BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

火山の恵みをふもとで体感!紅葉の猪苗代|モデル仲川希良の「親子でやさしい外あそび」#2

モデルでフィールドナビゲーターである仲川希良さんによる親子連載。大人も子どもも、がんばりすぎずに外あそびを楽しむヒントをゆるりとご紹介。今回は、秋におすすめの猪苗代での思い出をていねいに綴ってくれました。

自然の恵みも厳しさも受け取る、猪苗代の大絶景

紅葉の季節は毎年ソワソワ。山の秋はかけ足ですぎるのに、家族の予定に体調に空模様、全部合うのはなかなか難しい。

昨秋は会津磐梯山を訪ねました。紅葉は見ごろだけれど、お天気が……当日次第でスケジュールが組める猪苗代に2泊3日滞在し、ふもとでは活火山である磐梯山の恵みに触れる計画にしました。息子もちょうど絵本をとおして、火山に興味津々だったのです。

予報どおりのしっとり空のもと、まずは五色沼へ。グリーンやブルーなど、さまざまな色彩をたたえて森のなかに点在する湖沼。神秘的な光景は磐梯山の噴火によって作られたものです。黄葉したカツラの甘い香りを吸い込みながら、息子のテンポでのんびり遊歩道を散策しました。

おなかがすいたらニシン蕎麦。山あいで育まれた蕎麦に、雪深い冬の保存食であるニシンの甘露煮がのっています。濃厚な桃ジュースも山のある地形が生んだおいしさ。

夜はもちろん、磐梯山から湧く温泉へ。息子は温泉初体験。大きな湯船にはしゃぎつつ、少し怖がっていました。どうやらお湯の吹き出し口の向こう側は、火山内部に直結していると想像したようです。

最終日にやっと顔を出してくれた磐梯山は、なんと初冠雪でした。白い山頂と見事な錦絵の中腹、裾野あたりはこれから色づこうという、ドラマチックな瞬間。

息子興奮のリフトで空中散歩を楽しみ、サッと標高1,100mへ。山と湖のあいだで寄り添う家々に、金色のパッチワークの田畑。自然の恵みも厳しさも受け取る、猪苗代の秋の大絶景が広がっていたのでした。

▲山と湖に見守られる猪苗代を眺めながら、水の循環の話を。リフトとオヤツで満足した息子を夫に預け、私は束の間ひとりで、秋色の磐梯山歩きを楽しみました。猪苗代コースはリフトから約2時間で山頂です。

親子に役立つプチ情報

五色沼湖沼群

紅葉の色集めで遊びながら、桧原湖側から往復約3kmのコースを。遊歩道はよく整備されているので、小雨程度なら傘をさして歩くことも可能です。

猪苗代湖

背後に磐梯山を従え、海のように波打つ湖も、火山活動で生まれたもの。夏の湖水浴を目当てに再訪したいと思っています。湖畔はキャンプ場多数!

温泉

スキーや湖水浴、さらに温泉……猪苗代はリゾート地としての歴史があります。ホテルやペンションなどの宿泊施設、日帰り温泉も豊富。どうしてもお天気が悪ければ、地熱を利用した温水プール施設で遊ぶのもあり!

Roots猪苗代

廃校をリノベーションした複合施設。キッズフレンドリーなカフェ“Cafe entotsunoki”を利用しました。湖畔エリアにはサウナにBBQ、グランピングといったアクティビティサービス、アウトドアショップもあります。

お役立ちアイテム

キャンピングカー

猪苗代はRVパークが豊富。わが家もお天気に合わせてマイペースに動きたくて、バンコンタイプのキャンピングカーに初チャレンジ!子連れでも周囲を気にする必要がなく、息子も秘密基地気分で楽しんでくれました。

宿泊場所に選んだのは、磐梯山に上がるリフトの目の前の”猪苗代スキー場RVパーク”。猪苗代湖の夜景や磐梯山にかかる虹などの景色を堪能。朝ごはんは道の駅猪苗代で、会津名物”こづゆ”や”笹団子”、地元のフルーツをゲット。夕飯とお風呂は近隣ホテルの日帰り施設で済ませました。

絵本

お気に入りの絵本にたびたび火山が出てくるので、噴火ごっこを楽しむこともあった息子。出発前に磐梯山は火山だと伝えてみたら、「怖くない?お休み中?噴火しないの?」「なんで火山に行くの?」と質問攻めに。
気象庁の火山登山者向けの情報ページをいっしょに見ながら、活動状況に最近変化がないことを確認し、火山がもたらす恵みについても話してから向かいました。

あかんぼっかん
造山活動の力強さを赤ちゃんになぞらえて表現。山にも赤ちゃんにも、人は集まりますよね!
ザ・キャビンカンパニー 作・絵
偕成社

ちか100かいだてのいえ
湖の向こうの火山のふもとの家で開催されるパーティー。地下100階では100才のカメのおばあちゃんが温泉につかっていました。
岩井俊雄 著
偕成社

SHARE

PROFILE

仲川 希良

ランドネ / モデル/フィールドナビゲーター

仲川 希良

テレビや雑誌、ラジオ、広告などに出演。登山歴はランドネといっしょの14年。里山から雪山まで幅広くフィールドに親しみ、その魅力を伝える。一児の母。著書に、『わたしの山旅 広がる山の魅力・味わい方』『山でお泊まり手帳』

仲川 希良の記事一覧

テレビや雑誌、ラジオ、広告などに出演。登山歴はランドネといっしょの14年。里山から雪山まで幅広くフィールドに親しみ、その魅力を伝える。一児の母。著書に、『わたしの山旅 広がる山の魅力・味わい方』『山でお泊まり手帳』

仲川 希良の記事一覧

No more pages to load