何度も開発の危機にさらされてきた尾瀬のストーリー
Mountain Trip OZE
- 2024年01月25日
INDEX
訪れる人たちの心を動かす美しい風景の広がる尾瀬は、かつて何度もその自然が壊される危機に直面してきました。そのたびに、多くの人たちが立ち上がり、声を上げ、自然保護活動を続けてきたおかげで、いまある姿が守られているのです。
1.長蔵小屋が歴史を紡ぐ尾瀬の保護活動
尾瀬沼の畔に建つ山小屋・長蔵小屋は、「いつかは泊まってみたい山小屋」として憧れを抱く人の多い山小屋です。その理由は、風情ある佇まいが歴史を感じさせる山小屋の魅力と、それらを取り巻く自然環境を代々にわたり守り続ける、平野家の物語があるからこそ。
2.尾瀬の山小屋がいま悩み抱えている問題
年々、減少傾向が続く尾瀬の入山者数と山小屋の宿泊者数。その背景にある問題のひとつは、登山者と山小屋経営者の高齢化。山小屋の人々が考える打開策とは何か。また、泊らなければわからない尾瀬の魅力を教えていただきました。
3.“尾瀬らしい”風景を作る木道はどう守られ、維持されていく?
尾瀬国立公園のなかには約65kmもの木道が敷かれています。国産のカラマツ材を使う木道の寿命はおよそ10年。登山者の安全と自然環境を守るため、毎シーズンどこかの登山道で木道の架け替え工事が行われています。
4.増加するニホンジカと植物の食害
日本各地の山で、ニホンジカが増えているという話を耳にしたことがあると思います。尾瀬国立公園も例外ではありません。植物の食害をはじめ、自然環境にはどんな影響をもたらすのか。知ることでわかる、尾瀬とニホンジカの関係性について教えてもらいました。
5.気候変動による自然環境の変化
年々増加するクマ目撃情報。池塘に映る「逆さ燧」が見えづらくなっていること。それらの原因のすべてを気候変動に結び付けることは難しいけれど、尾瀬の自然が変化していることはたしかです。自然のつながりのなかで、それぞれの理由を知ると、尾瀬はもっとおもしろくなるはず。
6.トイレを利用して美しい風景を守る
登山者が山を楽しむうえで必ず利用する施設のひとつがトイレ。そして、尾瀬を訪れて感じるのは、トイレがキレイに維持されていること。しかしその背景には、維持管理するためにかかるコストや、協力金の回収率の低さも課題のひとつになっています。
7.尾瀬を守るためにご協力ください
尾瀬を感じるマルチツールを購入いただくと、その一部が尾瀬ガイド協会に寄付され、ぬかるみやガリー浸食などの登山道整備に活用されます。
- BRAND :
- ランドネ
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PROFILE
Mountain Trip OZE
2007年に日光国立公園から分割し、国立公園に指定された尾瀬国立公園。本州最大の高層湿原「尾瀬ヶ原」や標高1,650mにある「尾瀬沼」、日本百名山にも選定される「至仏山(しぶつさん)」「燧ヶ岳(ひうちがたけ)」「会津駒ケ岳」など、何度も訪れたくなる見どころにあふれる場所をご紹介します。
2007年に日光国立公園から分割し、国立公園に指定された尾瀬国立公園。本州最大の高層湿原「尾瀬ヶ原」や標高1,650mにある「尾瀬沼」、日本百名山にも選定される「至仏山(しぶつさん)」「燧ヶ岳(ひうちがたけ)」「会津駒ケ岳」など、何度も訪れたくなる見どころにあふれる場所をご紹介します。