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パワースポットに絶景、稜線歩き、ハイキングの魅力が濃縮された低山|アウトドアショップ「エルク」が案内!山梨百名山の楽しみ方 #13

山梨百名山の魅力や楽しみ方を伝える、アウトドアショップ「エルク」の綾井です。

2023年3月から始まった、山梨百名山100座全て登って魅力を伝える「山梨百名山チャレンジ」。富士山を残して2023年を終了したこの取り組みは、現在登った各山の紹介ブログをエルクのホームページ上で随時アップしています。

そしてこちらのランドネWEB連載も、2024年富士山登山を終えるまでいまで登った山梨百名山の中から、私がみなさんにぜひ登ってほしい”推し山”を紹介させていただきます!

#13で紹介する山は、標高は高くないものの山の魅力が凝縮され、まるで旅するようにハイキングが楽しめる山です。

石割山~パワースポットに絶景、稜線歩き、ハイキングの魅力が濃縮された低山~

石割山は、山中湖の北東に位置する道志山系の山。道志山系の山は山梨百名山でもいくつか選定されていますが、比較的ひと気は少なく、静かな山歩きを楽しめる山域です。しかし富士山に近い「杓子山」と、今回紹介する石割山は、多くのハイカーを集める人気の山となります。

八合目にパワースポットとして名高い石割神社があり、山頂からは山中湖越しの富士山の景色、そしてハイキングを楽しむのに適度なコースタイムと、人気を集める要素がギュッと詰まっています。さらに大平山まで縦走することも可能で、コンパクトな低山ながらハイキングの魅力が濃縮された低山といえるでしょう。

登山口から石割神社

▲登山口の鳥居。

石割山の登山口には鳥居があり、このコースが石割神社に向かう参詣道であることがよくわかります。また無料駐車場、そしてトイレも設置してあり、安心して登り始めることができますよ。

鳥居をくぐると、駐車場からは見えなかった石段がいきなり403段も続きます。階段上りは決められた歩幅で進んでいくので、登山が好きな人でも階段は嫌いという方は多いのではないでしょうか。気軽なハイキングコースと紹介しましたが、ここは我慢です(笑)。

▲階段の先の歩きやすい道。

登山口から標高差にして約120m、403段の石階段を登り切れば、緩やかな尾根道へと変わり、歩きやすいハイキングを楽しむことができます。ところどころベンチもあり、きれいに整備されたコースです。

▲石割神社。

ご神木である桂の巨樹を回り込めば、石割神社奥社に到着です。八合目にあたる場所に石割神社はあり、神社後方にある大岩が「石」という字に割れているので、その名が付いたと言われています。

「ご神体の大岩の隙間を3回通れば、幸運が訪れる」といういわれもあり、せっかくなので回ってきました。バックパックを背負ったままでは通ることができない絶妙な幅です。通られる際は、バックパックを下ろしてご自身のお腹の出具合を見て通りましょう!

石割神社にお詣りを済ませたら、石割山へ再び向かいます。山頂までは急登が続きますが、しっかり整備されているので、とても歩きやすいです。山頂直下、藪の隙間を縫って出れば……。石割山(1,413m)に登頂です!

登山口からここまでは約1時間の行程でした。山頂からは富士山方面の展望はばっちりです。

山頂から大平山方面へ

石割山山頂は広く、お昼ごはんを食べながら富士の景色を見るのもいいでしょう。登山口から1時間ほどで登れるので、体力に自信のない方にもおすすめです。もし体力、時間に余裕があれば、大平山、もしくは平尾山まで足を延ばしてみるのはいかがでしょう。

今回、私は平尾山まで縦走し、そこから登山口へ戻る周回コースを取りました。石割山山頂からは急登の下りがありますが、気を付けて下りれば大丈夫。あとは気持ちよく歩きやすい、トレイルランニングのコースとしてもおすすめできる、爽快な尾根歩きが続きます。

▲平尾山へ向かう。

石割山山頂から約30分で平尾山に到着。ここも石割山と変わらず展望の開けた場所で、富士山を見ながら休憩することができます。大平山まで縦走すると、往復で+1時間40分のコースタイム。ゆっくり半日ハイクを楽しめるちょうどいいボリュームです。

公共交通機関の場合は、大平山も越えて縦走し、違う場所に下りるコース取りをしてみるとより楽しめるかもしれません。

▲平尾山山頂。

じつは石割山、山梨百名山チャレンジで訪れるまで、一度も来たことのない山でした。天邪鬼な性格で行かずにいたのですが、素直に行っておけばよかったと思える、すばらしい低山でしたね。

短時間ながら石階段あり、神社あり、景色ありと、登山初めての方にもハードすぎず終始楽しむことができるのではないでしょうか。あまり標高の高い山ではないので、ゴールデンウィーク頃から梅雨入り前までがおすすめです!

石割山立ち寄りスポット

私は、下山後のごはんとお風呂が楽しみで、これなしでは登りたくないほどです(笑)。「山百チャレンジ」を通してたくさんのおいしいごはん屋さんや、温泉に立ち寄らせていただきました。ここから下山後の立ち寄りスポットを紹介します!

手打ちそば やまさと

登山口駐車場から山中湖側へ下りて行けば、ものの5分で着く蕎麦屋さんです。やまさとさんは、裏磐梯雄国産の石臼挽き手打ち蕎麦が有名で、コシ、香り、ともに申し分なし!

関西出身の僕からすれば、蕎麦のおいしいお店が山梨県内はとても多い!登山口近くには名水が沸く場所が多いのか、蕎麦の名店が多くあるんです。やまさとさんに限らず、下山後は蕎麦屋さんをチェックしてみるといいお店にめぐり合うかもしれませんよ。

来月もエルク綾井が山梨百名山のおすすめしたい山を紹介します。次回は、甲州アルプスとして近年人気が高まっている山を紹介する予定です、それでは次回vol.14もお楽しみに!

エルクスタッフ 綾井瞭
北岳の山小屋で勤務後、山梨の山が好きで移住し、エルクに入社し7年。登山、トレイルランニング、スキーと広く山を楽しんでいたが、ヒザを壊してからは山梨県の山を改めて登り始める。山梨百名山チャレンジ企画の担当であり、山梨県の山を登って魅力を発信することをモットーに山登りを続けている。

エルクブログ「山梨百名山チャレンジ」はこちらから!

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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