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「MV AGUSTA BRUTALE DRAGSTER 800 RR & BRUTALE 800 RR PIRELLI(MVアグスタ・ブルターレ ドラッグスター800RR&ブルターレ800RRピレリ)」~人気モデルがついにユーロ4をクリア~【R/C インプレッション archives】

日本で手に入れられるMVアグスタのモデルは、長らくその牙が抜かれた状態だった。規制を準拠するため、エンジン回転や出力を抑制せざるを得なかったからだが、ユーロ4の適用によってその障壁が取り除かれることになった。そのエンジンがライダーにもたらす、本当の歓びをお届けしよう。
(※本記事は『ライダースクラブ 2018年6月号』掲載記事を再編集したものです)

3気筒エンジンの爽快な吹け上がりをそのまま楽しめる

近年、MVアグスタの経営には多少の浮き沈みがあったものの、現在は3気筒エンジンのブルターレ・シリーズを主軸にラインナップを強化。積極的なPR活動を行っている。中でも注目は「RR」の名がつくグレードだ。その語感からは高いパフォーマンスを連想させるが、果たして実際どうなのか? ここではブルターレ・ドラッグスター800RRとブルターレ800RRピレリという2台のモデルを通し、MVアグスタの魅力に迫っていこう。

前者はドラッグスター800の、後者はブルターレ800の上級グレードに位置し、「インジェクターのツイン化によるエンジンの出力向上」、「サスペンションの軽量化と摺動性の向上」、「ステアリングダンパーの追加による安定性の向上」が共通の変更点となる。

そしてもうひとつのトピックは、ユーロ4のクリアによって日本でも本国仕様と同等のフルパワーで乗れるようになったことだ。結果的に回転リミッターも日本専用マフラーも必要なくなり、3気筒エンジンの爽快な吹け上がりをスポイルされることなく楽しめるのである。

ブルターレ・ドラッグスター800RRはシリーズ中、ベストハンドリング

意外と言ってはなんだが、コーナリングで本領を発揮するのがドラッグスターRRだった。特異なライディングポジションとワイドなリヤタイヤが組み合わされていることに加えて、その車名からは直線ありきの加速を予感させる。しかし、車体をリーンさせる時にクセはなく、そのままごく自然にフルバンクへと到達。下半身は深くえぐられたシートに固定され、自由度はないが問題ない。コーナリング中は下手に身体を動かすことなく、そのまま前傾姿勢だけを意識すればフロントに荷重がしっかりと掛かり、高い旋回力を(勝手に)発揮する。さながらライディングフォーム矯正マシンと言っても良く、その高いライントレース性はシリーズ随一のものだ。

圧巻のレスポンスとパワーのブルターレ800RRピレリ

対称的に身体をフルに使い、挙動が安定する荷重ポイントを積極的に見つけていく必要があるのがブルターレRRである。ドラッグスターRRよりも重心位置が高く、乗り手の入力に対して敏感に反応するため本質的には手強いものの、それを乗り越えた時の一体感は他のモデルでは代用が利かない。

リヤタイヤに装着された専用サイズのピレリも、パワーが10ps上乗せされるSCプロジェクトのチタンマフラーも、鋭くレスポンスするECUもそのうえでポテンシャルを発揮するものだが、チャレンジしがいのあるハードルになるはずだ。

ライディングを学ぶならドラッグスターRRを、それを磨くならブルターレRRピレリを。いずれにしても、MVアグスタのトリプルエンジンにはライダーを深みにはまらせるだけの魅力が詰まっている。

MV AGUSTA BRUTALE DRAGSTER 800 RR(MVアグスタ・ブルターレ ドラッグスター800RR)ディテール

デジタルメーターパネルのディスプレイ内ではエンジンモード(ノーマル/スポーツ/レイン/カスタム)やトラクションコントロールの介入度が確認できる。

アルミ鋳造リムとスポークを組み合わせたホイールが異彩を放つ。

ギヤのアップ/ダウンに対応するシフターを標準装備。

ステアリングダンパーの装備によってフロント周りのスタビリティが大幅に向上している。ハンドルの絞り角は3段階から選択ができる。

逆回転クランクシャフトを備えるエンジン。本国仕様と同じ140hpの最高出力を楽しめる。

Specifications:MV AGUSTA BRUTALE DRAGSTER 800 RR(MVアグスタ・ブルターレ ドラッグスター800RR)

エンジン 水冷4ストローク並列3気筒
バルブ形式 DOHC12バルブ
総排気量 798cc
ボア×ストローク 79×54.3mm
最高出力 140hp/13100rpm
最大トルク 8.7kg-m/10100rpm
ブレーキ F=ブレンボ製2ピストンキャリパー+φ320mmフローティングダブルディスク
R=ブレンボ製2ピストンキャリパー+シングルディスク
サスペンション F=マルゾッキ製φ43mm倒立フォーク
R=ザックス製プログレッシブフル アジャスタブルシングルショック
タイヤサイズ F=120/70-17
R=200/50-17
全長/全幅 2060/825mm
シート高 811mm
軸間距離 1380mm
乾燥重量 168kg
燃料タンク容量 16.6L
カラー パールメタリックイエロー×ブラック
パールショックレッド×パールアイスホワイト
パールショックレッド×カーボンメタリックブラック
価格 224万1000円

※本スペックは『ライダースクラブ 2018年6月号』掲載時のものです。

MV AGUSTA BRUTALE 800 RR PIRELLI(MVアグスタ・ブルターレ800RRピレリ)ディテール

燃料タンクにあしらわれたピレリのロゴが印象的。カラーバリエーションにはレッドとブルーの2種類が用意される。

ピレリのストリート向けハイエンドモデル「ディアブロ・スーパーコルサSP」を標準。ショルダー部分のロゴペイントはオプションとなる。

SCプロジェクトのチタンエキゾーストと専用のECUが付属し、装着すれば最高出力は10ps増の150psに到達。

ピレリとのコラボレーションによって実現した専用カラー。

Specifications:MV AGUSTA BRUTALE 800 RR PIRELLI(MVアグスタ・ブルターレ800RRピレリ)

エンジン 水冷4ストローク並列3気筒
バルブ形式 DOHC4バルブ
総排気量 798cc
ボア×ストローク 79×54.3mm
最高出力 140hp/12300rpm
最大トルク 8.87kg-m/10100rpm
ブレーキ F=ブレンボ製4ピストンキャリパー+φ320mmフローティングダブルディスク
R=ブレンボ製2ピストンキャリパー+φ220mmシングルディスク
サスペンション F=マルゾッキ製φ43mm倒立フォーク
R=ザックス製プログレッシブシングルショック
タイヤサイズ F=120/70-17
R=200/55-17
全長/全幅 2045/875mm
シート高 830mm
軸間距離 1400mm
乾燥重量 175kg
燃料タンク容量 16.5L
カラー レッド×マットブラック
ブルー×ナルドグレー
価格 248万4000円

※本スペックは『ライダースクラブ 2018年6月号』掲載時のものです。

取材協力

MVアグスタジャパン(TEL:0538-23-0861)
http://www.mv-agusta.jp/

出典

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PROFILE

伊丹孝裕

RIDERS CLUB / メインテスター

伊丹孝裕

ライダースクラブのメインテスター。アマチュアレースに熱中した後、バイク雑誌編集者に。鈴鹿8耐やマン島TTなど、国際的なレースに参戦し、近年はオフロードも本格的に。何にでも積極的に首を突っ込むスタイル

伊丹孝裕の記事一覧

ライダースクラブのメインテスター。アマチュアレースに熱中した後、バイク雑誌編集者に。鈴鹿8耐やマン島TTなど、国際的なレースに参戦し、近年はオフロードも本格的に。何にでも積極的に首を突っ込むスタイル

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