五感を刺激する親子向け七夕キャンプ｜アウトドアタウンときがわで里山遊び＃17

キャンプ民泊NONIWAでは、キャンプ講習以外にもさまざまなプログラムを行なっている。そのなかのひとつに五感を刺激する親子向け自然体験というものがある。

この五感イベントを、かれこれ3年くらいいっしょに企画運営してくれているのが、元保育士で現在は独立して子ども向けにさまざまなイベントを手がけるkowara_coの代表をしているナナちゃんだ。

ナナ隊長（イベント中はこう呼ばれることが多い）は子どもたちから大人気で、いつもナナ隊長に会いに来てくれる子どもでイベントは毎回ほぼ満席になる。先日、そんな五感イベントにいつも参加してくる親子を対象に、初めてのキャンプにチャレンジしてみる七夕キャンプを開催した。

七夕キャンプでは短冊を吊るすための笹を竹藪から取り出すところからはじまり、野菜を収穫したり、川遊びをしたり、ごはんをいっしょに作ったり、焚き火を囲んで踊ったり、星を見つけるフィールドゲームをしたり、１泊2日でさまざまなプログラムが体験できる。そして参加者のほとんどはこの日がキャンプデビューということもあり、初めてのテント泊は1番のワクワク体験になったはずだ。

イベント中は、ところどころで子どもたちに五感を感じてもらうことを意識している。たとえば、焚き火の炎が上がった瞬間、子どもたちに五感で何を感じるのか聞いてみる。「赤い」「暖かい」「煙の匂い」「パチパチ音がする」それぞれ感じたことを言葉に出してみる。そして、煙が目に入ると痛いということを、このとき初めて知る。

七夕キャンプということで、本当は星空を眺めながら織姫と彦星を見つけたかったのだが、この日はあいにくの曇り。なので母屋のスクリーンで映し出された星空を眺めたあと、ナナ隊長が絵本で織姫と彦星の読み聞かせをしてくれた。イベントの最後には、子どもたちが五感で感じたことを自分でシートに書き出す。この１泊2日のキャンプでたくさん五感が刺激されたことだろう。真剣に五感シートに向き合う子どもたちの姿がとても印象的だった。