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元MotoGPライダー中野真矢が語り尽くす「驚きの連続、モトコルセの魅力」

高品位なオリジナルパーツを数多くプロデュースするモトコルセ 。車両販売の現場においても同様に質の高いサービスを提供している。今回はそんなモトコルセの近藤代表と中野真矢トークを繰り広げた

 Talking Grid 本音で語る。とことん語る。 Meet People, Heart to Heart

Navigator :中野真矢 Shinya Nakano

’77年生まれ。世界グランプリ、スーパーバイク世界選手権などの参戦により、欧州を中心とした優れたデザインに触れる。その経験を生かしたバイクアパレルブランド「56 design」の代表を務める

モトコルセ 代表取締役会長 近藤 伸さん Shin Kondo

’94年に立ち上げたビモータSB6の専門店コルセがモトコルセの前身。デザイン性、機能性に優れたオリジナルパーツはイタリア人にも高く評価された。イタリアとの密接なつながりを生かしての車両販売など事業拡大に取り組み、現在に至る。厚木、渋谷、埼玉に計3店舗を構えており、高い顧客満足度でファンを魅了する

“お客さまに「趣味はモトコルセ」と言っていただくために”

中野 レースを辞めてから、自分のバイクのカスタムを楽しもうといろいろ検索していた時に、モトコルセさんのオリジナルパーツに辿り着いたんですよ。不勉強で失礼ながら、それまでは存じ上げてなくて……。

近藤 いえいえ、小さな会社ですから当然ですよ(笑)。

中野 各パーツのあまりの完成度の高さとカッコよさにすっかり驚いていろいろ調べたら、業界では超有名なブランドだったと分かり、2度ビックリでした(笑)。

近藤 ありがとうございます。中野さんのように実績のあるレーシングライダーにそう言っていただけるなんて、光栄ですよ。

中野 どうしても伺いたかったんですが、オリジナルパーツはどなたがデザインされているんですか?

近藤 ほとんど携わっています。

中野 えっ!? 近藤さんご自身が!? 3度目のビックリですよ! 僕も「56デザイン」というアパレルブランドを持っているので、デザインについてはそれなりに勉強したつもり です。だからこそ余計に、モトコル セさんのパーツのデザインが優れていることが分かるんです。

いや~、近藤さんご自身がデザインされていたとは……。完全にや られました(笑)。

近藤 恐れ入ります。自分の欲しい物を形にしているだけなので、お恥ずかしい限りなんですが……。

中野 またビックリです(笑)。どういう経緯でデザインされることになったんですか?

近藤 もともと私はスナップオンツールのバンセリングをしていたこともあり、優れたモノ造りに興味があったんです。

94年にビモータSB6専門店を立 ち上げた時、自分自身が満足できる様な独自のスタイルでカッコいいバイクに仕上げようと、オリジナルパーツの開発をスタートしました。

そういえば、そのショップを立ち上げるきっかけは、ライディングパーティに出店社として参加したことだったんです。スタッフが全力でお客さまをもてなす姿に感銘を受けて、自分でも同じようにアットホームなショップを作りたい、と思って。

中野 驚きが連続しすぎ て疲れてきました(笑)。モトコルセさんの原点がライディングパーティだ ったなんて……。繋がっているものなんですね。

近藤 本当ですね(笑)。お客さまひとりひとりに向き合って、楽しんでもらおうという考え方、そして大人の趣味としてバ イクを楽しむライディングパーティの姿勢は、自分がビジネスをしていくうえで大きなヒントになったんです。

中野 それにしてもビモータSB6の専門店とは、相当マニアックでニッチなビジネスですよね……。
近藤 ビジネスになるかどうかなんて考えていませんでした(笑)。SB6が大好きで、自分にできることはないかと思った時に、専門店をやればいい、と。SB6はユニークすぎて整備性が悪くて(笑)。他の店では見離されることが多いし、パーツもほとんどありませんから、じゃあ自分たちでやろう、と。行き当たりばったりです(笑)。

中野 それにしてもクオリティが高 くてビックリなんですが、デザインにあたってはどういうお考えをお持ちなんでしょうか?

近藤 そんな大それたものじゃないんですが、元の車両デザインそのものにリスペクトを持ちながら、シンプルで飽きが来ないモノ造りをする、 ということでしょうか。

大事なのは、やりすぎないことかな、と思っているんです。メーカーの車両デザインは実によく考えられている。それを崩すことなく、長く愛されるモノ造りをしたい。細かいところまで手を抜かずにね。

例えばデカールひとつ取っても、車体デザインを損なうような、主張しすぎるものは私の好みではありません。さりげなく、でもアップグレード感があるようなデカールがいいですよね。

なおかつ非常に大事なのは、施工中に剥がれないという機能性です(笑)。当たり前のようですが、カッコいいデザインと両立させるのはなかなか難しいんですよ。大メーカーに秘かに採用されております(笑)

〝バイクの地位はもっと高まってもいい〟 (近藤)

中野 近藤さんは子供の頃から、そういう優れたモノの見方をされていたんですか?

近藤 優れているかどうか分かりませんが(笑)、モノの仕組みを見るのは好きでしたね。ちょうど子供の頃に大阪万博に向けて大規模な道路工事が行われていたんですが、「道路ってどうやって造るんだろう」と、飽きずに毎日ずっと眺めていました。

ケーキの作り方とかね(笑)。幼い頃からディテールを見るのが好きだったのは確かです。
中野 今では押しも押されぬモトコルセさんですが、遡れば道路工事に行き着くとは(笑)。

オリジナルパーツの製造だけではなく、ドゥカティを始めとする車両販売でも頭ひとつ抜けていらっしゃいますよね。

近藤 いえいえ。そんな、恐れ多いですよ(笑)。それこそライディングパーティで教わった、おもてなし の心を目指しております。

整備に際しても、お客さまのバイクはとことん大切に扱う。できるだ け楽しい時間を過ごしていただくよ うに力を注ぐ。お客さまは、私自身 も大好きなバイクという乗り物に乗 っていただいている方たちですから、 大事にするのは当たり前です。

バイクは趣味性の高い乗り物です。 それをとことん味わい尽くしながら、 いつか「趣味はモトコルセ」とお客さまに言っていただけるように、 日々できるだけの努力をしています。  まだまだ届きませんが……(笑)。

中野   走行会などでモトコルセさんのお客さまたちのバイクを見ると、みんな隅ずみまで ピカピカで気 持ちいいんで すよ。「ああ、心からバイクを愛してるん だな」ってことが伝わってくる。

近藤 それが本当にありがたいんですよ。自分たちがバイクを大切に扱うことで、お客さまがバイクをより大切にしていただけるって、素晴らしい循環だと思うんです。

そうやって皆さんがカッコよくバイクに乗ってもらえれば、バイクの地位向上につながるかもしれない、と密かに期待しているんです。

長くバイクに関わっていますが、今も本当に素晴らしい乗り物だと思います。どんなバイクにいくら乗っても飽きることないぐらい楽しくて、カッコいい(笑)。

日本ではバイクが文化として根付いていないのが残念ですが、微力ながらモトコルセが地位向上の一助になれたらいいな、と考えています。

中野 バイクアパレルブランドを展開している身としては、情熱を持ってバイク文化の浸透のために努力なさっている業界の大先輩に、自分なんかまったく届いていないな、と。僕ももっともっと頑張らなくちゃいけませんね(笑)。

近藤 私はビモータからの縁で多くのイタリア人と知り合い、イタリア車中心のビジネスをしています。

でも日本には偉大な4メーカーがあって、どのバイクも素晴らしい出来栄えだと思います。その様な中で5~6万台の規模で、あのV4エン ジンを造ってしまうドゥカティは素晴らしいと思います。

しかもその制御が秀逸で介入されてワクワクする。内部で爆発が起きているとは思えないほど、繊細で滑らかなフィーリングでライダーを楽しませてくれます。こんな楽しいエンジンは初めてです。

化石燃料を楽しめる時間は、そう長く残されていないようにも感じます。できるだけ多くの方にこの楽しさを味わってほしいですね。

中野 そういう意味でも、「カッコよさ」という価値観は大事ですよね。

たぶんバイクという乗り物は、基本的にカッコよく見られるはずなんです。日本だと仮面ライダーのおかげもありますが(笑)、バイク乗りはヒーローのような存在になれる。

近藤 中野さんのようなトップレーシングライダーだって、欧米では完全にヒーロー扱いですよね。

中野 ええ、ヨーロッパのレストランでは一品多く出してもらえますからね(笑)。ただ、今以上にカッコよさを浸透させるには、自分たちが常に見られているという意識を持って、恥ずかしくない楽しみ方をしなくちゃいけないと思います。

近藤 おっしゃる通りです。バイクがカッコいい、乗っている人もカッコいい、そして中野さんのような素晴らしいレーシングライダーがいる となれば、日本のバイクの未来は明るい(笑)。

中野 僕はともかく、いまも若い日本人ライダーたちがモトGPで活躍していますからね。こちらも楽しみです。

個人的にはいちユーザーとして、モトコルセさんにはこれからも憧れ の存在であり続けてほしいと思って います。

近藤 今日は本当に恐れ多いお言葉ばかりですが、頑張りますよ!

渋谷駅至近の立地で新たなニーズを創出

モトコルセが運営する「ドゥカティ・ライフスタイル東京」は、アーバンムードの新たなショップ。車両に加えアパレルにも注力し、バイクに興味がなかった層に積極的にコンタクトする

余裕を持って走りを堪能する定着しつつある「大人の趣味」

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PROFILE

RIDERS CLUB 編集部

RIDERS CLUB 編集部

1978年の創刊時から、一貫してスポーツバイクの魅力を探求し続けるオピニオンマガジン。もはやアートの域に達している、バイクの美しさを伝えるハイクオリティの写真はいまも健在。

RIDERS CLUB 編集部の記事一覧

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