オイルランタンのおすすめ6選!使用するオイルや基本のお手入れの方法
FUNQスタッフ
- 2022年07月27日
INDEX
キャンプ場は照明が少なく、夜になると辺りは真っ暗になります。手軽に辺りを照らすのにおすすめなのがランタンです。
ランタンは燃料により以下の4つに分けられます。
- LEDランタン
- ガスランタン
- 灯油ランタン(オイルランタン)
- ガソリンランタン
それぞれメリットやデメリットがありますが、今回は灯油ランタン(オイルランタン)について解説とおすすめランタンを紹介します。
オイルランタンの選び方
オイルランタンは灯油やパラフィンオイルを燃料として火を灯すランタンで、メインランタンとしては明るさが物足りない物もありますが、周りを優しく照らす暖かい灯りがとても心地よい雰囲気を演出します。
楽しかった1日を振り返りながら、オイルランタンの炎を眺めてリラックスするのもキャンプならではの楽しみの一つです。
自分に合う最高のオイルランタンを選ぶためにチェックするべきポイントの以下3つを解説します。
- 芯の種類
- 本体の形
- 燃料
それぞれ種類により、明るさや手入れの仕方に違いがあります。しっかりとポイントを押さえて自分に合うランタンを選びましょう。
芯の種類
燃焼部分の芯には、平芯・巻き芯・棒芯の3種類があり、最も多く使われているのは平芯です。平芯の中にも2分芯~11分芯と芯の幅に種類がありますが、7分芯で十分な明るさを得ることができます。
芯の種類や芯幅は多いですが、感覚的な明るさにそれほど大きな差はありません。オイルランタンは明るさよりも雰囲気を重視したランタンであることに注意しましょう。
形
オイルランタンは以下の2種類の形があります。
- ハリケーンランタン
- テーブルランタン
特長や使用するシーンをそれぞれ解説します。
ハリケーンランタン
キャンプや屋外で使用するならハリケーンランタンを選びましょう。名前の通りハリケーンでも消えない防風性能を持つことから名付けられたと言われています。
強風が吹いていても消えることがないので、外で使うのに最適なランタンです。燃料に圧力を加える加圧式と非加圧式の物があり、加圧式は非常に明るいのでメインランタンとして使用もできます。
「圧力調整」「マントルの空焼き」「ポンピング」など必要に応じた知識が必要ですが、一手間加えるだけで思い出をより一層深く味わうことができます。
テーブルランタン
室内での使用も考えるならテーブルランタンがおすすめです。真鍮やガラスなど素材に使いおしゃれなデザインが多く、とても落ち着く穏やかな炎が魅力です。
加圧式に比べ手軽に使用できるのが特長ですが、明るさや風などには強くないので屋外で使用する場合は風除けを使用する必要があります。
使う燃料
オイルランタンで使用する燃料は大きく分けて以下の2つになります。
- 灯油
- パラフィンオイル
使う燃料により、ランニングコストや手入れの仕方に違いがあるのでしっかりチェックしましょう。
灯油
メリットは、低価格で購入できるのでランニングコストを抑えられることです。灯油は簡単に入手でき、ガソリンのように専用缶が必要なく、ポリタンクで持ち運べるのもメリットの一つです。
デメリットは独特なニオイと、ススで汚れやすいので手入れに手間が掛かることです。特にグローブ(ホヤ)の中にスス汚れがついていると明るさも見栄えも悪くなるので定期的に拭く必要があります。
パラフィンオイル
引火点が灯油よりも高く、揮発性も低いことから初心者でも扱いやすいのがメリットです。ススも出にくいのでこまめな手入れも不要です。
灯油と違いパラフィンオイルは様々な種類があり、虫除け効果があるオイルやアロマのように香り付きのオイルがあります。快適なキャンプをしたい方や初心者の方にはパラフィンオイルをおすすめします。
デメリットは灯油の10倍ほどの値段がするので、ランニングコストが高くなりますが、それ以上の価値がオイルにはあるのではないでしょうか?
おすすめのオイルランタン【用途別】
オイルランタンを、キャンプと室内2つのシーンに分けおすすめ商品を3つずつ紹介します。
キャンプ
■【FEUERHAND(フュアーハンド)】ランタン 276 ジンク
- サイズ:15cm×26cm
- 重さ:520g
- 燃焼時間:約20時間(灯油使用時)
- タンク容量:340ml
- 材質:ガルバナイズドスチール
- 燃料:灯油またはスターパラフィンオイル
マットシルバーのベーシックモデル。亜鉛メッキ処理された本体は錆びにくく、少々強い風が吹いても安定して燃焼するとても使いやすいランタンです。優しい灯りでキャンプの夜を彩ります。
■【キャプテンスタッグ】CSオイルランタン
- メーカー参考価格:4,950円
- サイズ:約16×12×25cm
- 重さ :約370g
- 燃焼時間:14時間
- タンク容量:200ml
- 材質:鉄・ガラス
日本で人気のアウトドアブランドである、キャプテンスタッグのオイルランタンです。S・M・Lと3サイズ展開していて自身のキャンプの規模に合わせサイズを選べます。火力調整のハンドルが付いており明るさの調整が簡単です。
■【DIETZ(デイツ)】ハリケーンランタン #78
- メーカー参考価格:5,665円
- サイズ:約13×15×26.5cm
- 重さ:約470g
- 燃焼時間:20時間
- タンク容量:340ml
アメリカで創業されたオイルランタンの老舗であるDIETZの「ハリケーンランタン#78」は、ハリケーンランタンの王道であり、カラーバリエーションも豊富でデザインも明るさも納得の商品です。
■【FEUERHAND(フュアーハンド)】ベイビースペシャル276 ジンク
- サイズ:約15.5×26cm
- 重さ:約480g
- 燃焼時間:20時間
- タンク容量:340ml
- 材質:スチール
ハリケーンランタンの元祖とも言えるフュアーハンドのオイルランタン。DIETZに並ぶ有名ブランドです。ドイツの老舗ブランドでキャンパーから根強い人気を誇っています。亜鉛メッキ処理をされており、本体は錆びにくく手入れが楽です。
室内
■【キャナルシップ】中型オイルランプレトCIL600
- サイズ:約10.5×10.5×31.5cm
- 重さ:約450g
- 燃焼時間:15時間
- タンク容量:300ml
オイルランタンで明るさを求めている方におすすめの商品です。ハリケーンランタンと違いグローブの周りに光を遮る物がないので、辺りをまんべんなく照らす事ができます。
グローブを取り外すだけで注油ができて、火力調整ハンドル付きで明るさの調節も簡単にできます。カラーバリエーションも豊富でレトロでおしゃれなデザイン。
グローブが細長くなっているので、少しスス汚れを掃除しにくいのが難点ですが、明るさも使いやすさも満点です!
■【Roost Outdoors】Brass Trawler Oil Ship Lantern
- メーカー参考価格:11,800円
- サイズ:約22×22×25cm
- 重さ:約700g
- 燃焼時間:20時間
- 材質:真鍮・ガラス
大きなシェードがついているのが特長でノスタルジックなフォルムでレトロな雰囲気がおしゃれです。トローラーランタンとは100年以上前にトロール船で使われていたランタンのことで、当時と同じようにハンドメイドで生産されています。
手作りなので個体差はありますが、真鍮を使用しており使い込むほど味が出るので自分だけのランタンを探している方に一押しの商品です。
【STAGAR(スタガー)】アンティークオイルランプ POL-106AM
- サイズ:約8.5×8.5×22cm
- 重さ:約600g
- 燃焼時間:40時間
- 材質:ガラス・真鍮
アンティーク調で花びらの様な形が魅力的なオイルランタンです。燃焼時間が40時間と長く、サイズもコンパクトでテーブルの上に置いても場所を取らないので扱いやすいランタンです。
口金は真鍮でできており錆に強いのが特長で、使うほど風合いに変化がでて長く使える商品です。レトロな雰囲気の中でも、花びらの形がかわいらしい商品です。
おすすめのオイルランタン燃料
オイルランタンを楽しむには、燃料が必要です。おすすめのオイルランタン燃料を3つ紹介します。
【WHITE BEAR(ホワイトベア)】 ケロシン白灯油 23A
王道であるホワイトベアの燃料です。環境にやさしい製品作りに力を入れているメーカーで、蛇腹ホースが付属で使いやすいのが特長です。
【アズワン(AS ONE)】レインボーオイル
独特なニオイがあり、苦手な人だと気分が悪くなる場合もある灯油にくらべ、レインボーオイルはニオイが少ないのが特長です。煙やススも少ないので室内で使う時などにおすすめです!
【ムラエ】防虫ハーブオイル RO-F300
名前の通りユーカリやミントなど天然ハーブを使用した防虫効果のあるオイルです。ハーブを使用しているので燃焼中にかすかにハーブの香りを感じられます。防虫効果もしっかりあるのでキャンプで使うのに最適です!
オイルランタンの使い方
基本的にはオイルを入れて着火するだけで使用できますが、初点火前にしておくべきことをふまえて少し細かく以下3点を解説します。
- 芯の形を整える
- 燃料を入れる
- 芯に点火する
特に難しい事はないので安心してくださいね!
芯の形を整える
最初に本体から芯を取り出します。芯の先端を三角になる様に角を落とし形を整えます。先端の角をとることで、炎が安定して燃焼するようになります。
燃料を入れる
芯の形を整えた後は、燃料タンクに灯油やパラフィンオイルを注油します。タンクの容量に対して満タンにいれるのではなく、7〜8割を目安に注油するのがポイントです。
芯に点火する
注油したあとは10〜20分ほど芯に燃料が染み込むまで待ち、芯の先端に火をつけます。火をつける際、外にはみ出している芯を2mm以下にしておきます。
あまりに長くはみ出ていると不完全燃焼でススが出やすくなったり、芯の寿命が短くなってしまうので注意しましょう。
オイルランタンのお手入れ方法
オイルランタンのお手入れは、主にグローブ(ホヤ)と呼ばれるガラス部分に付いたススや汚れをティッシュや布で拭き取るだけで大丈夫です。
ススが落ちにくい場合は中性洗剤を使用し、中を洗浄するとキレイになりやすいです。洗剤を使う場合は滑りやすくなるので、落とさない様に注意して洗いましょう。
また、使用した後の余っている燃料はタンクから取り出してしっかり処理をしてください。余った燃料を放置していると、燃料が酸化や劣化により変質してしまい次に使う時に正常に燃焼しなくなる可能性があります。長く使うために気をつけるべきポイントです。
オイルランタンの使用上の注意
- 火傷に注意する
- 決められた燃料を使う
- 室内での使用では換気をする
それぞれ詳しく解説します。
火傷に注意する
燃料を燃やして火をつけているので、本体上部は高温になっています。誤って触ると火傷をしてしまうので、子供がいる場合などは特に気を付けてください。
手の届かない場所に置いたり大人が配慮してあげましょう。
決められた燃料を使う
オイルランタンは原則パラフィンオイルか灯油しか使えません。間違ってガソリンなどを入れて使ってしまうと火事になる可能性もあります。
灯油とパラフィンオイルオイルは混ぜても大丈夫ですが、ガソリンはNGなので気をつけましょう。
室内での使用では換気をする
燃料を使って燃えているので、火が小さいと言えども一酸化炭素がでています。目に見える物ではないので、しっかりと換気をしたりチェッカーを置いて注意しながら使うようにしてください。
揺らめくランタンの炎に癒やされよう!
最近のランタンは明るさや手軽さからLEDランタンやガスランタンが主流になっていますが、まだまだオイルランタンの使用者も多いです。オイルランタンには他のランタンにはない優しい暖かさがあります。
LEDやガスに比べて手間が掛かる部分もありますが、ぜひオイルランタンの暖かい灯りを眺めてゆっくりと癒されてください!
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