BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

アウトドアショップ「エルク」が案内!山梨百名山の楽しみ方|#11 山頂の好展望と解放感!ハイカーを惹きつける低山

山梨百名山の魅力や楽しみ方を伝える、アウトドアショップ「エルク」の綾井です。

2023年3月から始まった、山梨百名山100座全て登って魅力を伝える「山梨百名山チャレンジ」。富士山を残して2023年を終了したこの取り組みは、現在登った各山の紹介ブログをエルクのホームページ上で随時アップしています。

そしてこちらのランドネWEB連載も、2024年富士山登山を終えるまでいままで登った山梨百名山の中から、みなさんにぜひ登ってほしい”推し山”を紹介させていただきます!

#11で紹介する山は、まだ残雪の多い3月でも登りやすく、東京から電車でもアクセスしやすい大月市の低山です。

扇山~山頂の好展望と解放感!ハイカーを惹きつける低山~

山梨百名山は南アルプスなどの高峰ばかりでなく、中低山のバリエーションが多いのも魅力でしょう。そのなかでもアクセスのよさ、山頂からの展望、ハードすぎないちょうどいいコースタイムなど、中低山ハイキングとして、人気の出る要素を兼ね揃えているのが扇山です。

扇山は、大月の中心地から猿橋方面へ移動すると、となりの百蔵山と合わせて、街からその山体を一望できます。名前にあるように、扇を広げたようなおおらかな山体で、その姿は一度見れば忘れることはないでしょう。

扇山は「vol.5 本社ヶ丸編」でも紹介した、秀麗富岳十二景に選ばれている山になります。

山頂からの富士山を目当てに、春~晩秋まで時期を選ばず多くのハイカーが集まりますが、とくにツツジの花の時期が、登山道が混雑するほど、もっとも人を呼ぶ時期となります。

「山百チャレンジ」でもツツジの時期に行きたかったのですが、スケジュールが合わず、11月の下旬、山は晩秋から冬に移り変わろうとしている時期に登りました。そのときの山の清々しさが忘れられず、改めて今回紹介をさせていただきたいと思います。

登山口から扇山山頂まで

登山口はおもに3つあり、周回することも可能です。私が選択したのは「梨ノ木平バス停」にある登山口で、ここは数台車を停めるスペースがあります。梨ノ木平までは、JR鳥沢駅から歩いて1時間ほどでアクセスできますが、4~7月と、9~11月の土日、祝日には、鳥沢駅から登山口まで登山バスが運行しています。

登山口には案内板やトイレなどが設置されており、道標もあるので、登山口から山頂まで迷いやすい場所はありません。最初は、沢筋の植林地に延びる道を登っていきますが、ここまではよくある低山の風景でしょう。水場ポイントをすぎ、ツツジ群生地への分岐が出てきます。

花期は4月末~5月ということなので、今回はパスしましたが、ツツジ新道を登っていくコースを取らずとも、この分岐からツツジの群生地にすぐアクセスできるようです。

自然林が増えてきて森が明るくなってくると、尾根に合流です。尾根に合流してから山頂までは、コースタイムにして10分。ですが、ここからが風が通りぬける明るい尾根を歩く、気持ちのいい道となるので、急ぐことはないでしょう。

前方に開けて明るい場所が見えてくれば、間もなく山頂に到着です。

山頂からは秀麗富岳十二景に相応しい、富士山の眺望。そして何より、山頂が大きな公園の芝生のように開けていて、とても気持ちのいい場所になっています。天気がよければ、ここでゆっくり昼食やお茶の時間にするのもよし、富士山をじっくり眺めるのもよし。

私たちのように扇ポーズをするのもよしと、とても清々しい場所となっています。

登山口からゆっくり登っても1時間半もかからず、この山頂にたどり着けるのですから、人気が出るのも頷けます。またツツジの時期に再訪してみたいと思いました。

百蔵山への縦走

扇山山頂から、おなじく山梨百名山の百蔵山(ももくらやま)まで縦走することが可能です。私とおなじように山梨百名山を目指している方は、縦走しない訳にはいかないでしょう。

扇山と百蔵山をつなぐ尾根道を進んでいくのですが、約400m標高を落としてから、百蔵山へ登るルートとなっています。落葉の多い季節や、雨で濡れている場合は滑りやすい角度の坂道なので要注意です。

いくつかの小ピークを越えながら百蔵山を目指すこの尾根道は、とても気持ちよく歩けるでしょう。私たちの歩いた時期は落葉しているので日が入り気持ちよく、時折木々の間から富士山を見ることができます。

百蔵山の最後の登りを頑張れば、おなじく山梨百名山であり秀麗富嶽十二景に選定されている百蔵山に到着です。富士山の眺望もすばらしいですが、山頂には桜の木があり、4月中旬には花見と富士見、どちらも同時に楽しむことができる山頂となっています。

百蔵山からの帰りは、猿橋駅方面へ下りる事が可能です。電車でのアクセスのほうが、縦走の計画は立てやすいルートとなります。

扇山 立ち寄りスポット

私は下山後のごはんとお風呂が楽しみで、これなしでは登りたくないほどです(笑)。「山百チャレンジ」を通してたくさんの美味しいご飯屋さんや、温泉に立ち寄らせていただきました。
前回からの連載に続き、下山後の立ち寄りスポットを紹介します!

月のうらがわ

大月駅から歩いて3分ほどにある「月のうらがわ」は、店主が空き家をリノベーションしオープンさせた、とても居心地よい空間です。こちらはカフェとアウトドア用品の販売、そして革製品の工房を兼ね備えためずしいお店です。

カフェでは地元大月で焙煎されたコーヒーを飲むことができたり、クラフトコーラなども楽しむことができます。こちらの店主兼レザークラフト作家さんが手がける革製品も見ることができて、登山でも使える熊よけ鈴は、女性が付けたくなる可愛いデザイン。

扇山だけでなく、岩殿山の帰りにも立ち寄りやすい場所です。

山梨百名山は大月市の山からも多く選定されておりますが、どの山も歩きやすく、ハイキングにぴったりの山が多いのが特徴です。まだ今シーズン動き出していない方は、大月エリアの山から始めてみるのもいいかもしれません。

来月もエルク綾井が山梨百名山のおすすめしたい山を紹介します。次回は、ハードな登山をお届けする予定です。それでは次回vol.12もお楽しみに!

エルクスタッフ 綾井瞭
北岳の山小屋で勤務後、山梨の山が好きで移住し、エルクに入社し7年。登山、トレイルランニング、スキーと広く山を楽しんでいたが、ヒザを壊してからは山梨県の山を改めて登り始める。山梨百名山チャレンジ企画の担当であり、山梨県の山を登って魅力を発信することをモットーに山登りを続けている。

エルクブログ「山梨百名山チャレンジ」はこちらから!

SHARE

PROFILE

ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

No more pages to load