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「SUZUKI GSX1100S KATANA/1998(スズキ・GSX1100S カタナ)」〜穏やかなリズムを刻めるハンドリング〜【いま楽しめる名車たち】

最新のモデルのみならず、歴史的な名車の保存にも努めているバイク王から、オリジナルコンディションに近い状態を保つカタナをお借りして試乗してみた。あらためて体感したそのハンドリングとは?
(※本記事は『ライダースクラブ 2018年7月号』掲載記事を再編集したものです)

何年経っても色褪せることのない魅力

『ライダースクラブ』スーパーバイザーの宮城光がまだ駆け出しのノービスライダー時代、実はカタナに乗り継いでいる。最初は750に、それからほどなく1100を手に入れ、箕面、六甲山、信貴生駒スカイラインといったワインディングを毎晩のように走り、腕を磨いていったのだ。

「最初のカタナはあの悪名高いアップハンドルのナナハン。もちろんなにより先にセパハンに付け替えて走っていたのだけど、すぐに物足りなくなっていった。というのも、あくまでも練習のためだと思っていたから車体が大きく重ければ重いほど、エンジンにもパワーがあればあるほど当時レースで乗っていたF3マシンを自由自在に操れるようになるはず。そう思って 1100に乗り換えた。82年だったかな。挙動がダイレクトに出るようにハブダンパーの小さいダイマグのホイールを入れたり、トルクを重視して、少し口径を落としたCRキャブに 交換していたからスロットルワークのいい練習になっていたんじゃないか」と語る。

翌83年に宮城はノービスの祭典である鈴鹿4耐で優勝を達成。84年からは国際B級ライダーとしてTT‐F1とF3に参戦し、ダブルタイトルを獲得するのだが、その活躍の裏にはカタナでの日々が少なからず影響していたのである。

「国際B級に上がってからはさすがに峠は自重するようになったけれど、その代わりにカスタムを楽しんだのはいい思い出。もちろん今でも大好きな1台だね」

素材としてはとてもいいし、ライテクを磨くにもいい教材

バイク王に用意してもらった車両は98年型だ。カタナの仕様は多岐に渡るものの、あえて2つに大別するならアンチノーズダイブフォーク(ANDF)装着車を前期、未装着車を後期とするのが妥当だろう。国内仕様で言えば、94年型以前と以後がその分岐点となる。

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後期型になるとフロントフォークにANDFが備えられなくなったものの、星型のスポークホイールやシルバーの外装色などは初代から変わらないアイデンティティである。

つまり、ここにあるのは宮城が乗っていたカタナとは世代差があるわけだが、もちろんその印象的なスタイルやフロントに装着された19インチホイールは健在。あらためて試乗してもらうことにした。

「キャブレターの同調をもう少し整えてあげる必要があるけれど、素材としてはとてもいい。あとはタイヤをフレッシュにするだけでなんの問題もなく日常的に走らせることができる。ガツンとブレーキを掛けると減衰力が急激に立ち上がってくるん だけど、裏を返せば丁寧にサスペンションをストロークさせることを覚えられるいい教材だね。もともと頑丈なバイクだから、オーナーになったら長く楽しんでもらいたい」と、その印象を語ってくれた。

長大なホイールベースのカタナを軽やかに走らせ、タイトなコーナーもスイスイと駆け抜けていく様は傍目にも楽しんでいる様子が伝わってくる。何年経っても変わらない魅力がカタナにはあり、これからも色褪せることはない。

SUZUKI GSX1100S KATANA/1998(スズキ・GSX1100S カタナ) ディテール

後期型になるとフロントフォークにANDFが備えられなくなったものの、星型のスポークホイールやシルバーの外装色などは初代から変わらないアイデンティティである。

公道市販車はネイキッドが当たり前だった時代に、異形とも言えるデザインをまとって登場したカタナ。フロントからタンクに続くラインは誰も見たことがない斬新なものだった。

’81年のデビューから’00年のファイナルエディションに至るまで1074ccの排気量は変わらず。’94年型以降、最高出力は111psから95psへダウンしている。

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外装のデザインもさることながら速度計と回転計の針の起点が異なるメーターも特徴的だ。

サイドカバーも単なるフタではなく、デザインの一部として機能している。

オリジナルは片押し式の1ピストンキャリパーだがこの車両はブレンボの4ピストンキャリパーへカスタマイズされている。

ヨシムラのチタンサイクロンを装備。

Specifications:SUZUKI GSX1100S KATANA/1998(スズキ・GSX1100S カタナ)

エンジン 空冷4ストローク並列4気筒
バルブ形式 DOHC4バルブ
総排気量 1074cc
ボア×ストリーク 72×66mm
圧縮比 9.5対1
最高出力 95ps/8500rpm
最大トルク 8.6kg-m/4000rpm
フレーム ダブルクレードル
サスペンション F=テレスコピック正立式
R=スイングアーム
ブレーキ F=ダブルディスク
R=シングルディスク
タイヤサイズ F=3.50-19
R=4.50-17
全長/全幅/全高 2250/740/1195mm
軸間距離 1515mm
重量 254kg
価格(当時発売) 89万9000円

取材協力

バイク王(フリーダイヤル:0120-50-8190
https://www.8190.jp/

出典

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PROFILE

宮城光

スーパーバイザー

宮城光

ライダースクラブのスーパーバイザー。名門モリワキで頭角を現し、後にホンダファクトリーライダーとして80年代バイクブームを牽引。現在はMotoGPのTV解説などを担当。ツーリングにカスタムにと、今もバイクを楽しむ

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