
MotoGP/あの激闘の舞台裏が丸わかり! DVD『レーシング・トゥゲザー』

RIDERS CLUB 編集部
- 2020年10月15日
今だからこそ見ておきたい動画作品をお届け! Wickマシノの#おうち でモタスポ オススメのDVD
私、マシノがレース現場の撮影を始めたのは1983年。それからバイクを取り巻く世界も激変しているが、この仕事を通じて出会った珠玉の作品を紹介していく
増野知英● Tommy Mashino

RACING TOGETHER 1949-2016 レーシング・トゥゲザー チャンピオンの承継 1949-2016
王座をかけてサーキットの内外で繰り広げるライバルたちの駆け引きがレースを見る者の感情をより一層昂ぶらせる。これはまさに“MotoGPの歴史”そのものだ

音声 英語/日本語字幕/16:9 1080i FULL HD ※ブルーレイのみの販売
問:ウィック・ビジュアル・ビューロウ 0120-19-8195 https://wick.co.jp

ライダーたちのバトルはレースだけじゃない!?
49年から始まったロードレース世界選手権は、エポイックメイキングな歴史を築き上げてきた。それは突出した才能を持つ幾多のライダー達の存在無しでは語れず、そうした一大絵巻として製作された作品が、この『レーシング・トゥゲザー』だ。
アゴスチーニとリード、シーンとロバーツ。ロバーツとスペンサー、ローソンとガードナー、レイニーとシュワンツ。一人舞台だったドゥーハンの時代を経てロッシと対立したビアッジ、ジベルナウ、ストーナー、ロレンソそしてマルケス……。
この作品にはそんな彼らの貴重な映像が満載。一部を紹介すると――61年のザクセンリンクに集まった観衆の数は25万人。125㏄クラスでMZの2ストに乗るデグナーが、4ストのホンダを駆るフィリス(この年のチャンピオン)や高橋國光を抑えて優勝を果たすシーンを収録。
また、圧倒的なチャンピオンとして君臨したドゥーハンに挑むクリビーレ。2人がオーストラリアで接触転倒した際に、ピットの中で揉め合うシーンでは、カメラが回っている横でガチな口論を見せている。
さらに、当時は口をきくことも嫌がっていたライバル同士のシュワンツとレイニーが、今では良き関係を築き、回顧するシーンも感慨深い。
120分でWGPからモトGPまでを網羅した、この先品はまさに永久保存版と言える。
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PROFILE

RIDERS CLUB 編集部
1978年の創刊時から、一貫してスポーツバイクの魅力を探求し続けるオピニオンマガジン。もはやアートの域に達している、バイクの美しさを伝えるハイクオリティの写真はいまも健在。
1978年の創刊時から、一貫してスポーツバイクの魅力を探求し続けるオピニオンマガジン。もはやアートの域に達している、バイクの美しさを伝えるハイクオリティの写真はいまも健在。