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「MV AGUSTA BRUTALE DRAGSTER 800RR(MVアグスタ・ブルターレ ドラッグスターRR)」~飛躍的に高められたスタビリティ~【R/C インプレッション archives】

このところ、例年にも増して活発な動きをみせるMVアグスタ。その主軸を担う1台がブルターレ・ドラッグスターRRだが細部に改良が施された新型が2018年9月に導入。そのフィーリングをお届けしよう。
(※本記事は『ライダースクラブ 2018年10月号』掲載記事を再編集したものです)

綿密な改良がもたらしたRR史上最良のハンドリング

実は4カ月程前にもブルターレ・ドラッグスター800RRに試乗している。ユーロ4対応が済み、日本でも本国と同じフルパワーを楽しめるようになったことが最大のトピックだった。

「MV AGUSTA BRUTALE DRAGSTER 800 RR & BRUTALE 800 RR PIRELLI(MVアグスタ・ブルターレ ドラッグスター800RR&ブルターレ800RRピレリ)」~人気モデルがついにユーロ4をクリア~【R/C インプレッション archives】

「MV AGUSTA BRUTALE DRAGSTER 800 RR & BRUTALE 800 RR PIRELLI(MVアグスタ・ブルターレ ドラッグスター800RR&ブルターレ800RRピレリ)」~人気モデルがついにユーロ4をクリア~【R/C インプレッション archives】

2020年03月21日

また、’15年に導入された初期モデルと比較すると年次改良が進み、コーナーでの振る舞いがグッと洗練されたことも印象的だった。そのため、試乗記の中で高いライントレースを評価したのである。

ところが、だ。この9月から導入される新型ドラッグスターRRに乗った今、その評価を上書きしなければならなくなった。車体にもエンジンにも多岐に渡る変更が施された結果、ハンドリングはさらに上質なものになり、過去最良と言えるレベルに達していたからだ。

その要因はいくつもあるが、まず大きいのが見直されたライディングポジションだ。ハンドルが可変式なのは変わらないものの、設計変更に伴って幅が広がり、やや前方にセットされたことによってフロントタイヤに荷重を掛けやすくなった。それに加えてシートの自由度も増し、特に前後方向にゆとりができた。そのため、体重移動が容易になり、タイヤからのインフォメーションが感じ取りやすくなったのである。

単純に優劣では語れないが、より安楽に乗れるのが新型

前回の記事とライディングフォームを見比べて頂きたい。従来モデルの試乗時は頭をやや低い位置にセットして意識的にフロント荷重を高めていた一方、今回の新型では上半身がリラックスし、ごく自然に体重が掛かっている様が分かるだろうか。

端的に言えば、ライダーに依存する割合が大きい従来モデルに対して、より安楽に乗れるのが新型だ。良し悪しというよりも好みも影響する部分ゆえ、単純に優劣では語れない。しかし、間違いないのはちゃんと意味と差がある改良が随所に渡って盛り込まれるという、そのきめ細やかな仕事っぷりだ。

たとえば140hpの最高出力は数値自体は変わらない。ところが1万3100rpmだった発生回転数が1万2300rpmに引き下げられて過渡特性がスムーズになった他、ギヤボックスの設計も変更するなど、内部を洗練。実際、シフトチェンジのアップにもダウンにも対応するオートシフターの作動精度は確実に正確性が増していた。

もちろん外部にも手が加えられている。一見して分かるのが一体成型の大型LEDテールライトで、イタリアンらしい優美な印象に貢献。シートと一体化したように見えるタンデムステップの収納方法にもデザイナーの個性が光る。

この他、ステアリングダンパーとトップブリッジの一体化やライセンスプレートホルダーの小型化など、よりシャープなイメージがもたらされているのが新型の特徴となる。価格は少し上昇したものの、そこには納得の価値があった。

MV AGUSTA BRUTALE DRAGSTER 800RR(MVアグスタ・ブルターレ・ドラッグスターRR) ディテール

エンジンはカウンターシャフト、プライマリードライブ、吸気カムなどが新設計されて出力特性が見直された他、ノイズも低減。

可変ハンドルはやや前方にセットされ、フロント荷重が増大。ステアリングダンパーの移設によってスッキリとしたデザインになった。

ブレンボのブレーキシステムにはABS の他、リヤホイールのリフトを回避するセンサーも装備。

リヤサスペンションはザックス。

個性あふれるスポークホイールはイタリアのKineo製。ユーロ4をクリアしているため、3本出しマフラーのデザインとサウンドをそのまま楽しむことができる。

MVアグスタのロゴが刻印されたアルミタンクパッドを新たに装備。

シート高は820mm。座面は前後方向にゆとりができ、ポジションの自由度が増している。

Specifications:MV AGUSTA BRUTALE DRAGSTER 800RR(MVアグスタ・ブルターレ・ドラッグスターRR)

エンジン 水冷4ストローク並列3気筒
バルブ形式 DOHC4バルブ
総排気量 798cc
ボア×ストローク 79×54.3mm
圧縮比 13.3対1
最高出力 140hp/12300rpm
最大トルク 8.87kg-m/10100rpm
変速機 6段
クラッチ 湿式多版
フレーム スチールパイプトレリス
キャスター/トレール NA
サスペンション F=φ43mm倒立フォーク
R=リンク式モノショック
ブレーキ F=φ320mmダブルディスク
R=φ220mmシングルディスク
タイヤサイズ F=120/70ZR17
R=200/50ZR17
全長/全幅/全高 2060/825mm/NA
軸間距離 1380mm
シート高 820mm
燃料タンク容量 16.5L
乾燥重量 168kg
価格 239万7600円

※本スペックは『ライダースクラブ 2018年10月号』掲載時のものです。

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2019年10月17日

取材協力

MVアグスタジャパン(TEL:0538-23-0861)
http://www.mv-agusta.jp

出典

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PROFILE

伊丹孝裕

RIDERS CLUB / メインテスター

伊丹孝裕

ライダースクラブのメインテスター。アマチュアレースに熱中した後、バイク雑誌編集者に。鈴鹿8耐やマン島TTなど、国際的なレースに参戦し、近年はオフロードも本格的に。何にでも積極的に首を突っ込むスタイル

伊丹孝裕の記事一覧

ライダースクラブのメインテスター。アマチュアレースに熱中した後、バイク雑誌編集者に。鈴鹿8耐やマン島TTなど、国際的なレースに参戦し、近年はオフロードも本格的に。何にでも積極的に首を突っ込むスタイル

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