmのロス

「九州の山を歩こうと必要な情報をスマホに入れておいたら、初日に大分の山のなかで紛失。親切な方が長崎の警察署へ届けてくれました。スマホがないと次に行く場所の情報も天気も調べられなかったので、数百kmの距離を車で移動して取りにいくことに。山中の落とし物には気をつけよう、落とし物を拾ったら最寄りの交番に届けようと肝に銘じました」 井上卓郎(映像家・登山歴9年)
教訓:拾得物は最寄りの交番に届けるべし

男性用ウエアで凍える登山に

「レインウエアが古くなったので新しいものを探していたのですが、理想のウエアになかなか出会えず。夫のものを借りて登山に出かけたことがありました。メンズサイズも着るとゆるっとしてかわいいなぁと思っていたけれど、そのかわいさが裏目に。とくに首まわりにできた隙間から風が通って、寒さに耐えながらの山歩きになりました」 カノウヒナタ(料理家・登山歴11年)
教訓:山ウエア、大は小を兼ねません

20180110_03_1 出典:『ランドネ 2018年2月号 No.96[付録あり]』

(編集 M)

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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