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元MotoGPライダー中野真矢がプチテクニックを指南!! 公道でのリアブレーキ

速度域の低いシーンほど、リアブレーキが役に立つ「公道ではかなり多用します」と中野さん
想像以上にリスキーな低速域でリアブレーキを使うことで安心感と安全性を高めている

公道でのリアブレーキby 中野真矢

モトGPでは300㎞ /h以上のスピードで走っていたから意外と思われるかもしれないが、僕はかなりの怖がりだ。よく言えば「慎重」だが、いつもビクビクしながらバイクに乗っている(笑)。

公道で、僕はあまり積極的にフロントブレーキを使わない。荷重がかかっていない低速域でフロントブレーキをかけると、スコンと足元をすくわれるような怖さがあるからだ。

それに、公道ではとにかく転ばないことが大前提。フロントに万一のロックやスライドなどが発生した時には即転倒につながってしまうので、減速もできるだけリアで済ませたい。

特に公道は、状況がコロコロと変わり、サーキットより難しい面がある。いきなりの雨、路肩のコケ、マンホール、道路工事の鉄板など、滑りやすい状況が突然現れるのが常だ。

これにフロントブレーキで対処するのはとても難しい。だから僕は基本的にリアブレーキで減速し、フロントブレーキはそれで足りない時の保険、というぐらいの心構えでいる。そうは言っても制動力自体はフロントの方が高いので、実際のところはフロント6、リア4ぐらいの割合だと思う。

最後に言っておきたいのは、フロントブレーキでしっかり減速しなければならないとしたら、公道としてはスピードの出しすぎだ。まずはスピードを控えめに……。

フロントブレーキよりもリアブレーキを多用する

交差点を曲がる時もワインディングロードでも、僕はリアブレーキを多用する。低速域の公道でフロントブレーキに頼ると姿勢変化が大きすぎるし、足元をすくわれるような不安感があるからだ。リアブレーキの操作比率を増やせば、姿勢変化も少なく、安定感と安心感が増す

「フロント頼み」は速度が高すぎる

僕の公道での減速はほとんどリアブレーキ頼み、というイメージ。もちろんフロントも使うが、サーキットに比べると比率はかなり下げている。飛ばさなければリア重視でも十分に止まれる

停車時は右足をブレーキペダルに

交通教本の教え通り、信号待ちなどで停車する時は基本的にリアブレーキを踏むようにしている。後続車に減速を伝える際にも、リアブレーキでポンピングした方が挙動変化が少なくやりやすい

ライディングシューズはリヤブレーキをかけやすい

ソフトなライディングシューズならリアブレーキも操作しやすい。公道ならバンク角が深まることがなく、直立状態で踏むことが多いので、より扱いやすいはず。積極的に活用を

COLUMN 逆算してリアブレーキに行き着いた

速く走るには加速時間を長くすればいい。長く加速するためには旋回時間を短くすればいい。旋回時間を短くするには制動力を強め、減速時間を短くすればいい。だからフロントだけではなく、リアブレーキも使う──。立ち上がり加速重視の走りをモノにするために、逆算してリアブレーキに行き着いた。

2スト250㏄、2スト500㏄、4スト1000㏄。マシンのパワーとスピードが増し、バンク角が深まるにつれて旋回しながらアクセルが開けにくくなる。リアブレーキを使いこなして制動力を高め、立ち上がり重視に切り換えていった。量産車にも当てはまる安全な走りだ

ジワッとかける“アナログ派”

僕はリアブレーキをジワッと踏み、微妙にコントロールするタイプだ。コーナー進入時の踏み始めは、特にていねいな操作を心がけている。安心感を得るためのリアブレーキなので、できるだけ挙動を安定させたいからだ。旋回中は強めに踏んでいるが、踏み始めさえ丁寧にすればそうそう挙動は乱れない。

実際の操作イメージで踏み込んでもらったが、写真にすると本当に微妙。少ないストローク幅でリアブレーキをコントロールしている。直進時ならまだしも、極限までバイクを寝かせた状態での操作は至難の技。中野さんはコーナーを絞って練習に明け暮れたという

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PROFILE

RIDERS CLUB 編集部

RIDERS CLUB 編集部

1978年の創刊時から、一貫してスポーツバイクの魅力を探求し続けるオピニオンマガジン。もはやアートの域に達している、バイクの美しさを伝えるハイクオリティの写真はいまも健在。

RIDERS CLUB 編集部の記事一覧

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