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暑い夏に涼しさを求めて歩きたい!手軽な日帰りハイク旅|ランドネ100楽山(甘利山・山梨県)

一歩外を歩けば、額や背中に汗が流れる昨今の夏。クーラーの効いた涼しい部屋で、動画を見たり本を読んだりと、インドアな休日をすごしている方も多いはず(もちろん、そんな一日も楽しいし魅力的!)。けれど、やっぱり山に行きたい!そんな方に、編集部あにやが最近歩いた、夏でも涼しさを感じられる山を紹介します。

片道30分!のんびりと一日をすごせる甘利山

山梨百名山にも選ばれる甘利山は、標高1,731m。気温が標高100mごとに0.65度下がると考えれば、およそ11度は都会よりも涼しい計算(街が35度なら、山の上は24度)。それだけでも目指す目的になるけれど、甘利山は標高1,640mまで車でアクセスすることができ、山頂までの歩行時間はたった30分。避暑地を訪れるくらいの感覚で、山歩きが楽しめるのです(もちろん、登山靴とバックパック、レインウエアなど基本アイテムはお忘れなく!)。

▲登山口には広い駐車場があるほか、土日祝に運行する韮崎駅からの乗合タクシーもあり、アクセスのしやすさも魅力(2023年は実証実験として実施。片道2,000円、要予約)。

ゆっくり、のんびりと植物観察を

▲私が訪れたのは7月下旬。登山口からすぐのところにウツボグサが。

甘利山といえば、山頂付近の斜面を真っ赤な絨毯のように彩るレンゲツツジが有名(開花は6月)。それ以外の時期にも、さまざまな植物が登山口から山頂までのあいだ次々と楽しめるため、じっくりと植物観察をしたり、写真撮影をしたりしたい人にはうれしい山です。

▲登山道横で可憐に咲くヤマオダマキ。
▲季節がゆっくりと秋に向かっているなぁ、と感じさせられるノアザミも。
▲植物好きからの人気が高いサルオガセも、いたるところで発見!

木道に導かれながら、甘利山の山頂まで

レンゲツツジの低木が立ち並ぶ山頂まで斜面を、木道の上を歩きながら進むと、標高1,731mの山頂へ。ふもとの町を見下ろすことのできるほか、天気がよければ雄大な富士山も眺めることができる、絶景の山でもあります。

▲じつは山頂から先にも登山道が続いており、2時間ほど歩くと千頭星山(せんとぼしやま)まで縦走ができるそう。いつか歩いてみたいルートがまたひとつ。

下りは約20分。登山口に戻ってきたときには、長い道のりを歩ききったときとはまた違う、不思議な充実感に満たされる甘利山。夏だけでなく、秋の紅葉も、新緑の頃も、きっと楽しい山だろうなと想像しては、お気に入りを”見つけた感”を得ることもできるはずです!

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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