年末の大掃除(シジュウカラの巣箱)│親子でアウトドア
山﨑理恵
- 2022年12月31日
家の大掃除のほかにシジュウカラの巣をお掃除しました。
とっても高機能な巣
瑞穂町平地林整備活動のリーダー、長谷部さんが「森に小鳥が来てくれたらいいな」と言い始め、昨年、2つの巣箱を取り付けました。
巣箱の穴のサイズからして、シジュウカラが住みつくだろうな~と思っていたそうです。予想どおり、とあるシジュウカラのつがいが住み、子どもを育てて旅立っていきました。
中にあった巣を出してみると、ツルのような、細くて硬い糸のような植物で構造を作り、コケを使って巣のカタチを作り、布団の綿で断熱(保温)する仕組みになっていました。
親指ほどの頭を使って、こんなに高性能な巣を作り出しているなんて!
コケはおそらく、この森の木々に生えているものです。
来年もここにシジュウカラの夫婦が住み、やがて卵を産んで、ヒナが巣立つまで育てます。今回とはまた別な素材を使って巣を作るかもしれません。そこに住んだシジュウカラが自然のなかから自分たちに合った素材を選び、運んできて、自分たちに合ったカタチの巣を作るはずだからです。
昨年と同じ木に取り付けます。
家に帰ってコケを顕微鏡で見てみました。
朝から森の中で過ごして、帰宅後も違う視点から森のことを知ることができて、とても実りある一日でした。
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