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四角友里のにっぽん“食”名山#22「太郎平小屋・白えびビーバー」

アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんが、山やふもとの町を旅するなかで出合った「食」にまつわるエピソードを綴る連載『にっぽん食名山』。今回は、北アルプスを縦走した際に太郎平小屋で食べた米菓を紹介します。

北陸の人気もの。サクサクの揚げあられ

▲昭和45年、大阪万博カナダ館にあったビーバー人形の歯と、おかきを2 本並べた形が似ていたことがネーミングの由来。白えびのほかにはプレーン、カレー、カニ、期間限定フレーバーなど。富山駅、金沢駅などで購入可能。

双六岳から黒部五郎岳への縦走(ランドネ2024年8月号/P072~)4 日目。コースタイム約8時間、標高差も大きく、途中には山小屋ナシという気を引き締めて臨んだ道のりでのこと。仲間のひとりが「太郎平小屋で売っている“ビーバー”を食べたい」と言い出し、「ビ、ビーバー⁉」とその話題で盛り上がりながら歩きました。

山小屋に到着し、売店でピンク色のパッケージの「白えびビーバー」を発見。袋には“加賀生まれ北陸育ち”の文字。ビーバーの正体は1970 年の発売以来、北陸のソウルフードとして愛されているおかきでした。ビールといっしょに封を開け、ひと口。

──え、なにこれ、止まらないんですけど!食べ終わる前に勝手に指が次をつまんでいる感じ。北陸産もち米を100%使ったおかきの軽い食感と、練り込まれた日高昆布、塩気もほどよく絶妙。さらに“富山湾の宝石”といわれる白えびの北陸限定フレーバーが上品な甘み。山小屋の売店の、郷土色のあるセレクトにもうれしさがこみ上げます。

岐阜、長野、富山をまたぐ5 日間の長い山旅。いよいよゴールの北陸に入ったことを、太郎平小屋から見える日本海と米菓が実感させてくれました。

これまでの連載はこちらから

 

四角友里さん

「山スカート」を日本に広めた女子登山ブームの火付け役。講演や執筆、山ウエア・ギアの企画開発に携わる。日本全国の山を旅しながら、土地の食や文化を味わうのがライフワーク。
Instagram:@yuri_yosumi

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PROFILE

四角 友里

ランドネ / アウトドアスタイル・クリエイター

四角 友里

「山スカート」を日本に広めた女子登山ブームの火付け役。講演や執筆、山ウエア・ギアの企画開発に携わる。日本全国の山を旅しながら、土地の食や文化を味わうのがライフワーク。

四角 友里の記事一覧

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