
喜多川キャンピングベースで行なわれた「はんのう里山焚き火フェス」に、Mt.ランドネ会員が参加しました!

ランドネ 編集部
- 2025年01月31日
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埼玉県飯能市にあるキャンプ場「喜多川キャンピングベース」で、2024年12月8日(日)に開催された「はんのう里山焚き火フェス」。豊かな自然に囲まれながら、ワークショップや焚き火を楽しむことのできるイベントに、Mt.ランドネ会員を2名ご招待!
当記事では、参加していただいたMt.ランドネ会員の感想を含めて、子どもから大人までが盛り上がったイベントのようすをリポートします。
ワークショップ① しめ飾りをつくろう
今回イベントに参加してくれたMt.ランドネ会員の遠藤さんと菊池さんに、イベントのチラシを見てもらったときに、まず2人が興味を示したのが「しめ飾り」を作れるワークショップ。イベント開始後、最初にこのワークショップへ足を運ぶことに。テーブルにずらりと並んだ飾りつけの材料に、わくわくが抑えきれないようす。
飾りつけをするだけでなく、編み作業からできることを知って大喜びの2人は、さっそく作業を開始。細工しやすくするために木製のトンカチを使って藁を叩いたり、絞った藁を足で踏みながら、どんどん編んでいったり……。きれいな円形の土台を作り上げたら、お待ちかねの飾りつけ作業へ。
「松ぼっくりや金柑の実などの大物は、ワイヤーを巻いたり差し込んだりして、藁にくっつければ使うことができますよ。」
講師の方に教えてもらいながら、時に迷いをみせながらも自分らしい飾りつけを進めていく。2人とも使用する素材に個性がにじみ出ていて、作っているようすを見ているだけでもおもしろい。


完成したしめ飾りを見せ合い、2人とも満足そうな表情に。講師のスタッフも、初めてとは思えないクオリティの高さに驚いているようだった。
今回講師を務めていただいた「たいら栗園」では、ほかにもスパイス料理教室や川遊びなどのイベントも行なっているとのこと。このワークショップを通して、飯能の自然や食を存分に楽しめるイベントへの期待値がグンと高まったはず!
遠藤さん
今回1番楽しかったイベントです!縄をなうところから始めたので、多少不恰好でも愛着はひとしお。自分好みの飾りをつけて、お気に入りの逸品ができました。
早く飾りたくて、
菊池さん
師走になると、ホームセンターや花屋さんのメイン売り場で販売している「しめ飾り」を今回作れるということでわくわくしていました。しかもその藁は、飯能で育てたお米の藁。まさに地産地消ではないですか。
先生からレクチャーを受け、見よう見まねでトライするも3束に分け1束ずつねじるのがなかなか難しかったです。手の動かし方も覚えておけば、自分でも作れるということで「右にねじり左を上にして巻いていく」を呪文のように覚えました。
飾りの材料は、南天やまゆみの実、松ぼっくりに金柑などたくさんのアイテムがあり、嬉しい迷いが生じます。私は金柑を付けたのでお正月まで飾れるかなと思いましたが、今年は外気も家も乾燥しているせいか、いい感じに「ドライしめ飾り」になっています。
ワークショップ② 鹿角キーホルダー作り
2つ目に参加したのは、鹿角を使ったキーホルダーを作れるワークショップ。テーブルに置かれた大きな木の箱に入っていたのは、色とりどりのとんぼ玉。日の光にあてられて、きらきらと光る姿に思わず「うわ~!」と声をあげてしまう。
使用する素材についての説明を受けてから、さっそくキーホルダーを作ることに。鹿角のサイズ感やとんぼ玉の形、革紐に通していく順番など、悩む要素が盛りだくさん。この時間が楽しすぎて、なかなか完成に近づかない……。

そうして悩むこと数十分、自分らしさがたっぷりと詰まった鹿角キーホルダーが完成! カラビナ付きなので、バックパックの目印にもぴったり。
遠藤さん
鹿の角とビーズを組み合わせてキーホルダーにするのですが、
どれを選ぶか悩ましく時間がかかったけれど、
通勤時のリュックにつけ、見るたびに幸せな気分になってます。
菊池さん
鹿の角、数十種類あるトンボ玉やガラス玉、カラビナを選んで……と、作業はいたって簡単。1つだけ選べる鹿の角にはそれぞれ個性があり、トンボ玉とガラス玉のデザインやカラー、大きさによって、幾通りものキーホルダーができるではありませんか。
これには優柔不断炸裂。これだ!と決めても、並べてみるとイメージと違うなぁ~と思うこともしばしば。ここでも性格が表れてしまいました。キーホルダーが完成したあと、みんなで見せ合いっこをしてみると、それぞれに個性が表れていて楽しかったです。
忘れていけないのは、鹿角が使われていること。繁殖力の強い鹿の食害が深刻な問題になっていること。このキーホルダーを目にするたびに「鹿の問題」がパッと蘇る、そんな不思議なキーホルダーになりました。
ワークショップ③ ゆず狩り体験
キャンプ場から車で移動すること約10分、喜多川キャンピングベースが管理を行なっているゆず畑にて、ゆず狩りの体験を行なうことに。昨年に開催した「ランドネ忘年会」でのゆず狩りに参加できなかった2人は、今日を心待ちにしていたそう。
最初は少し手こずっていたものの、コツをつかんでからは2人とも職人のようなスピードで、大ぶりなゆずをたっぷりと収穫していく。するどいトゲに気をつけながら、慎重に!
トゲを取っていると、かごいっぱいに詰めたゆずを、お土産用に持ち帰らせてもらえることになって大歓喜。どのような楽しみ方をしようかと、帰りの車のなかでワイワイと盛り上がった。
遠藤さん
お店では見たことのないようなビッグサイズのゆずがたくさん実っ
家に帰ってから、ゆず酒・ゆずジャム・パウンドケーキを作りましたが、
菊池さん
一昨年のランドネ忘年会では、宿泊者のみ「ゆず狩り体験」ができたということもあり、一年越しで願いを叶えられました。ランドネメンバーから聞いた話や紙面での紹介で見る限り、とてもいいゆずのようだったので、ずっと楽しみにしていました。
高枝バサミを使ったのも初めてでしたが、正しい方向で切れば簡単に取れるので、楽しくなってこっちの木あっちの木と、実の状態を選別しながら夢中で取っていました。すると足裏に激痛が……。なんとゆずのトゲが、靴底を貫通して刺さったのです。幸いたいした怪我にもならずに済みましたが、ゆずは鋭いトゲがあるので注意が必要です。
持ち帰ったゆずは漬け物やジャムにしていただきました。喜多川キャンピングベースで販売しているゆず胡椒もとても美味しくて、一瓶があっという間になくなります。なぜか、ほかで購入したゆず胡椒は一瓶食べきった試しがないのに不思議です。
大変年月のかかるゆず、貴重な体験をさせていただけたことに感謝します。
ワークショップ④ 枝でクリスマスオーナメントを作ろう
最後に体験したのは、クリスマスオーナメント作り。机にはたくさんの枝や木の実、松ぼっくりが並んでおり、どれでも自由に使っていいとのこと。「クリスマスらしいモチーフを作るぞ!」と意気込んだ2人は、あれだこれだと素材を集めて、形を作っていく……。
そして残念ながら、「はんのう里山焚き火フェス」終了のアナウンスが流れ、最後まで完成させることができず。枝に毛糸を巻き付けて松ぼっくりを固定したり、ボンドを使って接着したり。まるで図工の授業のような作業は、2人にとっても新鮮だったはず?
遠藤さん
お手本がない状態で自由に作る、というのが難しく、
子どもの頃にどんぐりや葉っぱでいろんなものを作ったような、
菊池さん
こちらのワークショップは見本なし、「自由な発想で制作する」ということがひとつの課題。これが正直、一番難しかったです。
講師の方の話では、子供はさっさと作り個数もたくさん作るそうです。大人の階段を上ってしまっている私は、作れる個数は1個だけ。クリスマスっぽいカラーで、それっぽいものと価値観を植え付けてしまっていたのです。昔のピュアな心を思い出させてくれるワークショップでした。
アイデアが浮かばないなか、講師の先生との雑談をしていると、以前は某有名雑誌の編集をされていたことが判明。びっくりしたのと同時に興味も沸いて、ますますアイディアが浮かばなくなってしまったので、中途半端な作品で終了してしまいましたが、帰りの電車に揺られながらアイデアが浮かぶこと浮かぶこと。忘れずに次回に生かしたい……!
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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