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世界を駆けたMotoGPライダー中野真矢がプロデュース―56designの世界観―

ライフ・ウィズ・モーターサイクル ―56designの世界観―

アパレルも、そしてカスタムパーツも──カジュアルでありながら、スタイリッシュでクール
イタリアンデザインから多くを得ながら56デザインは前進し続けようとしている

美しいデザインは、それだけで人を幸せにする力がある。

ヨーロッパに出向くと、優れたデザインに出会う機会が非常に多く、幸福な気分で街を歩くことができる。

イタリアは特に突出していると言えるだろう。建築も、ファッションも、電気製品も――。見かけるものの多くがシンプルながらどこか華やかなデザインを身にまとっており、思わずため息をつかされる。

幅広いジャンルでイタリアンデザインが高く評価されているのは、ただ感覚的に「カッコいい」からではない。機能を追い求めた結果、それぞれの形に理由と意味があるからだ。

もちろん、バイクの世界も同様だ。車体デザインはもちろんのこと、アパレルも、カスタムパーツも、美しいデザインに満ちあふれている。

2008年に設立された56デザインは、オリジナルのアパレルのほか、イタリアのスピーディやリゾマの製品を取り扱っている。

同社のコンセプトは「ライフ・ウィズ・モーターサイクル」。バイクライフにイタリアの風を取り込むことで、よりスタイリッシュに楽しんでもらいたい、という狙いだ。

代表の中野真矢さんは、かつてモトGPライダーとして世界を駆け、各国の文化に触れてきた。その経験から、「やはりイタリアンデザインには突き抜けたものがある」と、肌身で感じた。

そこに日本らしいきめ細やかな心配りを融合させることができれば、バイクライフはより豊かなものになる――。56デザインはその具現化に力を注ぎ続けているのだ。

もともとは反骨精神から始まった。「バイクのアパレルと言えばレーシングライクなもの」という当時の常識や、「レーシングライダーが始めるアパレルブランドだから、レザースーツを作るんだろう」という先入観を、すべて壊したかった。
「パーカーを主力にしよう」「プロテクター入りのジーンズで行こう」と、あえて固定観念の逆を突いた。

当然、強い向かい風にも吹かれた。だが、「ライフ・ウィズ・モーターサイクル」、バイクが当たり前のように生活に溶け込むスタイルを提唱するには、どうしても進まなければならない道だった。

スピーディ、そしてリゾマ製品の取り扱いを強化し、イタリアンデザインのエッセンスを採り入れながら、オリジナルである56デザインの製品も磨き上げていく。相乗効果で、56デザインは独自の世界観を築き上げていった。バイクが当たり前のように横にあるライフスタイルを――。

そして今や、バイクのアパレルはすっかりスタイリッシュでカジュアルなトーンが主流だ。56デザインが起こしたムーブメント、というと大げさになるが、時代の流れを先取りしていたことは間違いない。

創業12年目を迎える。バイクユーザー層の広がりを意識しながら、新しいことにチャレンジする時期だと感じている。次の10年に向けて、バイク業界にないものを創り上げ、提案しようとしているのだ。クシタニとのコラボレーションという動きも、その一環だ。

走り続ける56デザイン。まさに、バイクのように。

56design

「人と同じじゃつまらない」「オリジナリティを楽しみたい」。56デザインのオリジナル製品群には、反逆、反骨ともいえるマインドが込められている。絶妙なバランス感覚でファッショントレンドを採り入れつつも、他にないアパレルやギアを創り出す。それが豊かなバイクライフにつながる、と確信しているのだ。ライディングギアに求められる機能性を備えていることは、もはや言うまでもない。「その先」を見据えての製品開発だ。

ジャケット、シャツ、パンツ、シューズ、キャップ、ウォレット、バッグ、ウォッチ、そしてヘルメットまで──。実に幅広い製品をラインナップする。「バイクのエッセンスを生活にも取り込んでほしい」という思いだ。

56design×KUSHITANI

レーシングスーツなどで、56レーシングのキッズライダーたちをサポートし続けているクシタニ。このたび、初となるアパレルでのコラボレーションをAWモデルから予定。56デザインならではのセンスと、クシタニが蓄積してきた技術を融合させることで、今までにないウエアが誕生するだろう。

SPIDI

イタリアのバイクギアメーカー、スピーディを取り扱う。レーシンググローブに端を発するこのブランドは、高い品質とデザイン性を備え、レーシングスーツ、ライディングジャケットなど豊富な製品を取り揃えている。日本人向けのサイズラインナップにも積極的で、高いフィット感とともにイタリアのセンスを楽しめるようになった。

XPD

イタリアンの靴へのこだわりは、ファッションでもライディングでも変わらない。スピーディのブーツラインであるXPDは、MotoGPライダーも使用しているインナー別体式の本格的レーシングブーツ、プロテクション性の高いスポーツブーツ、そして防水性のあるライディングシューズまで幅広くラインナップする。

rizoma

高品位アルミ削り出しパーツを中心としたリゾマは、イタリアンデザインの極致といえるカスタムパーツブランド。機能を追求し無駄を削ぎ落として作り出された形状は、精密にしてシンプル、そしてダイナミックだ。バイクの車体デザインに溶け込みながら、静かに、鮮やかに個性を主張する。

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PROFILE

RIDERS CLUB 編集部

RIDERS CLUB 編集部

1978年の創刊時から、一貫してスポーツバイクの魅力を探求し続けるオピニオンマガジン。もはやアートの域に達している、バイクの美しさを伝えるハイクオリティの写真はいまも健在。

RIDERS CLUB 編集部の記事一覧

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