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「SWM SIXDAYS 400(SWM ・シックスデイズ400)」~空冷の操つる楽しさ~【R/C インプレッション archives】

イタリアのバイクブランド、SWMモーターサイクルズから送り出されたクラシカルなスクランブラーモデルがこの「シックスデイズ400」だ。今となっては希少な空冷単気筒エンジンが奏でるエキゾーストノートと高い一体感をもたらしてくれる軽やかなハンドリングをお届けしよう。
(※本記事は『ライダースクラブ 2018年12月』掲載記事を再編集したものです)

シェア拡大を予感させる高いポテンシャル

SWMは71年にイタリアで創業を開始し、80年代初頭までモトクロスやエンデューロ、トライアルの分野で名を馳せてきたブランドだ。84年以降はその活動を休止していたが、15年にSWMモーターサイクルズとして復活。本国では125ccのモタードから600ccのアドベンチャーまで幅広くラインナップされ、ヴァレーゼにある工場からは続々と新型が送り出されている。

現在、日本では8機種(排気量違いも含めれば12機種)が展開されており、このシックスデイズ400は最新の1台だ。車名はかつてのエンデューロマシンに由来し、クラシカルなスクランブラースタイルが与えられている。 エンジンもそれに倣い、シンプルかつ力強い造形を持つ397ccの空冷単気筒を搭載。153kgの車重を27Lの力で引っ張るそのスペックは、例えばヤマハSR400が公表する175kg/24Lという数値を引き合いに出すと、力量がイメージしやすいのではないだろうか。

実際、スロットルを開けた時のパンチはかなりのものだ。どんな場面でもパワー不足はまったくなく、歯切れのいいサウンドをともないながら車速を押し上げていく。

加えて、エンジン回転が上昇していく時のフィーリングもいい。レブリミッターが作動する8500rpm超まで空冷らしくクリアに回り切り、その時に発する心地いいバイブレーションや路面を掴むトラクションがスピード感と巧みにシンクロ。そこにはバイクが発するエネルギーを自分でコントロールしている醍醐味があふれている。

ヤマハ SR400やドゥカティ シックスティ2に対する競争力は十分

ハンドリングは足の長いスクランブラーらしく、ロードホールディング性に優れたものだ。リヤサスペンションの設定はハードな部類だが挙動に神経質さはなく、穏やかにクルーズすることが可能。重心もステップもやや高いところに位置するため、車体をバンクさせたり、切り返したりする際はある程度意図して入力する必要があるものの、そこにはやはり自分で旋回力を引き出し、リズムを作り出しているという高い満足感がある。

総じて、シックスデイズはいいバイクだ。伝統的な基本コンポーネントとLEDを始めとするモダンな装備がバランスし、高い信頼性を確保。コストパフォーマンスの面から見ても、ヤマハ・SR400やドゥカティ・シックスティ2に対する競争力は十分にある。

ストリートで映え、操る楽しみがたっぷりあり、所有欲も満たしてくれるシックスデイズは、今年乗ったモデルの中でも指折りの意外性を見せてくれた。これからのシェア拡大が楽しみなブランドだ。

SWM SIXDAYS 400(SWM ・シックスデイズ400) ディテール

古きよき時代のまま、シンプルなたたずまいが魅力。153kgの車重は現代の基準からすれば軽く、気負いなく乗り出すことが可能だ。

445ccの空冷単気筒エンジンを主軸に展開されているが日本の免許制度に合わせてボアを5mmダウンした397cc版をラインナップ。とはいえ、そのパワーに物足りなさはない。

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2019年10月22日

シートには厚みのある内包材が採用され、張りのある乗り心地をもたらしてくれる。シート高は874mmで高めだ。

溶接跡が美しい2本出しマフラーはリプレイスパーツを思わせるが純正。

右にタコメーター、左にスピードメーターを配置するシンプルなパネル。ビキニカウルは小振りながら機能性とデザイン性を両立している。

エキゾーストパイプをガードするプロテクターを装備。

ホールド性に優れるワイドステップ。ダートでは防振ゴムを取り外すことでグリップが向上する。

ABSを標準装備。

純正装着タイヤはピレリのMT60。ブロックパターンながらオンロードでも高いグリップと軽やかなハンドリングを披露。

Specifications:SWM SIXDAYS 400(SWM ・シックスデイズ400/440)

エンジン 空冷4ストローク単気筒
バルブ形式 SOHC4バルブ
総排気量 397(445)cc
ボア×ストローク 85(90)×70mm
圧縮比 10対1
最高出力 27(29)ps/7000rpm
最大トルク 3.36(3.67)kg-m/5500rpm
変速機 5速
クラッチ 湿式多板
装備重量 153㎏
サスペンション F=φ43mmテレスコピック正立式
R=スイングアーム+ツインショック
ブレーキ F=φ260mmシングルディスク
R=φ220mmシングルディスク
タイヤ F=100/90-19
R=130/80-17
全長/全幅/全高 2150/813/1209mm
軸間距離 1452mm
シート高 874mm
燃料タンク容量 17L
価格 69万9840円

※()内は440
※本スペックは『ライダースクラブ 2018年12月号』掲載時のものです。

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2019年10月15日

取材協力

MVアグスタジャパン(TEL:0538-23-0861)
https://www.swm-motorcycles.jp/

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PROFILE

伊丹孝裕

RIDERS CLUB / メインテスター

伊丹孝裕

ライダースクラブのメインテスター。アマチュアレースに熱中した後、バイク雑誌編集者に。鈴鹿8耐やマン島TTなど、国際的なレースに参戦し、近年はオフロードも本格的に。何にでも積極的に首を突っ込むスタイル

伊丹孝裕の記事一覧

ライダースクラブのメインテスター。アマチュアレースに熱中した後、バイク雑誌編集者に。鈴鹿8耐やマン島TTなど、国際的なレースに参戦し、近年はオフロードも本格的に。何にでも積極的に首を突っ込むスタイル

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