【2023年】おすすめメスティン11選!選び方のポイントや簡単レシピも
FUNQスタッフ
- 2023年03月29日
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メスティンは、キャンプや登山を楽しむ方にとても人気のアイテム。アウトドアの専門ブランドはもちろん、さまざまなメーカーが商品を展開しています。
しかし、メスティンは種類が多いので、購入を検討する方は「どのメスティンがおすすめなの?」と、迷うことでしょう。
当記事はそんな疑問を解決するために、以下の内容をメインに解説します。
- メスティンがおすすめの理由
- メスティンの選び方
- おすすめメスティン11選
メスティンを上手に使えば、あなたのアウトドアはより充実したものに。当記事は、メスティンの購入や活用に役立つ情報を紹介していますので、ぜひ最後までお読みください!
メスティンとは?飯盒とはなにが違うの?
アウトドア初心者の中には、メスティンをよく知らない人もいますよね。そんな方は、メスティンの基本をまずは確認しましょう。
メスティンってなに?
メスティンは、キャンプや登山で使われるアウトドア調理器具です。熱伝導率の高いアルミ製がメインで、調理に役立つため、人気の高いアイテムです。
また気軽にアウトドア料理の雰囲気が楽しめるので、登山やキャンプ以外に、普段の料理やお弁当箱としても活躍します。
飯盒との違いは?
そもそもメスティンは、日本語の「飯盒(はんごう)」にあたるので、言葉の意味は同じです。しかし、多くの人がアウトドア用品の話をするとき、メスティンと飯盒を区別します。それはメスティンが、飯盒の一種として「独自の立場を確立した」からでしょう。
メスティンと飯盒は、主に用途・形状・加熱方法で異なっています。具体的な特徴の違いは、以下のとおりです。
【メスティンの特徴】
- 用途:多様な調理に対応する万能型調理器具
- 形状:ハンドルがついた直方体
- 加熱方法:主にガスバーナーや固形燃料を使用
【飯盒の特徴】
- 用途:主な用途は炊飯・煮物
- 形状:くの字型や円形
- 加熱方法:主に炭や薪を使った直火
いわゆる飯盒のほうが、メスティンより平均的に大きいので、複数人のお米を炊くのに適しています。ソロから2〜3人の小規模なキャンプなら、メスティンがおすすめです。
メスティンがおすすめの理由!調理の幅がグンと広がる
メスティンが1つあれば、さまざまなアウトドア料理に挑戦できます。ここでは、メスティンが対応している主な5つの調理方法を紹介します。
- 炊く
- 焼く
- 茹でる
- 煮る
- 燻す
また以下の記事では、メスティンを使用した具体的な調理方法を紹介しています。アウトドア料理の幅をグンと広げたい方は、ぜひご覧ください!
炊く
メスティンの最もオーソドックスな使用方法は、ご飯を炊くことです。ほとんどのモデルは材質がアルミなので、熱が全体から伝わり、おいしくお米が炊けます。
また、ハンドルがついているので、調理後には器としても使用可能。手軽にいろいろな味が楽しめる炊き込みご飯がおすすめです。
メスティンを使った飯盒炊飯の詳しい方法は、以下の記事をぜひ参考にしてください。「ほったらかし」でも、ご飯がおいしく炊ける秘訣は要チェックですよ!
焼く
メスティンは、肉を焼いたり炒めたり、フライパンの代わりにもなります。ただし、食材を動かさないと焦げ付きやすいので、油をひいて食材を炒める使い方がベストです。
使用前にしっかりシーズニング処理をしても、焦げ付くことはあります。焦げ付きを気にしたくない人は、テフロン加工やノンスティック加工が施されたメスティンを選びましょう。
【おすすめの炒め料理】
- 肉野菜炒め
- きのこ炒め
- 焼きそば
茹でる
メスティンを使えば、パスタなどの乾麺を茹でることも可能です。茹で汁をスープに使えば、調理の時短にもなります。朝食のおかずに、卵やウインナーをシンプルに茹でるのもありでしょう。
【おすすめの茹で料理】
- パスタ
- うどん
- ラーメン
煮る
メスティンのサイズによっては、具材を煮込んで鍋として利用も可能です。アウトドアを楽しむ家族や仲間とメスティン鍋を囲めば、手軽にアツアツの鍋や煮物が楽しめますよ。
【おすすめの煮込み料理】
- しゃぶしゃぶ
- すき焼き
- 肉じゃが
燻す
メスティンは、なんと燻製にも使用可能。いつもと少し違うスモーキーな食材は、食事やおつまみに最適です。アウトドアで行う燻製は、食事の準備や焚き火をしている時間を活用します。意外とお手軽なので、必要なアイテムをいくつか揃えて、ぜひ試してみてください!
以下の記事では、メスティンを使用した燻製のやり方を紹介しています。おすすめメニューのレシピもあるので、メスティンマスターを目指す方には必見です。
メスティン選びでおすすめの5ポイント
ここでは、メスティンの選び方のポイントを5つ紹介します。メスティンを選ぶための知識を養って、あなたの理想のメスティンを見つけましょう。
- 値段の相場
- 容量
- 表面加工
- 目盛りの有無
- 付属品の有無
値段の相場はどれくらい?
メスティン本体だけの一般的な相場は、1,000〜2,000円くらいです。サイズにもよりますが、多くは3,000円以下で購入できるでしょう。
ただし、中には相場より高いモデルもあります。機能性を高める加工があるモデルは、4,000円以上の価格で取引されるのも普通です。
とにかくメスティンを安く手に入れたいなら、100円均一のお店で購入できます。以下の記事では、ダイソーが展開するメスティンをレビューしています。気になる方は、ぜひチェックしてください!
容量から選ぶ
メスティンを選ぶ際には、容量を考えて選ぶことが大事です。ファミリーキャンプでは、全員分のお米が一度に炊けないと困りますよね。
メスティンの容量は、できれば「人数+1名分」がおすすめです。少し大きなほうが調理もしやすく、人数に合わせた食事が作りやすいでしょう。容量の目安は、以下を参考にしてください。
- スモール:〜500ml・約1合
- レギュラー:700〜800ml・約1.5〜2合
- ラージ:1000ml〜・約3〜4合
スモールがソロ用で、レギュラーだと2〜3人用です。それ以上の大きさはラージサイズで、ファミリーキャンプに最適です。食事を楽しむ人数や料理に合わせて、複数のメスティンを使い分ける方もいます。あなたの想定に合わせて、容量を選びましょう。
表面加工がされているか
メスティンは、表面加工が施してあるモデルもおすすめ。なぜなら、表面加工があれば、食材の焦げ付きが抑えられ、汚れを楽に洗い落とせるからです。主な表面加工には、次のものがあります。
- アルマイト加工:表面に皮膜を施し、防錆性・耐久性を高める
- フッ素加工:表面をコーティングし、撥水性・防汚性を高める
- ノンスティック加工:表面をコーティングし、防汚性・耐久性を高める
加工を施してあるメスティンは、使用前の手入れが不要なので、購入後にすぐ使えるのもメリットです。ただし相場より価格は上がるので、予算とのバランスを考えて購入を検討してください。
目盛りが付いているか
メスティンの内部に目盛りがあると、調理や炊飯に便利です。目盛りがあれば、シェラカップで計量する必要もありませんし、荷物も減らせます。
特に、お米を炊く場合は水分量がとても重要。たくさん水を入れすぎると、ご飯がベチャベチャになりますし、少なすぎても固くなります。慣れれば目分量で問題ありませんが、初心者には、目盛り付きのメスティンがおすすめです。
入門に最適のセット売りも
メスティン初心者には、必要なものや便利アイテムが初めから揃っている入門セットもおすすめです。セットで購入すれば、買い間違えの心配もありません。必要なものが付属しており、統一感のあるセットはとてもお得です。
メスティンは人気アイテムがゆえに、追加アクセサリーや関連グッズも豊富です。他のアイテムと組み合わせれば、使い方に幅が出て、さらにメスティンに愛着がわきますよ。
メスティンのお手入れはどうやる?
ここからは、気になるメスティンのお手入れ方法について解説します。調理に万能なメスティンも消耗品です。しっかりお手入れをして、少しでも長持ちさせましょう。
シーズニング
メスティンを購入したら、ぜひシーズニングをしてください。はじめにシーズニングをすることで、食材が焦げ付きにくくなります。
また、シーズニングをしないと、工場出荷時についた金属のニオイが、食事に移ることも…。お食事を心から楽しむために、ぜひ一手間かけてシーズニングに挑戦しましょう。
シーズニングの方法は、以下の記事で説明しているので、ぜひ参考にしてください!
バリ取り
メスティンを使用する前に、必ず「バリ取り」を行いましょう。バリとは、アルミを加工する際に、微妙に残る小さなトゲのことです。バリが残ったままだと、指や口を傷つける可能性があります。
「紙やすり」などで研磨することで、バリは簡単に取れます。表面が滑らかになるまで、しっかり擦ってください。安全・安心にメスティンを利用したい人は、使用前に「バリ取り」を行うことを強くおすすめします。
ただし、処理が済んだ製品や、表面に加工を施した製品は、擦ると傷つきます。「バリ取り」の要不要は、事前にチェックしてください。
焦げとり
メスティンはシーズニングをしていても、熱伝導率が非常によいため、焦げ付きやすくなっています。焦げ付きができたら、お酢を使って「焦げとり」をしましょう。手順は、以下のとおりです。
- ① 焦げ全体が浸かる量の水を入れる
- ② 大さじ2〜3杯のお酢を水に混ぜる
- ③ 20分ほど加熱する
- ④ 割りばしで焦げをこする
金属のヘラでこすると、メスティンに傷がつくので、木や竹の「はし」がおすすめです。頑固な焦げ付きは、完全に取りきれない場合もあるので、普段から気をつけて使用しましょう。定期的なシーズニングも忘れずに!
おすすめのメスティン11選!
ここからは、おすすめのメスティン11選をご紹介!定番から最新版まで、さまざまなアイテムを見て、お気に入りのアイテムを見つけてください。
trangia(トランギア) メスティン TR-210
最もベーシックなメスティンの元祖です。非常に薄いアルミで作られているので、持ち運びやすさも抜群で、熱伝導率が高くなっています。3つのサイズ展開があるので、一緒にアウトドアに出かける人の数に合わせて、アイテムを選ぶことが可能。
- メーカー参考価格:2,200円
- 容量:750ml
- 表面加工:なし
- 目盛り:なし
- バリ取り:必要
- シーズニング:必要
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) アルミ角型クッカー
フタではなく本体側面に沿って折りたためるハンドルは、安定した使い心地を実現。内面には、分量を計るのに便利な目盛りもあります。容量が大きいので、ファミリーキャンプで使用するのもアリ、ソロなら調理用の鍋に使うのもアリです。
- メーカー参考価格:3,080円
- 容量:1,000ml
- 表面加工:アルマイト加工
- 目盛り:あり
- バリ取り:不要
- シーズニング:不要
LOGOS(ロゴス) メスキット
アウトドア専門ブランドの少しリッチなメスティンです。傷つきにくく耐久性の高いハードアルマイト加工を施し、直火での調理にも対応します。フタの取っ手がリングタイプで、ハンドルを取り外して洗えるのも、このアイテムの特徴です。
- メーカー参考価格:3,480円
- 容量:1,000ml
- 表面加工:ハードアルマイト加工
- 目盛り:なし
- バリ取り:不要
- シーズニング:不要
Esbit(エスビット) 1100ml クックセット
ポケットストーブで有名な、エスビットのメスティン。防風性をそなえたストーブがセットになっているアイテムです。フタがポットの縁に掛けられるので、テーブルが広く使えます。収納性も高く、メッシュバッグが付属するのも、うれしいポイント。
- メーカー参考価格:8,140円
- 容量:1,100ml
- 表面加工:アルマイト加工
- 目盛り:あり
- バリ取り:不要
- シーズニング:不要
8A GARAGE(ヤエイガレージ) スリップメスティン(Rサイズ)
「焦げ付きやすさ」を減らす加工により、撥水・撥油効果を高めた、高性能なメスティン。水場が遠くても、ウェットティッシュでサッと拭けば、きれいに使えます。デザインされた目盛りがあり、スマートな見た目も魅力です。
- メーカー参考価格:5,060円
- 容量:800ml
- 表面加工:アルマイト加工・特殊スリップ加工
- 目盛り:あり
- バリ取り:不要
- シーズニング:不要
Skater(スケーター)アルミメスティン 850ml LIVE IN NATURE AFTM8-A
軽くて持ち運びやすいうえ、十分丈夫で熱伝導性にも優れたメスティンです。食材の押しつぶれを防ぐ、独自形状のフタが特徴です。大きめで握りやすいハンドルは折りたたみも可能で、コンパクトに収納できます。
- メーカー参考価格:2,800円
- 容量:850ml
- 表面加工:アルマイト加工
- 目盛り:なし
- バリ取り:不要
- シーズニング:不要
FIRE BANK(ファイアバンク) メスティン
一般的なアイテムと比べて、分厚いアルミ板を採用した「タフな仕様」のメスティンです。極厚仕様のため、熱による変形を気にせず、直火でもバンバン使用可能。ハンドルカバーにも、耐熱チューブを使用しています。無骨なキャンプをしたい人におすすめです。
- メーカー参考価格:6,500円
- 容量:750ml
- 表面加工:なし
- 目盛り:なし
- バリ取り:必要
- シーズニング:必要
FIELDOOR(フィールドア) メスティン アルミクッカー コーティングタイプ ノーマルサイズ
ノンスティック加工により、表面がコーティングされているタイプのメスティンです。焦げ付きにくく、とても洗いやすいのが魅力。カラーは、落ち着いたブラックになっています。ラージサイズもあり、4合炊きまで対応可能です。
- 容量:2合炊きサイズ
- 表面加工:ノンスティック加工
- 目盛り:なし
- バリ取り:不要
- シーズニング:不要
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) ランチメスティン
表面にはテフロン加工が施されているので、焦げ付きにくく、洗いやすいメスティンです。 また、ハンドルは、側面に折りたためるタイプで安定性も抜群。メッシュ生地の収納袋が付属しており、軽くて持ち運びやすいアイテムです。
- メーカー参考価格:7,040円
- 容量:1,690ml
- 表面加工:テフロン加工
- 目盛り:なし
- バリ取り:不要
- シーズニング:不要
IMCO(イムコ) マーブルブラックメスティンセット
他に類を見ないマーブル加工のメスティンは、焦げ付きにくさ、汚れの落としやすさが抜群です。本革のハンドルカバー、着脱式のフタのつまみ、しゃもじなどがセットになっているので非常にお得。フタが開閉しやすく、ストレスフリーな使用感です。
- 容量:900ml
- 表面加工:マーブルコート加工
- 目盛り:なし
- バリ取り:不要
- シーズニング:不
メスティンと一緒に使おう!おすすめアイテムご紹介
メスティンで調理の幅は広がりますが、より安全に、より快適にしてくれる便利アイテムも。ここでは、メスティンと併用がおすすめの3アイテムをご紹介します。
バーナーパッド
メスティンを使うなら、バーナーパットを一緒に使うのもおすすめです。バーナーパッドはメスティンとバーナーの間に挟んで、集中してしまうバーナーの火力を全体へと広げてくれます。焦げ付きの防止やムラのない仕上がりに役立ちます。
ハンドルカバー
メスティンは形がどれも似ているので、どうしても他の人のアイテムと似がち…。しかしハンドルカバーがあれば、いつものメスティンがおしゃれに変身!またハンドルカバーがあれば火傷防止にもなり、より安全にメスティンが使えるでしょう。
ポケットストーブ
メスティンを気軽に使用したい人におすすめのアイテムです。使わないときは、メスティンの中に入るので、コンパクトに収納できます。また、固形燃料は、サイズや個数で加熱時間を調整できるので、ほったらかしの調理にも向いています。
メスティンでアウトドアの食生活はこんなに豊かに
最後に、当記事で解説した内容をまとめます。これからメスティンを購入する方は、ぜひチェックしてください。
- メスティンは、多様な調理に使える
- メスティン選びのポイントは5つ
- メスティンは、お手入れも大事
- 他のアイテムとの併用もおすすめ
当記事では「おすすめのメスティン11選」を紹介しました。あなたのお気に入りのメスティンを導入して、アウトドアの食生活を、さらに豊かにしてください!
以下の記事では、メスティンで手軽に作れる山グルメをご紹介。あなたのイメージと胃袋を刺激するメスティン料理を、アウトドアコーディネーターがお届けします。
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- ランドネ
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