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【いつか泊まりたい山小屋#35 八ヶ岳・夏沢鉱泉】水洗トイレ、Free Wi-Fi、カード決済など 快適性を追究した温泉宿

「あの山小屋に泊まってみたい」。そんな憧れが、山へ向かうきっかけになることもあるはず。本連載では、立地や食事、山小屋の主人やスタッフの人柄など、その山小屋ならではの魅力にスポットを当てながら、ランドネ編集部おすすめの山小屋をご紹介。35軒目は、八ヶ岳西麓のシラビソ原生林に囲まれた秘湯の宿、夏沢鉱泉をピックアップ。

リニューアルしてより快適な山小屋にアップデート

▲薪ストーブが中央に設置された食堂。夕食後の消灯時間(21時)まで飲食に自由に使えるスペース。種類豊富な地ビール(5種)や地酒、地ワインなどが揃っていてお酒好きにはたまらない。

八ヶ岳の硫黄岳や天狗岳を目指す登山者のベースとして利用されることの多い夏沢鉱泉は、桜平登山口から片道30分、シラビソの原生林に囲まれた沢沿いに建つ。標高2,060mに位置するこの山小屋の大きな特徴は、国内で5番目の高所にある温泉地であること。最寄の茅野駅から登山口への無料送迎サービス(お迎えとお送り)が宿泊者向けにある。さらに登山口の駐車場から山小屋までも近いことから、この秘湯での入浴を目的に訪れる客も多い。

夏沢鉱泉のコンセプトは「快適、清潔でくつろげる空間」。日本の山小屋で最初に設置された、臭いがしない本水洗方式の水洗トイレがあることは、とくに山小屋に泊まったことがない人にとってうれしいポイント。また水力発電によって充分な電力が供給されるというポテンシャルを活かしFree Wi-Fi、クレジット&電子マネー決済が利用できることも、快適性を高めてくれるサービスだ。

▲男女別の内湯は、2023年4月現在、夏沢鉱泉の宿泊者または硫黄岳山荘グループの山小屋(硫黄岳山荘、根石岳山荘)の宿泊者だけが利用可能。源泉100%を加温した自慢の湯は、体がよく温まり冷めにくく、美肌効果が期待されるメタケイ酸を多く含んでいる。
▲夏沢鉱泉には5.5~10畳の個室が8部屋あり、現在のところ追加料金無しで利用できる。2階にある客室の窓からは、北アルプスの槍ヶ岳や穂高岳、八ヶ岳の北西に広がる霧ヶ峰を一望。
▲個室のなかには、写真のように2段ベッドが設置された部屋も。ベットはすべてセミダブルで、ゆったり寛げる。

地域ならではのグルメやお土産にも注目

▲手作りの夕食。一人用コンロは信州産豚バラ肉入りで、自家製味噌で味を調えた豆乳鍋。コロナ禍前はグループごとに鍋を囲める形式だったが、コロナ禍以降は個食スタイルに。

山小屋泊のお楽しみとして欠かせないグルメが充実しているのも、夏沢鉱泉のいいところだ。夕食は、地元の食材をふんだんに使用した信州産豚バラ豆乳鍋。大豆から手作りした自家製味噌ブレンドを使っているうえ、鍋や副菜に使っている季節の野菜や野沢菜も自家製にこだわっている。軽食として提供されている、山小屋限定のおはぎも人気メニューだ。ふもとの自家焙煎珈琲豆専門店「モリノコーヒー」の豆を使用したコーヒーといっしょに、ぜひいただこう。

ピンバッチや手ぬぐいなど、売店で購入可能な山小屋オリジナルグッズにも力を入れている。ピンバッチはなんと11種類ものバリエーションがあり、どれを選ぶか悩んでしまうはず。

▲売店には、ふもとで人気のクラフトビール「8PEAKS」の5種類がラインナップ。瓶タイプなのでお土産にもよし。
▲山小屋周辺の山と、その山を象徴する高山植物などをモチーフにしたオリジナルピンバッチ。ほか手ぬぐいやTシャツなども人気。

山小屋から目指すおすすめルート【夏沢鉱泉~硫黄岳 片道約2時間10分】

▲夏沢鉱泉から夏沢峠までは、背の高い針葉樹林に囲まれた森の道を登っていく。

登山口から30分でたどりつける夏沢鉱泉を拠点にすれば、翌日に充分な体力を残せるので、目的地の選択肢が広がる。通年営業なので、雪山登山時の拠点としても最適だ。雪山でおすすめの目的地は、標高2,760mの硫黄岳。雪をかぶった樹林帯の道、夏沢峠以降は展望のよい稜線、そしてなだらかな山頂付近には爆裂火口跡。山頂からは大パノラマが広がる。北から南までの八ヶ岳の稜線、北・南・中央アルプスや御岳・浅間山・金峯山などが望める眺望が抜群にすばらしい。夏沢鉱泉から目指せば、片道2時間10分ながらさまざまな景色をギュッと楽しめる。

硫黄岳へは、夏沢峠を経由するルートのほか、赤岩の頭から回り込んで目指すルートもある。とくに雪山シーズンの場合は、確実な行動をとるために登りも下りも夏沢峠経由がおすすめだ。雪が風で飛んで少なくなっていて雪崩の心配は無い。風が強いことが多いのでバラクラバ(目出帽子)とゴーグルは必携だ。下山後、硫黄岳への登頂のご褒美には、夏沢鉱泉の源泉100%の湯が待っている。

▲硫黄岳といえば、山頂にある爆裂火口跡が見どころ。足元に気を付けながら、火山ならではのダイナミックな地形観察を楽しもう。

山小屋ながら、ホテルや旅館にも劣らないサービスが満載の夏沢鉱泉。体力に自信がない人や、山小屋泊が初めての人と八ヶ岳を歩く際にとくにおすすめしたい場所だ。

夏沢鉱泉
https://iodake.jp/natsuzawa/
※HPからメールで予約可能
・標高:2,060m
・営業期間:通年
・宿泊料金(税込):1泊2食14,000円~、素泊まり11,000円~
※冬期は一律+1,000円
・電話番号:0266-73-6673(硫黄岳山荘グループ 予約専用ダイヤル8:00~20:00)
・コロナ禍での確認事項:完全予約制、個室あり、マスクを要持参

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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