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登らない高尾山!6号路で水遊び|モデル仲川希良の「親子でやさしい外あそび」#1

モデルでフィールドナビゲーターである仲川希良さんによる新連載。大人も子どもも、がんばりすぎずに外あそびを楽しむヒントをゆるりとご紹介。今回は、暑い時季にぴったりな水遊びでのエピソードを綴ります。

歩くのとは違うテンポで浸る、高尾の自然

夏の日差しを浴びながら、ひとり高尾山へ向かった私。きらめく沢沿いを歩けてお気に入りの6号路から登り始めたとき、「あの水に足をつけたいな」という衝動が湧き上がりました。しかしまだ登山口からほんの数分……うしろ髪引かれつつ、予定していたとおり山頂へ。でもこのときの気持ちを叶えたくて、数日後に息子を連れて、今度は沢での水遊びを目的に再訪しました。

親子ともに水陸両用サンダル。息子は初めて自分で歩く登山道に「石が多くて進めないよ!」と、おっかなびっくり。ゆっくり15分ほどかけてたどり着いた、岩屋大師という洞穴の脇から沢に下りました。
(このとき息子は2歳半。もう少し歩けるなら登山口から40分ほどの“前の沢”も、より広々としてベンチがあり、オススメです。)

サンダルのままそっと水に入った途端、「はー」だの「ひー」だの、思わず声が出てしまうのは大人も子どももいっしょです。ひやりと冷たく澄んだ、山の水。体にこもった熱や疲れが、足先からすーっと溶け出ていくよう。

▲ザブザブと沢を歩くだけで大冒険。持参した野菜や果物を沢水で冷やし、木漏れ日の落ちる岩に腰かけてのおやつタイムもおすすめ。小一時間もすれば体の熱がとれ、その後も涼しくすごせます。

このころには山の環境に慣れたのか、それとも水遊びへの興奮が勝ったのか、ぐんぐんと先へ進んでいく息子。時折石を拾い上げては投げ、バシャリと水がはねるだけで楽しくて大笑いしています。形を観察してクジラ石、お芋石、と名付けたりも。

せせらぎに重なるヒグラシの声、風に揺れるキヨスミイトゴケ。水面を流れてくるテイカカズラの花を拾い上げ、香りを吸い込みます。歩くのとは違うテンポで浸る、高尾の自然。

時折「水遊びいいなぁ」とつぶやいてとおりすぎる登山客を見送りながら、登らない高尾山もいいもんですよ、と心でお返事しました。

親子に役立つプチ情報

高尾599 ミュージアム
高尾の自然への理解がより深まります。下山後に立ち寄り、出会った動植物の名前を確認するのも楽しいひととき。カフェを併設。きれいなお手洗いや授乳室、持ち込みの飲食可能なスペースあり。

タカオネ
高尾山口駅前のホテル「タカオネ」で焚き火をしてから帰るのがわが家の定番。初心者でも気軽に薪割りや火起こしを楽しめます。一階のカフェ&ダイニングの硬めプリンがおいしい!

高尾山蕎麦
高尾山口駅〜ケーブルカー清滝駅までの参道には蕎麦屋や甘味処が連なり、食事の心配は不要。紅葉屋本店は、子どもサイズやうどんのチョイス、座敷席もあり便利。

お役立ちアイテム

水陸両用サンダルと速乾Tシャツ
わざわざ水着にならずともOK!来たままの格好で遊んで、帰りは総着替えするのが手軽で快適です。濡れても冷えにくいモンベルのウィックロンTシャツはランドネとのコラボモデル。水陸両用サンダルはイフミーを愛用。

ベビーカー
小さいお子さんとの電車移動なら、行き帰りで体力を使わないためにもベビーカーがあると安心。高尾山ケーブルカー清滝駅のベビーカー預かりサービス(300円)を利用して、6号路に入る前に預けましょう。水遊びに疲れた子どものお昼寝は、親にとってのボーナスタイム!

 

モデル/フィールドナビゲーター
仲川希良

テレビや雑誌、ラジオなどに出演。登山歴は14年。里山から雪山まで広くフィールドに親しみ魅力を伝える。一児の母。著書に『わたしの山旅 広がる山の魅力・味わい方』『山でお泊まり手帳』

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PROFILE

仲川 希良

ランドネ / モデル/フィールドナビゲーター

仲川 希良

テレビや雑誌、ラジオ、広告などに出演。登山歴はランドネといっしょの14年。里山から雪山まで幅広くフィールドに親しみ、その魅力を伝える。一児の母。著書に、『わたしの山旅 広がる山の魅力・味わい方』『山でお泊まり手帳』

仲川 希良の記事一覧

テレビや雑誌、ラジオ、広告などに出演。登山歴はランドネといっしょの14年。里山から雪山まで幅広くフィールドに親しみ、その魅力を伝える。一児の母。著書に、『わたしの山旅 広がる山の魅力・味わい方』『山でお泊まり手帳』

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