チェコノーリパブリックが森のライブを初開催。ランドネ限定ムービーも公開!
ランドネ 編集部
- 2021年01月27日
冬の森を舞台にオンラインライブ「CNR LIVE STREAM at the Forest」を開催したチェコノーリパブリックの4人に聞く、音楽のこと、自然のこと、これからのこと。
今回、ライブ配信の舞台に、〝冬の森〞を選んだ理由は?
武井優心さん(以下:武井) もともとチェコノーリパブリックを始めたときから、『野外でライブするのが気持ちいいようなバンドにしたい』という思いがあるんです。それと、自由に遊んだり外に出かけたりすることが難しいこんな時代だからこそ、音楽といっしょに野外の空気感も届けられたら……。そう思ったことが今回、この場所を選んだ大きな理由です。
タカハシマイさん(以下:マイ) 2020年はランドネに登山やキャンプの楽しさを教えてもらって、山を好きになった一年でした。だから、その記念に森でライブをしてみたかったっていうのもありましたね。
砂川一黄さん(以下:砂川) 実際に森のなかで演奏してみたらみんなすごくテンションが上がったよね。ライブが始まった瞬間に雨が上がったり、いいタイミングで夕日が差し込んだり……。『自然が味方してくれた!』と勝手にエモまってました。
武井 野外でのライブって、自分たちの実力以上のものが出るときがあるんだよね。何がそうさせるのか、はっきりとはわからないけれど。
山崎正太郎さん(以下:正太郎) ドラムも屋内のときと音の響きがまったく違う。大地のパワーを吸収している感覚というか、とにかく気持ちいい! それがバンドのグルーヴにもつながっているような気がする。
武井 自然のパワーって目に見えないし、音楽も見えるものじゃない。それぞれのエネルギーがリンクするような感覚は、たしかにあるよね。
マイ こんな時代じゃなければ、きっと森のなかでライブに挑戦することもなかったから、感謝しないとね。そうだ。次は、自然のなかで1週間くらい合宿しようよ!
武井 この間行った北八ヶ岳の高見石小屋みたいに、標高の高いところで合宿するのもいいかも。下界から突き抜けた感じがあって、自分のことや世の中の出来事がちっぽけに感じられるというか……。その感覚が良かったんだよなぁ。
砂川 やっぱり環境って音楽に影響するよね。車や人がいっぱいのところで作る曲と、山や森で作る曲は絶対に違うから。自然豊かな場所で作るとゆるい曲ばっかりになるかもしれないけど(笑)。ところで正太郎さん。昨日の晩、4時間くらい焚き火を眺め続けてなかった? 似合うを通り越して、怖かったんですけど!
正太郎 いやぁ、焚き火って暖かいだけじゃなくって、異次元に連れて行ってくれるような不思議なパワーがあるよね(笑)。
2020年はバンド結成10周年の節目の年でしたが、2021年を迎えたいま、思うことは?
武井 ここまで運命というか、流れに身を任せてやってきたので、正直この先どうなっていくのかも想像できないです。ただ、せっかく10年続けてこられたのだから、この先の10年も見てみたいと思いますね。
正太郎 いい意味で他力本願というか、まわりの風に乗ってここまで来た感じはあるよね。ただ、この先10年続けていくのなら、自分たちの力で歩いていかないとね。
砂川 そういう意味では、2020年は、それぞれが自分自身や音楽とじっくり向き合えたタイミング。すごく変化があった1年だったね。
マイ メンバー同士で話すことが以前よりもさらに増えたし、大人になったからこそお互いに気を使える部分もある。いま、チェコノーリパブリックはすごくよい感じなんです。だから、これから10 年も「あらためてよろしく!」って思います。
news
チェコノーリパブリックがランドネのために特別に演奏してくれた名曲『No Way』を、ランドネYouTubeで1月30日より公開! https://www.youtube.com/channel/UC4TBIdgonQSqsVFMg5lQwpA
information
チェコノーリパブリック結成10周年記念ベストアルバム「Czecho No Republic 2010‒2020」発売中。2 月より名古屋・大阪・東京にてツアー開催! http://c-n-r.jp
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- CREDIT :
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写真◎後藤武久
文◎吉原 徹
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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