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【青森県八戸市|まる井】2度目の正直/音と緑と街との関係 from ototabito #3-2

ランドネ本誌で連載を続けるミュージシャンのKeishi Tanakaさん。2024年6月から、連載のシーズン3として「音と緑と街との関係」をスタート。本誌ではKeishiさん本人とその街との関係について読むことができます。そして、こちらのWEB版ではさらにおすすめのスポットを3回に分けて紹介してもらいます。

Keishi Tanakaさんの連載が掲載されている最新号は、こちら!
>>>『ランドネNo.138 2月号』

2度目の正直

八戸のおすすめ、ふたつ目で紹介するのはラーメン屋。ツアー先で訪れた飲食店を共有すると喜ばれるし、結局のところ、求められている情報はこういうことなのではないかと思ったりもする。そのなかでも、ラーメンほどその地域の特色が反映されるものはないのではないかというのが、僕の改めての認識である。

昨年11月に八戸でライブをした際、どうしても行きたいラーメン屋があった。それが今回紹介する「まる井」だ。

▲まず店の顔が良い。

行きたかった理由。その話をするにはさらに1年前にさかのぼらなくてはいけない。そのときもツアーで八戸を訪れていた。地元の仲間に情報を聞いて、たどり着いた「まる井」。その駐車場に入り、ギアをバックに入れたとき、スタッフらしき人が店の外に出てきた。嫌な予感がした。

予感は的中。暖簾がおろされたのだった。「あの……東京から来たんですけど」という最終手段を言ってみたがダメだった。どうせだったら発見したときに閉店していてほしかった。

▲メニューを眺める。

1年前には叶わなかったメニューの前に立つ。前日の打ち上げで飲んだ酒がまだ体のどこかに残っているような気がして、「中華そば」にいきたい気持ちが湧き出た。いや、次にいつ来られるかわからない。ここは店の顔ともいえる「濃くにぼ中華」をチョイス。「これを食べに来たんだろ?」と自分に言い聞かせる。

▲店内の奥の席。

店内に入るとカウンターが目に入った。こちらが3人であることを伝えると、「奥どうぞ」という声が返ってきた。言われるがままに奥に進むと、はなれのような雰囲気になっている。なるほど、外から見た左側の倉庫らしきところも店内になっていたのだ。おもしろい。

▲濃くにぼ中華(950円)。

着丼。無化調にこだわった一杯。

ちなみに、青森では煮干しのラーメンがスタンダード。この味が子どものころから慣れ親しんだ味なのだ。それの濃い版。一緒に行った青森の友人から昔話を聞きながらの煮干し中華は、言うまでもなく最高。ラーメンそのものの味ももちろん美味しかったのだが、八戸でこのラーメンを食べていることに意味を感じる。そのストーリーも含めて僕はローカルフードを楽しんでいる。

▲ごちそうさまでした。

まる井
https://chukasoba-marui.com/

ototabito(オトタビト)

音楽をきっかけとした、自然と街、そこで暮す人たちと出会うアウトドア旅を提案。アーティストが、自身の音楽とつながりのある街と思い出の場所を紹介します。https://funq.jp/randonnee/ototabito

Keishi Tanaka

1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。バンド編成と弾き語りでライブ活動を続ける。1月29日にニューアルバム「Like A Diary」をリリースし、東名阪でのリリースツアーを敢行する。バンドセットのワンマンライブ、お見逃しなく!https://keishitanaka.com/

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PROFILE

Keishi Tanaka

ランドネ / ミュージシャン

Keishi Tanaka

1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。V6などへの楽曲提供、CM音楽の制作を行うほか、趣味を活かしたアウトドア分野での活動・執筆にも注目が集まっている。
https://keishitanaka.com/

Keishi Tanakaの記事一覧

1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。V6などへの楽曲提供、CM音楽の制作を行うほか、趣味を活かしたアウトドア分野での活動・執筆にも注目が集まっている。
https://keishitanaka.com/

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