アウトドアに日常を。CAMMOCが提案する、心地よい大人のキャンプスタイル
ランドネ 編集部
- 2018年02月13日
テントサイトを見れば、キャンパーの個性がわかる。フィールドで何をして過ごすのか、誰と楽しむのかによって、持っていく道具は大きく変わってくるからだ。3人の女性によるアウトドアクリエイターズユニット「CAMMOC(キャンモック)」さんにとって、キャンプは普段の暮らしの延長線上にあるもの。その日だけの居心地のよい「家」を立て、つかず離れず好きなことをして過ごす。そんな彼女たちのキャンプスタイルには、大人がアウトドアを楽しむためのヒントがいっぱい。おしゃれなウエアのコーディネートからお気に入り道具まで、たっぷり見せていただいた。
家みたいに心地よい空間で、思い思いの時間を過ごす
青空に映えるオフホワイトのティピー型テントがひときわ目を引くCAMMOCのテントサイト。メンバーのmami(三沢真実・左奥)さんがあたたかな黄色をメインカラーにスタイリングしたテントの中は、まるで家のリビングにいるような心地よさ。いかにもアウトドアなデザインのベンチも、ブランケットをかけたり、クッションを置いたりしておしゃれに変身させている。テントの外でキッチン&ダイニングをセッティングするChigu(関根千種・手前右)さんも、テーブルに布を敷き、菜の花を飾るなどのひと手間を惜しまない。
こうしてテーマや季節に合わせたコーディネートを楽しみながら設営した後は、mamiさんはモノづくり、chiguさんは料理と、それぞれが好きなことに没頭。食事をしたり、夕日を眺めたり、ふたりで共有する時間も思いっきり堪能する。
普段使いのアイテムで気負わずおしゃれにコーディネート
chiguさん(左)のコーディネートのポイントは、ピンク地にクジャクの羽がデザインされたスナグパックのベスト。ビルケンシュトックのサンダルやベレー帽など、普段使いの小物を合わせてさらりと着こなす。
アウトドアでも大好きなデニムのロングスカートで動き回るのがmamiさん(右)流。チェックのベストは2wayで、袖をジッパーで取り付ければジャケットになる優れもの。シルエットのきれいなフェルト製の帽子もおしゃれ。
日々の暮らしで使うアイテムを取り入れ、独自の空間に
◎スタイリッシュなテントをアレンジ
テントはとんがり屋根がかわいらしいノルディスクのアルフェイム19.6を愛用。8~10人向けだが、ふたりでゆったり過ごしたいときにもおすすめ。入り口にリースを飾ったり、ロープにデコレーション用の蔦を巻いたりすると「我が家感」が増す。テントのポール入れはワンショルダーで使い勝手がいいように、ふたりで手作り。
◎明かりもテーマカラーに合わせて
ボディの色が毎年変わるコールマンのシーズンランタン。今回のテント内のテーマカラーと同じ黄色のモデルは、2007年のもの。
◎布使いでテーブル周りの雰囲気をアップ
4枚のパネルを組み合わせるだけで完成するビッグベアーのウッデンファイヤーテーブル(ヘキ子)には、お気に入りのクロスをかけて雰囲気アップ。折りたたみ式のイスは、どちらもヘリノックスのもの。
◎いろいろな調味料を持ち込んで料理に幅を
塩、コショウに加えてハーブなど多彩なスパイスを用意すれば、アウトドアでの調理や食事がいっそう楽しくなる。調味料ボックスは、もうひとりのメンバー、hapi(三宅香菜子)さんお手製のもの。
●CAMMOC(キャンモック)
日常の延長線上にあるキャンプスタイルを提案するクリエイターズユニット。もっとキャンプが身近になればとの思いから、2011年にmami(三沢真実)さんとhapi(三宅香菜子)さんが立ち上げた。現在はchigu(関根千種)さんが加わり、3人でキャンプイベントなどを主宰。https://www.cammoc.com/
CAMMOCさんのキャンプスタイルは、自然との一体感を味わいながらも、我が家にいるようにくつろげるのが魅力。センスのよい道具選びはもちろん、テーマや季節に合わせた小物使いもお手本にしたい。
(出典:『ランドネ 2018年3月号 No.97[付録あり]』)
(エイサイト編集部 ヨシダ)
SHARE
PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。