秋の金峰山とテント泊を楽しむ！長野県廻り目平にて開催された１泊２日のイベントをレポート

日本のヨセミテとも称される小川山。そのふもとにある廻り目平キャンプ場にて、10月1日～２日の２日間「クライムオン!!」というイベントが行なわれました。

イベント内では、登山ガイドの渡辺佐智さんを講師に招いたテント泊ツアーを開催！テントの設営や撤収、山でも簡単に作れる山ごはんを教わったり、２日目には金峰山に登ったり。講師の佐智さんや参加者の方々の協力のもと、とても充実したイベントとなりました！

今回はそんなイベントのようすをご紹介していきます！

1日目：テント泊講座

ツアーがスタートし、まず初めはテントの設営の仕方や撤収のコツを教えてもらうテント泊講座。ご参加の方は、テント泊をしたことがないという方から、久しぶりにテントを扱うから心配……という方までさまざまです。テントの扱い方や設営時に気をつけるポイント、知っていると役立つ豆知識など、実演を交えながらわかりやすく解説してもらいました！

キャンプや登山で使えるテントですが、山でテント泊をする場合は想定以上に風が強かったり、テント場が平坦ではなかったりもするので、気をつけたいポイントがたくさん。実際に山でのテント泊回数が多い佐智さんや鰐淵さんの経験談は、とても興味深いものでした！

実際に設営・撤収をしてみる

レクチャーが終了したら、ついに実践！渡辺さんや編集部メンバーと協力しながら、持参したテントやレンタルテントの設営と撤収にチャレンジしました。

テントを立てるのが初めての方も、スムーズに設営をすることができていました。雑談をしながら楽しんで作業している姿に思わずほっこり。テントの設営場所選びやペグの打ち方など、自分で実践してみることで、新た発見もあったようです！

1日目：簡単山ごはん作りにチャレンジ！

今回は佐智さんが発案した山ごはん「きのこと鮭のトマクリリゾット」をみんなで作って食べることに！コンビニで売っている鮭おにぎりやトマトポタージュなど、簡単に準備できるものを使用しているので、山で作るのにぴったりです。

トマトポタージュと牛乳（豆乳）で、ほっこりおいしい山ごはんの完成です◎寒い季節にちょうどいいレシピで、冷えてきた夜の体に染み渡りました。

2日目：秋の金峰山ハイキングを楽しむ

２日目は金峰山ハイキング。朝6時半に山頂を目指して出発！地図の読み方を佐智さんに教わったり、今年登った山の話をしたりしながらハイキングを楽しみました。

歩いている途中で、大きな岩を発見！実際にクライムオンのイベントで使われた岩で、子どもでもチャレンジできるそう。

透き通るほど美しい川や少し赤や黄色に色づいた森の姿を堪能。朝の空気は澄んでいて、風景を楽しみながら歩きます。

登山中に体の負担を軽減するためのストレッチを実践。休憩中に腰を下げてググ〜ッと腕を伸ばすのが、とても気持ちよかったです！

みんなで持っている山道具を紹介しあっているようすも。イベントでみんながどんなものを使っているのか見せあって情報交換するのも楽しみのひとつ。使っているところを見ると、ついつい自分も欲しくなっちゃいます。

登山道に入ると、道幅がグッと狭くなりました。徐々に紅葉していく木々を眺めながら進んでいくと、山頂まであと少し！

金峰山山頂へ到着！

山小屋で小休憩を取ったあと、ゴツゴツとした岩場を抜け、無事に山頂に到着！

この日の山頂は大にぎわいで、山脈まで眺望できるほどに美しい南アルプスや富士山を眺めていました。

山頂での撮影タイム、参加者同士で仲良く写真を撮り合う姿も。いっしょに登頂した仲間との達成感や、広々とした風景を満喫しました！

金峰山小屋にてランチタイム

山頂から岩場を下り、金峰山小屋へ。

ここでは軽食メニューでおすすめのパンケーキを紹介。外はサクッとした食感で、なかはふわふわのパンケーキは、登山で疲れた身体に染み渡る！セットメニューにあるココア（大きなマシュマロ付き）は、甘党さんにぴったりなドリンクで、ふわふわのマシュマロがとてもおいしかったです！

ぜひ金峰山を訪れた方は、金峰山小屋の軽食もチェックしてみてくださいね。

2日目：もりだくさんであっという間の２日間

下山時には、トレッキングポールの使い方や、膝に負担のかからない足の置き場についてなど、疲れにくい下山のコツも教えてもらいました。

テントの撤収を終え、無事にイベントが終了！テント泊の知識や山ごはん、山歩きのポイント、雲ひとつない山の景色など、盛りだくさんのイベントで、とても充実した２日間をすごすことができました。

ご参加いただいたみなさん、山の知識やガイドをしてくださった渡辺佐智さん、テントレンタルにご協力いただいたザ・ノース・フェイスのみなさん、ともにイベントをつくっていただきありがとうございました！

ランドネ編集部では、これからもMt.ランドネ会員さんや読者の方に向けたイベントを準備中です。今回はご参加いただけなかった方も、ぜひ次回のイベントでお会いできることを楽しみにしています。イベントをきっかけに、山登りやキャンプの楽しみの幅を広げてみませんか？