オイルランタンの燃料の種類とおすすめ6選!灯油とパラフィンを比較
FUNQスタッフ
- 2022年09月29日
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キャンプサイトに柔らかな明かりを灯すオイルランタン。灯油やパラフィンオイルを使用し、強風でも火が消えない特徴があります。キャンプと相性が良いとされますが、どの燃料を使えばいいのか困ってはいないでしょうか。
今回の記事では、オイルランタンの燃料の種類や特徴、燃料別のおすすめ商品を6つ厳選しました。
キャンプシーンを彩るオイルランタン。適切な燃料を選び、オイルランタンを安全に取り扱いましょう。
オイルランタンの燃料のおすすめ6選!
オイルランタンの燃料には2種類ありますが、本章では、燃料の種類別でおすすめしたい商品を3商品ずつピックアップしました。燃料の種類による特徴や価格を比較した上で、ご自身の目的に沿った燃料を見つけましょう。
灯油
灯油はガソリンスタンドでも売っているため、今回紹介するような専用品を敢えて購入する必要がないのでは、と思う人もいるのではないでしょうか。
確かに入手するのは容易ですが、購入後の移し替えの手間や購入量などを考えると、オイルランタン用の灯油燃料を購入する方が便利なことも。
一般に販売されている灯油よりも純度が高く、環境に配慮されている商品も多い点は見逃せません。
①WHITE BEAR(ホワイトベア) アウトドア ケロシン 白灯油
「人と自然と地球が大好きです」をモットーに、使いやすさだけでなく環境に優しい製品づくりを行っているのが「ホワイトベア」です。同社が販売している白灯油は高純度で使用しやすく、蛇腹ホースも付属されているため、補給時にこぼれる心配もありません。
容量は500mlで、そのまま携行するのにも手頃なサイズ感が好評です。オイルランタン用の灯油燃料における定番商品ですので、最初に購入するならホワイトベアの白灯油は非常におすすめです。
②TEMPO(テムポ) 高純度白灯油 500ml
テムポの高純度白灯油はランタンに限らず、白灯油用のバーナー、コンロにも使用でき、登山やキャンプシーンにおける燃料として必須です。燃料として特に純度の高い、厳選した原料を用いて製造しているため、燃料の品質も担保されています。
テムポの高純度白灯油もノズルが付属されており、補給時の取り扱いも安心。こちらも容量は500mlで、持ち運びやすいコンパクトなサイズ感が魅力的です。
③飯塚カンパニー 特製ランプオイル レギュラープラボトル
飯塚カンパニーの特製ランプオイルは、白灯油をさらに精製して安定した無臭灯油です。灯油燃料特有の臭いや燃焼時に発生するススが少なく、灯油の臭いが苦手な方にピッタリな商品。
容器はペットボトル飲料のような形状で、補給時は別途移し替えなどが必要な点は注意が必要です。日本で製造されているため品質に問題はなく、着火のしやすさや安定性、ススの発生の少なさなどで多数の口コミ・高評価を獲得している灯油燃料です。
パラフィンオイル
パラフィンオイルは灯油燃料以上に種類が豊富で、防虫効果や色付きのものなど、燃料独特の臭いがないこと以上の付加価値がついた商品も展開されています。
パラフィンオイルの場合は使用用途に応じて使い分けも可能です。デザインを楽しみたいなら、色付きのパラフィンオイルを使用するとインテリアの一部として機能しますし、アウトドアメインで使用するなら、防虫ハーブを混合したパラフィンオイルがおすすめです。
①STAR(スター) スターパラフィンオイル
スターパラフィンオイルは、きれいに精製された高純度の燃料なので、燃焼中の臭いやススが気になることはありません。臭いが気になる人も使いやすい上、オイルランタン自体の汚れもつきにくく、きれいな状態を保てます。
スターパラフィンオイルは、燃料自体の粘性が高く、時間をかけてじっくり燃えるタイプ。燃焼効率も良く、コスパも優れているため非常におすすめです。
パラフィンオイルの中では定番の人気商品で、ハッカのような香りがするのも特徴的。
②ムラエ 防虫ハーブオイル RO-F300
ムラエの防虫ハーブオイルは、ユーカリ・ミントなどの防虫ハーブを加えたパラフィンオイルです。天然ハーブを用いたオイルの香りは、実際に燃焼させると柑橘系の上品な香りで、アウトドアシーンだけでなく、食卓を彩るキャンドルとして使用できるほど。他のパラフィンオイル同様にススが発生しないため、使い心地の良さは担保されています。
なお、本商品は無色透明のモデルですが、他の品番は「レインボーオイル」として様々な色展開が用意されています。インテリア要素をお求めの方には特におすすめなパラフィンオイルです。
③KAMEYAMA(カメヤマ) シトロネラ オイルキャンドル
カメヤマのシトロネラ オイルキャンドルは、レモンユーカリが配合され、虫除け効果も期待できるシトロネラの香り付きのパラフィンオイルです。本商品の引火点は106℃となっており、通常のパラフィンオイルよりも高いため、より安心して使用できます。
商品のキャップ自体が細く設計されているため、オイルランタンに直接注げる点も楽ちんです。別途移し替えて携行する必要もなく、シンプルでクリーンなデザインもおしゃれなパラフィンオイル。
オイルランタンの燃料の種類と特徴
オイルランタンの燃料の種類は、以下の2種類があります。
- 灯油
- パラフィンオイル
灯油は石油ストーブにも使われるため、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。パラフィンオイルは、石油を分留して取り出される燃料の一種です。ろうそくが溶けて液状化したもので、ホームセンターなどで販売されています。
それぞれに特徴があり、利用シーンや頻度等に合わせてどちらの燃料にするか選ぶと良いでしょう。
灯油
各燃料の特徴を比較する上で注目すべきポイントは、以下の4点です。
- 引火点:火を近づけた時に着火する最低温度(高いほど管理しやすい)
- 揮発性:蒸発しやすさ
- 価格:維持コスト
- 香り
灯油の引火点は40℃から60℃とされており、真夏の社内に保管すると、火元があれば発火する可能性があります。揮発性もやや高いものの、価格は1リットルあたり約100円ほどで、コストを安く抑えられるのが大きな特徴です。灯油は独特の臭いがあるため、苦手な方はパラフィンオイルを使用しましょう。
パラフィンオイル
パラフィンオイルは引火点が95℃で、うっかりこぼした際の事故などが起きるリスクを抑えられます。揮発性も低く灯油のような独特な臭いもありませんが、コストの高さがネックです。
価格は1リットル1,000円前後で、灯油に比べて10倍ほどのコストがかかるものの、消費量は少ないため、一回あたりの費用で考えると優位性に大差はありません。パラフィンオイルの中には、色を付けたものや防虫ハーブを混ぜたものもあり、種類が豊富なのも特徴的です。
オイルランタンの燃料の選び方
オイルランタンの燃料は灯油とパラフィンオイルの2種類ありますが、以下を基準に選ぶと良いでしょう。
- 臭いが気になる方:パラフィンオイル
- アウトドアメインで使用する方:夏は防虫ハーブ入りのパラフィンオイル、それ以外は灯油・通常のパラフィンオイル
- コストを抑えたい方:灯油
- 炎の形を楽しみたい方:灯油
主な基準は上記のとおりですが、灯油を使った方が炎の形はきれいで、芯を出せば光量を大きくできます。そのため、臭いがそこまで気にならないのであれば、灯油の方が良いかもしれません。
オイルランタンの燃料入れ
オイルランタンの燃料を携行する際は、購入時のボトルをそのまま使用できることもあれば、大きすぎるため詰め替えた方が良い場合もあります。
持ち運びの際は、必ず密閉性のある容器を使用しましょう。ワンタッチで開閉できるタイプは使いやすいものの、何かの拍子に開いてしまう可能性もあります。
ペットボトルキャップのような回転式の開閉モデルがおすすめですし、キャップの先が細くなっているモデルであれば、オイルランタンに補給する際も非常に便利です。
①trangia(トランギア) トランギア フューエルボトル TR506003
トランギアのフューエルボトルは、ボトル先端についたツマミを回してボタンを押し下げると弁が開くセーフティーバルブを採用しています。高い密閉性を確保しつつ、補給時の注ぎやすさも抜群。本商品は300mlモデルで、一泊のキャンプ利用であれば十分なサイズ感です。
メスティンやアルコールバーナーなどで有名なトランギアが展開していることもあり、品質やデザイン性も優れており、口コミやレビューは高評価ばかりなのも頷ける商品です。
②HAYES TOOLING & PLASTICS(ヘイズ ツーリング アンド プラスチック) 4Oz Oil Bottle Olive Drab 3224OL
ヘイズツーリングアンドプラスチックの燃料ボトルは、注ぎ口が細く、ランタンオイルへの補給が非常にしやすいのが最大の特徴です。デザインも無骨なミリタリーテイストで、アウトドアシーンにもピッタリ。
使用する際は先端の透明部分を回してゆるめることで、先端の口が開く仕組みになっています。容量は約120mlとやや小ぶりですが、こちらも持ち運びやすさや1泊のキャンプシーンを想定すると必要十分な大きさです。
おすすめのオイルランタンと選び方
おすすめのオイルランタン用燃料を紹介しましたが、肝心のオイルランタン自体も、お気に入りの商品を探したいですよね。
オイルランタンは、LEDランタンなどにはない、暖かな灯りをゆったりと楽しめます。
「オイルランタンのおすすめ6選!使用するオイルや基本のお手入れの方法」では、オイルランタンの選び方や用途別のおすすめオイルランタンなどを紹介しています。
本記事と併せて、以下の記事を参考にしながら、お気に入りのオイルランタンを探しましょう。
オイルランタンでアウトドアを楽しもう!
オイルランタンの燃料によって、使用感やケアのしやすさなどが大きく異なります。灯油は安価に入手できるものの、臭いや燃焼後のススが気になることがある一方で、パラフィンオイルであれば、臭いやススが気にならないものの、やや高価なことも。
どちらもメリット・デメリットがあるため、必ずしもどちらか一方が優れているわけではなく、ご自身の利用シーンに合わせた燃料を選ぶことが重要です。
オイルランタンにしかない優しい暖かさ、柔らかな灯りをながめながら、アウトドアをより楽しみましょう。
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