
「Ninja ZX-25R」にはネイキッド&スーパーチャージャーの技術が搭載! 『ネイキッド進化論④』

RIDERS CLUB 編集部
- 2020年07月29日
短期連載としてお届けしている「カワサキ ネイキッド進化論」。最終回となる今回は、今年最大の話題となっているあのバイクが登場する。これまでネイキッドに端を発しスーパーネイキッド、スーパーチャージャーなど、カワサキの進化の歴史を最新モデルとともに紹介してきたが、やはり最終回はいよいよ9月10日に発売が決定した「Ninja ZX-25R」に迫ってみる。
250cc/ 4気筒の加速を体感せよ! Ninja ZX-25R
250クラスから4気筒マシンが姿を消して13年余り……今度も“復活”させたのはカワサキだった。ベテランはかつてのトキメキを最新技術で味わい新規ライダーは未体験ゾーンに突入!!

本気の4発クォーターで楽しむワンメークレースの開催も計画!
2019年の東京モーターショーで発表され、今秋発売予定のニンジャZX-25R。2万回転まで刻まれるアナログ式のタコメーターは1万7000回転からレッドゾーン。その4気筒サウンドを、メーカーがアップした動画サイトで聞き惚れたライダーも多いだろう。
――レプリカブーム只中の80年代後半から、国内メーカーすべてが4気筒250㏄スポーツを販売。本気のレースは2ストロークが主役だったが、2万回転のつんざくようなエキゾーストが4気筒の醍醐味だった。
免許と車検制度の兼ね合いもあり、4気筒クォーターは街や峠を闊歩した。……が、レプリカ人気の終焉と共に250クラスは、4気筒はおろかカウル付きのスポーツモデルも消滅し、寂しさを感じたライダーも多かっただろう。
しかしカワサキは、08年にニンジャ250Rを発売し、見事にフルカウルスポーツの人気を蘇らせた。そして一般ライダーが楽しむイベントレースから選手権まで発展する起爆剤となった。
そして今度は4気筒のニンジャZX-25Rである。かつて体験した熟年ライダーはもちろん、未経験の若手にとっても、このバイクが胸躍る存在なのは間違いない。
さらにカワサキは、21年からニンジャZX-25Rのワンメークレース開催を計画していることを発表し、レーサーをイメージしたカスタム車も公開。このカワサキの勢いは、もはや誰にも止められない!


Ninja ZX-25R Racer
レース用のフルカウルやシングルシート、タンクパッドなどの外装パーツはA-TECHの綾織りドライカーボン「BLACK DIAMOND」





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PROFILE

RIDERS CLUB 編集部
1978年の創刊時から、一貫してスポーツバイクの魅力を探求し続けるオピニオンマガジン。もはやアートの域に達している、バイクの美しさを伝えるハイクオリティの写真はいまも健在。
1978年の創刊時から、一貫してスポーツバイクの魅力を探求し続けるオピニオンマガジン。もはやアートの域に達している、バイクの美しさを伝えるハイクオリティの写真はいまも健在。