気になるあの人のバックパックの中身|纏(まとい)/里見奈央さん
ランドネ 編集部
- 2024年03月31日
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現在発売中のランドネ5月号の特集は、「小さな山でテント泊はじめました」。いつか憧れの山の上で、テントを張ってみたいと思う人へ向けて、初めてのテント泊を後押しする企画をたっぷりと収録しています。テント泊を充実させるために、欠かせないのが使い慣れた道具。どんな山を歩くのかによって、おともに選びたいアイテムはさまざまです。そこで、最新号ではアウトドアと旅を愛する5組の旅支度を収録。今回はそのなかから、纏(まとい)主宰の里見奈央さんのテント泊装備一式をちらっとご紹介します。
好きなカラーでまとめてパッキングの時間も楽しく
ブラウン系のカラーが好きだという里見奈央さん。アースカラーで統一された山道具は、長く使っていることが伺えるものばかり。
「山でガシガシ使っていると、穴あきや破れは当然ありますが、修理して使うことを心がけています。昨年、何年も愛用しているシューズに穴が開いてしまったのですが、家に帰ってから直して、いまでも履いています。歩行中その跡を見るたびにいとおしく感じます」
テント泊では、夕焼けをのんびり眺める時間や夕食を作りながらお酒を飲み語らう時間、朝目覚めたときの澄んだ空気とともに深呼吸する時間が好きだという。
「朝ごはんとコーヒーもマスト。ひと晩山のなかにいるだけなのに、小さな幸せがたっぷり詰まっているテント泊が好きです」
Tent/シックスムーンデザインズの「ルナーソロ」
軽量なのに快適で見た目もお気に入り
シックスムーンデザインズのルナーソロを使用。690gと軽量で、ふたりで寝られるサイズ感がちょうどいい。「色味と形がシンプルでかわいいところがお気に入り。シューズや調理道具などを置くスペースが充分に確保できる点もうれしいポイントです」
こだわりアイテム
自然を感じられる香りを身にまとって
自身が手がけるブランド「纏」のオリジナル商品でもあるロールオン。8 種の精油をブレンドし、自然の色彩やにおい、風、音などを表現。「気分転換に手首やハンカチなどにちょんと塗って、リラックスできるお守りのような存在です」
スキンケア用品は詰め替えて持ち運ぶ
テント泊では、無印良品の小分け容器を重宝しているそう。「トラベルボトルに化粧水やクリームなどを入れ、ピルケースには、飲む日焼け止めを。メイク落としシートもコンパクトで、かさばらないので愛用しています」
山でも町でも履けるレギンス
テント泊のときの防寒アイテムのひとつとして、高山植物図鑑のメリノウールレギンスを使用。「寝るときにダウンパンツの下に履いているだけで安心感のあるアイテム。わずか67g と、パッキングの負担にならないのもうれしい」
今回の装備で出かけるのは……
どこまでも続く笹原の楽園
愛媛県・瓶ヶ森へ
雄大な笹原のなかのテント場からの景色が抜群。夕陽に照らされ、赤く染まった瓶ヶ森を背に、少し散歩する時間がとびきりのぜいたく。このなかで食べるごはんも至福
纏/里見奈央さん
自然活動をとおして出合った自然と、日常をつなぐプロジェクト「纏」主宰。「自然を纏う生活」をコンセプトにものづくりやワークショップを行なう。香川県で暮らし、四国を中心に山を歩く
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。