今年の夏は北陸の山歩きを楽しもう！石川県のおすすめ山リスト＃３

ランドネ /

ランドネ編集部

2024年07月30日

INDEX

たくさんの高山植物を観察したり、山頂からの絶景を望んだり。自然豊かな石川県の山を歩いてみませんか？夏はもちろん、季節を変えて訪れたくなる山をたっぷりと紹介します！
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高爪山［ 341m ／羽咋郡志賀町］

石川県の能登半島にある山で、美しい三角錐の姿から「能登富士」と呼ばれている。山頂からの眺望がよく、北西の方向には日本海を望むことも。山頂付近には高爪神社の奥宮が鎮座しており、周辺住民は農耕神や航海、漁業の目標として崇拝していたという。また、高爪神社には国指定重要文化財である「木版彩画懸仏」があることで有名。ゆるやかな坂が多いため、経験値を問わず初心者でも気軽に歩ける。

アドバイス

JR 金沢駅から大福寺までタクシーで約1 時間30 分。車の場合、のと里山海道・横田ICから約25分。大福寺の大鳥居前に駐車スペース（5 台）あり。トイレなし。バスを利用してのアクセスは困難なので車移動を推奨

医王山［ 939m ／金沢市］

平成8 年には県立自然公園に認定されている、石川県と富山県の境に位置する山。金沢市の近郊にありながらも、大池平やトンビ岩などの自然景観のほか、ブナの森に生息しているさまざまな動植物を楽しむことができる。登山コースも複数整備されてい
るため、体力や経験値に合わせてルートを選べるのも魅力。周辺には、医王山スポーツセンターや金沢ふれあいの里などの施設も充実している。

アドバイス

JR金沢駅から西尾平休憩所までタクシーで約40 分。車の場合、北陸自動車道・金沢東ICから約30分。無料駐車場（13台）あり。トイレあり。冬季はトイレやビジターセンターが閉鎖し、利用することができないため注意。

大日山［ 1,368m ／小松市］

石川県と福井県にまたがり、大日如来を祀る山として知られている大日山。山頂では周辺の山々や谷が360 度のパノラマで広がっているため、絶景を堪能することができる。登山道の途中には滝が点在しており、登山だけでなく沢遊びを楽しむことも。大日山と鈴ヶ岳の分岐点には、大日山自然学舎「カタクリ小屋」があり、小屋前のベンチでのんびりと休憩している登山者も多い。

アドバイス

JR 小松駅から新保登山口までタクシーで約50分。車の場合、北陸自動車道・小松IC から約1 時間。登山口付近に駐車スペース（8 台、無料）あり。トイレなし。カタクリ小屋には常駐している管理人はいない。

オンソリ山［ 888m ／白山市］

国内最大規模ともいわれるカタクリ群生地が登山口近くにあるオンソリ山。カタクリは4 月上旬に開花し、一週間ほどで見頃を終えてしまうため、一面に広がるカタクリを観察するために各地から多くの登山者が訪れる。山頂周辺のブナの原生林では、光
が差し込むと幻想的な雰囲気を感じることができる。また春にはギフチョウ、秋にはアキアカネが空を飛び交い、道行く登山者を魅了している。