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3/25 大阪にて野外ライブを開催!|Keishi Tanakaと村松拓が考える、山と音楽のさらなる楽しみ方とは

宇宙的感覚を研ぎすます「山と音楽のさらなる楽しみ方」をテーマに、さまざまなミュージシャンにインタビューしていくシリーズ。音楽フェスをはじめ、アウトドアフィールドで聴きたい音楽を紹介する。

3/25 大阪・服部緑地音楽堂にて野外ライブ
『NEW KICKS GREENSPIA 2023』を開催!

お互いに楽曲を提供し合ったり、ふたりでキャンプへ出かけたり、公私ともに仲のいいKeishi Tanakaと村松拓。そんなふたりが3月25日に大阪・服部緑地音楽堂にて野外ライブ『NEW KICKS GREENSPIA 2023』を行なう。

——おふたりはとても仲がいいそうですね。

ケイシ:普通に遊んだり、音楽をいっしょに作ったりしてるだけなんですけどね(笑)。

村松:うん、とくに意識したことはないんですよね。だんだん仲良くなっていって。

——お互いに曲も提供し合って。

村松:とあるライブでセッションをしてる最中に、俺がポロッと「ケイシに曲作りたくなった」って言ったのをケイシが聞き逃さなくて。その日の帰り道に「さっき、『曲作りたくなった』って言ってたよね?」みたいな(笑)。それで「本当に作ろっかな」「じゃあ、俺も作るわ」って。

——お互いの曲を書くというのはどういう感覚ですか?

村松:ミュージシャンとして、バンドマンとして、作曲家として、ボーカリストとしてって自分とケイシはおなじ側面をたくさん持っているんですけど、自分のなかからは湧いてこないようなものをケイシはもっていて、しかも僕からすると難しいなと思ったことも、ケイシとしてはわりと何も考えないでつくってるんですよね。なので、曲自体もそうですし、曲をつくるにあたっての一連の流れまで含めて全てが新しい経験で、めちゃめちゃ成長させてもらいましたね。

ケイシ:それはうれしいっすね。

村松:もちろん、それはお互いにだけどね。

ケイシ:僕のひとつ前のアルバム『AVENUE』でKAN SANOが曲を書いてくれたんですけど、そのときは自分で歌詞を書いたんですよ。それでも自分のなかではけっこうな挑戦だったのに、今回はさらに一段階上がって歌詞まですべて人に任せてる。やっぱり、歌詞にも曲にも自分じゃない要素がないと挑戦する意味はあまりないし、かといって、自分から離れすぎてて、上辺でしか「いいね~」って感想を言えないものになっても意味がない。でも、(村松の場合は)そうならないだろうなって自分でもわかってたんですよね。実際、大丈夫だったし。だからお互い、曲や歌詞で直し合ってるところはないし、最初の形から変わってないんですよ。

——それはすごい! そこから今度はついに2マンライブを行なうことになりました。3月25日に行なわれる野外ライブでの共演はどういう経緯で決まったんですか?

ケイシ:僕が主催しているイベントを野外でやることが決まって、内容について考えているうちに村松拓初のバンドセットへの興味が止まらなくなっちゃって。でも、まだどんな音になるのかわからないんですよ。

村松:だいぶまとまってきていますね。最初、バンドセットをやるにあたって誘いたかったメンバーの予定が合わなかったんですけど、「それでもバンドセットで出てほしい」ってケイシに言われて。ちょっと乱暴だけど、ケツを引っぱたいてくれてるように感じましたね。

——どんなライブにしますか?

ケイシ:僕は、本当ならすでに終わっているはずだったリリースツアーの振替公演が3月29日にあるので、それを直前に控えた、いい状態でライブができると思ってます。

村松:俺はまだリハにも入れていないですけど、最大限にすてきな日にしたいので、しっかり準備していきます。

ケイシ:せっかくの野外だし、僕はアウトドア関係にも関わりがあるので、自分たちの音楽とうまくつなげたいですね。オープン後とかライブの合間に買いものしたり、おいしいビールを飲んだり、そういうことも含めていい日になればいいなと。

——ところで、おふたりはいっしょにキャンプにも行くそうですね。

村松:半年に一回ぐらい、酒を飲みたいからキャンプに行くみたいな感じですね。

ケイシ:それぐらい気軽に行ってます。「だんだん暖かくなってきたし」みたいな。

——ふたりだとどんなふうにすごしているんですか。

村松:ソロキャンプっぽい感じですね。それぞれテントを立てて、その前で酒を飲みながらキャンプの話をしたり、たまに音楽の話をしたり。

ケイシ:30分ぐらい会話がないなんていうこともあります。ごはんも自分が食べたいものを自分で作るっていう距離感。僕的にはこれがいちばんしっくりくるスタイルかもしれない。

村松:俺も同じです。家族に近いぐらいの感覚で力を抜けるっていうのはある気がする。それって簡単なようでいてけっこう難しい。

——では、最近手に入れたお気に入りのギアは?

ケイシ:ひとり用のコーヒードリッパーがよかった。フィルターがいらなくて、洗って使う小さいものなんですけど、山にももっていってます。まだ一、二回ぐらいしか使ってないけど。

村松:俺は一年前ぐらいにケイシといっしょにキャンプに行った帰りにノルディスクのショップで買ったテント。

ケイシ:テントって安いものじゃないじゃないけど、キャンプの帰りに買ったっていう思い出もついてくるのがいいですよね。

◎アウトドアで聴きたい1枚

モリー・ドレイク/『ザ・タイズ・ マグニフィセンス』

ニック・ドレイクのお母さんの作品です。彼女は元々ミュージシャンではなくて、これは自宅のピアノで一発録りした音なんですよ。これまでサブスクにはなかったんですけど、2018年に解禁されました。新幹線で寝たいときとか、眠れない夜によく聴きますね。基本的にキャンプで音楽は流さないけど、流すとしたらこれぐらいのものがいいかな。これは拓ちゃんにも聴いてほしいですね(ケイシ)。これはいいね。焚き火を見ながら聴きたいな(村松)。

Profile

Keishi Tanaka

1982年生まれ、北海道広尾郡出身。riddim saunter 解散後、2012年からシンガーソングライターとして活動を開始。1月発表のアルバム『Chase After』の収録曲「青のサーカス」は村松拓作詞作曲。

https://keishitanaka.com

村松拓

1982年生まれ、千葉県八千代市出身。バンドNothing’s Carved In StoneとABSTRACT MASHのフロントマン。昨年発表した初ソロEP「遠くまで行こう」収録の「ラブレター」はKeishi Tanaka 作詞作曲。

https://muramatsutaku.jp/

Information

NEW KICKS GREENSPIA 2023 /3.25

会場:大阪 服部緑地野外音楽堂
OPEN 15:30 START 16:15
TICKET ¥5,200
KIDS TICKET(小学生)¥1,500
自由席・入場時にドリンク代金別途(¥600)

https://lp.p.pia.jp/article/news/260791/index.html?detail=true

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PROFILE

ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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