登山用ウエストポーチの使い方・付け方とは?おすすめ商品も紹介
FUNQスタッフ
- 2023年03月29日
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「登山ではウエストポーチが便利らしいけど、どうやって選べば良いか分からない」
「リュックを背負ったうえで、ウエストポーチはどのようにして使うの?」
「登山で使えるおすすめのウエストポーチを知りたい」
そんな悩みにお答えしていきます。
最近人気のアクティビティである登山。山では初心者ハイカーからベテランハイカーまで、色々な人が登山を楽しんでいます。しかし、多くのハイカーが共通して抱えているのが、バッグの選び方や持ち運び方の問題。そこで、登山でのそんな問題を解決してくれるアイテム「ウエストポーチ」についてご紹介します。
この記事では、以下の内容を解説していきます。
- 自分に合ったウエストポーチの探し方
- ウエストポーチの使い方
- ウエストポーチのメリットとデメリット
- おすすめウエストポーチの紹介
新しく道具を揃えて登山を始めたいと思っている初心者ハイカーさんはもちろん、すでに道具を持っている人も、改めて道具について考えるきっかけとなる内容となっています。
ぜひ、この記事を参考にお気に入りのアイテムを見つけ、快適で楽しい登山にしてください。
登山のサブバックにはウエストポーチが便利
登山に持っていくバックといえば、約30〜50Lの登山バッグを想像する人が多いでしょう。実際、登山用品のレンタルをしても大きな登山バックだけが入っていることがほとんどです。
しかし、登山バックでは荷物の出し入れがしにくい点や、その都度立ち止まらなければいけない点、小物の収納性が低い点などの難点も。携帯や財布、車の鍵や地図など、すぐに出して使いたいものをリュックから出そうと思うとかなり大変ですよね。
そこで、登山においてはウエストポーチをサブバックとして持っていくことをおすすめします。
なぜならウエストポーチが一つあるだけで、登山バックが一つだけのときに比べ、荷物の出し入れがとても便利で快適にできるようになるからです。
ぜひ、ウエストポーチをサブバックとして活用し、快適な登山を楽しみましょう。
まずは自分に合ったウエストポーチを探そう
それでは、どんなウエストポーチを選べば良いのか、自分に合ったウエストポーチの探し方を解説します。ご自身のスタイルや持ち物を想像し、「自分なりのスタイル」を見つけてくださいね。
取り出しやすさ
ウエストポーチの魅力はやはり、「荷物の取り出しやすさ」でしょう。
ウエストポーチがあれば立ち止まってリュックを下ろすことなく、いつでも素早く使いたいものを出し入れすることができるのでとても便利です。
荷物が取り出しやすいウエストポーチを選ぶポイントは「開口部の広さ」です。実際にウエストポーチを手にして、どれくらいファスナーが開き、どの程度荷物が出し入れできるかを確かめられるとベスト。
また、ウエストポーチ内にポケットがいくつかあれば、アイテムが小分けできてスムーズな出し入れにつながります。
持ち物に合った容量
ウエストポーチの容量は1.5L以下~5Lまでと様々です。ウエストポーチ選びの際には、持ち物に合った容量とサイズのものを選びましょう。
以下の例を参考に、登山中に入れておきたいものやすぐに出し入れしたいものを具体的に想像し、必要な容量をシミュレーションしてウエストポーチを選んでくださいね。
- 1.5L以下…スマートフォンや地図、財布など必要最低限のものだけ入れる
- 1.5〜3L…スマートフォンや地図などに加え、小さなタオルや行動食、グローブなどを入れる
- 3〜4L…上記のものに加え、デジカメやカメラなどを入れる
- 4〜5L…リュックを下ろすのが面倒で、登山中に出したいものを全て入れる
ナイロン素材がおすすめ
ウエストポーチに使われている素材は様々ですが、「ナイロン素材」がおすすめ。
なぜならナイロン素材は軽くて丈夫であり、防水性能が高く、さらに耐久性にも優れているからです。
実際にジャージやウインドブレーカー、テントやタープなど多くのアウトドアアイテムでもナイロン素材が採用されています。
急な雨でも荷物が濡れることを防ぎ、岩や小枝などに擦れても問題なく使えるナイロン素材を選べば間違いありません。
以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
ウエストポーチの使い方・付け方
それでは、登山において快適にウエストポーチを使う方法を解説します。方法は「斜めがけ」と「ウエスト」で使用する方法の2種類です。
斜めがけ
ウエストポーチを肩からかけて使う方法です。ウエストポーチを斜めにかけて身体の前面で持つことで、サコッシュのようにブラブラせずに使うことができます。
荷物を取り出すときにも、前面のウエストポーチを開けるだけで良いのでスムーズな荷物の出し入れが可能です。
ウエスト
ウエストポーチ本来の位置であるウエストにつけて使用する方法です。ウエストにつけた場合、斜めがけしたときよりもさらに自然に手首や目線を動かすことで荷物を出し入れすることができます。
斜めがけだとバランスが悪く、肩が凝ってしまう人にもおすすめの付け方だといえますね。
登山用ウエストポーチのメリット・デメリット
次に、登山においてウエストポーチを使用するメリットとデメリットをそれぞれ解説します。今までウエストポーチを使っていなかった人、新しくウエストポーチを購入しようと思っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
登山用ウエストポーチのメリット
■身体へのフィット感が抜群
ウエストポーチは身体へのフィット感が抜群です。サコッシュのようにブラブラすることなく、身体にフィットするので邪魔にならず、歩くことに集中できます。
斜めがけ、ウエストどちらで使用しても、しっかりと身体にフィットしてくれるのはウエストポーチならではのメリットといえるでしょう。
■細かい荷物が整理しやすい
細かい荷物を整理しやすいこともメリットの一つです。ウエストポーチは小さいポケットや仕切りが多く、荷物を整理するためのスペースがたっぷりと確保されています。
財布やスマートフォン、鍵、ハンカチ、地図など、さっと取り出したい小さなアイテムを入れるのにウエストポーチは最適です。
■コーディネートのアクセントになる
コーディネートのアクセントになることも忘れてはいけません。多くのアウトドアブランドが手がけるウエストポーチは、様々な素材やデザインがあり、色や柄、形状も多様です。そのため、ファッションアイテムの一つとして取り入れることで、コーディネートのポイントやアクセントにすることもできます。
自分のファッションスタイルに合わせたウエストポーチを取り入れることで、コーディネートの個性を出して楽しむことができるのも嬉しいですね。
登山用ウエストポーチのデメリット
■ザックのウエストベルトと干渉する
ウエストポーチを使用する際、ザックのウエストベルトと干渉することがあるので注意が必要です。登山で使う多くのザックには、ザックを安定させるため腰に巻くベルトがついています。ウエストポーチを使用する際、ザックの腰巻きベルトとウエストポーチのベルトが干渉してしまうことがあります。
これによって、ザックのベルトが緩んでしまったり、ザックとウエストポーチがずれてしまったりすることがあります。
ザックとウエストポーチを同時に使う場合には、ザックのベルトと干渉しないようにウエストポーチの位置や角度を微調整することが必要です。
■足元が見えづらくなることがある
また、ウエストポーチを使うことで、足元が見えづらくなることがあるので注意しましょう。というのも、ウエストポーチをウエストに巻いて装着した場合、足元を覆って見えづらくなってしまうのです。
山道を歩く際、足元を見ることができないのは歩行時の安全面にも大きな影響を与えます。登山の最中は周囲の安全を常に確認し、十分注意して歩行するようにしましょう。
人気でおすすめなウエストポーチ
それでは実際に、登山に最適な人気のアイテムを紹介します。様々な機能を持ちながら、普段使いにも最適なアイテムを厳選しました。ぜひお気に入りアイテムを見つけてください。
patagonia(パタゴニア) ブラックホール・ウエスト・パック 5L
通気性に優れたメッシュ製の腰のパネルを搭載した容量5Lのウエストポーチ。内側にメッシュポケットとフロントにジッパー式ポケットを備え、高い実用性が魅力です。
ウォーターボトルに対応する伸縮性ポケットが採用されており、幅広い使い方ができるアイテムといえます。
- メーカー参考価格:8,800円
- 素材:ナイロン
- 重量:320g
- サイズ:16x42x11cm(高さx幅x奥行)
- 容量:5L
Columbia(コロンビア) キャッスルロック ヒップバッグ
ウエストバックにもショルダーバックにもなる2way仕様。容量は3Lながらもしっかりとマチがあり、口が大きく開くため、荷物の出し入れがしやすい形状で使い勝手の良いアイテムです。
本体内部にメッシュポケットとキーホルダーループ付きなので、貴重品の管理も安全に行うことができますね。
- メーカー参考価格:3,960円
- 素材:ナイロン
- 重量:240g
- サイズ:14x23x12cm(高さx幅x奥行)
- 容量:3L
F/CE.(エフシーイー) XPAC B.D WAIST M / エフシーイー ボディバッグ
高い防水性能が魅力的な容量5Lのアイテム。ポリエステルの接着層が水の侵入を防ぐため、生地自体の防水性も保たれています。
また、優れた引裂き強度を持ちながらも、カジュアルシーンでも使用できるオシャレなウエストポーチです。
- メーカー参考価格:9,900円
- 素材:リップストップナイロン
- 重量:200g
- サイズ:16x40x8cm(高さx幅x奥行)
- 容量:5L
Coleman(コールマン) エスリアウエストバッグ
様々にシリーズ展開されている中、この「エスリアシリーズ」は素材にこだわり、機能性を追求したハイエンドモデル。小型ながらポケットも多く収納力抜群のアイテムです。
強撥水加工が施された生地は、突然の雨に降られても心配することなく使うことができます。
- メーカー参考価格:5,500円
- 素材:ナイロン
- 重量:315g
- サイズ:19x28x13cm(高さx幅x奥行)
- 容量:5L
GREGORY(グレゴリー) テールランナーV2
軽量でスリムなシルエットのウエストパック。長年のベストセラーアイテムである「テールランナーシリーズ」は、時代やライフスタイルの変化に合わせてアップデートされてきました。
内部には貴重品用のメッシュジッパーポケットとフロント側のオープンポケットがあるので機能的に収納できますよ。
- メーカー参考価格:7,700円
- 素材:ナイロン
- 重量:200g
- サイズ:12.5x39x8cm(高さx幅x奥行)
- 容量:2.5L
まだまだある!おすすめウエストポーチ
ここまで厳選したおすすめウエストポーチを紹介してきました。ですが同じブランドでも、違うタイプ・容量や仕様のモデルがあり、他のブランドの魅力的なアイテムもまだまだたくさん。
おすすめ商品をもっと見たいという方はぜひ、こちらの記事も見てみてくださいね。
サブバックにはサコッシュもおすすめ!
ここまでウエストポーチの魅力をお伝えしてきましたが、荷物にスムーズにアクセスするという点では「サコッシュ」もおすすめです。
- 体にフィットさせれば、登山でも便利
- 山コーデのアクセントや普段使いにも最適
以下の記事では、登山におすすめのサコッシュを紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ウエストポーチをつけて登山を楽しもう
ここまでウエストポーチの選び方と使い方、メリットやデメリットを解説してきました。
- ウエストポーチは「ナイロン素材」がおすすめ
- 使い方に合った容量のものを選ぶ
- 歩き方や他の荷物にあわせて「斜めがけ」と「ウエスト」を使い分ける
ウエストポーチが一つあるだけで登山は一気に楽しく、そして快適なものになります。
ぜひお気に入りのアイテムを身につけて、あなただけの登山の時間をより良いものにしてくださいね。
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