暑さを忘れる涼しい山旅。ゴンドラとリフトを使って標高2,000mへ|ランドネ100楽山(丸山・長野県)
ランドネ 編集部
- 2023年08月24日
一年のなかでも日が長い夏は、山での行動時間にも余裕をもてるのが魅力です。しかし、昨今の異常な暑さによって「暑すぎて山歩きなんてムリ!」と思う人も少なくないはず。そんな方に、編集部にのみやが手軽に標高約2,000mの涼しい場所へアクセスできる山旅を紹介します。
ゴンドラとリフトでアクセスできる八方尾根・丸山
北アルプスの北側に位置する白馬連峰。その八方尾根上にある小ピークが丸山(2,430m)。八方池までだと少しもの足りない、でも唐松岳まで歩く自信がない……、そんな人におすすめしたい山です。
ふもとの八方駅(770m)からゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方池山荘で降りれば、およそ20分で標高1,830mの場所へアクセスできます。一般的に100m上ると、気温は0.65℃下がるといわれているので、東京が30℃の日でもここは20℃ほど。真夏でも25℃以上になることはほとんどなく、涼しく快適に過ごすことができます。日が暮れるととくに冷え込むので、フリースやダウンの携行など充分な防寒対策もお忘れなく!
神秘の池「八方池」とアルプスの絶景
八方池山荘から八方池までは片道1時間30分ほど。そのルート上には八方尾根名物のケルンがいくつか点在。顔のように見えることから写真を撮りながら歩く人が多いのだそう。
八方池と白馬三山。リフトを降りてからたった1時間30分で出会えるこの絶景!真夏になると氷がとけ、水面に山々が映し出される様もとても美しいです。
池のまわりには休憩できるベンチがいくつかあるので、そこでお昼ごはんやおやつを食べて休憩したり、高山植物を愛でたり。何もせずにただぼんやりしてすごすのもおすすめです。
もう少し歩きたい人は丸山ケルンまで
八方池まででも充分すてきな山旅を満喫できますが、もう少し足をのばしてみたい人は丸山へ。爽快な尾根歩きは、真夏ということを忘れてしまうほど気持ちがいい。標高が2,000m以上あるので、肌の露出を控えたり日焼け止めを塗ったりと、紫外線対策はしっかり行ないましょう。
八方池からさらに1時間30分ほど歩くと、丸山ケルンが目印の丸山(2,430m)に到着。八方池とはまた違った角度の絶景が広がり、右手前方には不帰キレット、天狗岩稜などが、振り返ると白馬の町並みや高妻山などが望めます。ここも最高の休憩スポットなので、ぜひゆっくりすごしてもらいたいです。
私たちを飽きさせることのない絶景がひたすら続く八方尾根。さらにその先へ、その先へと歩きたくなってしまうルートなので、日帰りではもの足りない!という方は、八方池山荘や唐松岳頂上山荘に宿泊して、唐松岳を目指すのもおすすめです。
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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