BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • eBikeLife
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

こんな時代だからこそ、思い切り走ろう! サーキットデビューガイド

スポーツをするには、内容に見合ったプレイグラウンドが必要だからスポーツライディングするにはサーキットが最適なのだ!
未経験のライダーにとってはハードルが高く感じるのも事実だがサーキットは特別な場所ではなく、すべてのライダーに開かれている場所だ
今年こそサーキットデビューを果たし、新しい走りの喜びを体感しよう!

サーキットで思い切り走ろうぜ!

バイクの楽しみ方は人それぞれ。ツーリングで美味しいものを食べるに行ったっていいし、近所を散策したっていい。しかし、バイクにはもうひとつ「スポーツ」という側面がある。

スロットルを大きく開けてエンジン性能を引き出し、時速200㎞/hの非日常味わったり、コーナーで深くバンクさせてヒザを擦ったり……と、スポーツライディングに興味を持ち始めると、公道では決して実践できない領域がすぐに訪れる。現代の高性能なスポーツバイクならなおさらで、無理してワインディングを飛ばすなんて、犯罪とも言える暴挙である。もっともっとバイクを楽しみたいなら、サーキットに行くのが最良の選択であると、ライダースクラブ編集部ではこれまでも強く訴えてきた。

とは言え、未経験の人からは「レースをするわけでもないのにサーキット?」「速い人がたくさんいて怖そう」「自分が走ると邪魔になるのでは?」という声がよく挙がる。結論から言えばそれらは全部〝否〞だ。
レースならいざ知らず、走行会などでは人より速く走る必要はない。自分のペースで、自分のベストに挑戦すればいい。周回を重ね、同じコーナーで何度も反復練習することで、最初は出来なかったことが次第に出来るようになる。そのプロセスはきっとバイクの楽しさをさらに奥深い物にしてれるはずだ。

スポーツライディングに少しでも興味が湧いたなら、この特集を読んで、サーキットデビューして欲しい。

サーキット走行に最低限必要なギアって何?

サーキット走行をする上で必要なアイテムは何か。速いマシン? 否! 何よりも大切なのは安全のための装備。万が一の際に身体を守ってくれる、ライディングギアこそが最重要アイテムなのだ!

スポーツライディングの観点から考えれば、サーキットは一般公道より安全性が高いのは事実。だが、絶対的な安全が担保されているわけではないし、ライダーがミスをすれば転倒することもある。その時に頼れるのはライディングギアしかない。

サーキットをより深く、より安心感を持って楽しむためには、まずは信頼できるブランドから、プロテクション性能の高いギアを選ぶことが重要なのだ。

レザースーツの規定は、走行会によって異なる。2ピース不可の場合もあるので、主催者に確認しておこう。レース対応のMFJ公認品なら間違いはない

 

ヘルメットはフルフェイスタイプの使用が大前提。併せてヘルメットリムーバーを使用すると、万が一の時に脱着が容易だし、汗を吸ってくれるので快適だ

 

 

グローブはプロテクターを備え、手首までカバーするレーシングタイプのグローブが望ましい。強度の面で優れているのは、やっぱり革製品。薄いメッシュ生地は避けよう
ブーツはロングタイプが基本。プロテクション性能の問題で、ショートブーツやライディングシューズでは、サーキット走行が認められない場合もある
脊椎を守るバックプロテクターと、胸部への衝撃を緩和するチェストプロテクターも装備しておきたい。CE規格をクリアした製品を選ぶのがオススメだ

 

インナースーツはぜひ着用したい。レザースーツとの摩擦を防ぐので動きやすく、転倒時のダメージ軽減も見込める。最近はコンプレッションタイプが人気

レンタルという手もあるぞ!

ギアを一式揃えるとなると結構な費用がかかる。サーキトデビューの壁となる部分だ。中でも高価なのがレザースーツだが、クシタニやダイネーゼではレンタルプランが用意されているので、是非試してみよう

人気上昇中のエアバッグは主に2タイプがある

使用者が増えているエアバッグ。独立作動タイプは、加速度センサーを内蔵し単体で機能するが、使用前に充電が必要で高価。リーズナブルなワイヤースイッチタイプは、バイクへのワイヤーの取り付けが必要だ(※左からワイヤースイッチタイプ、独立作動タイプ)

サーキットデビューには「走行会」がオススメ!

「サーキットを走ってみたいけど、何をどう始めたらいいかが分からない……」という未経験者にぜひともオススメしたいのが、サーキット走行会だ。

サーキット主催のスポーツ走行枠を走るにはサーキットライセンスの取得が必要。これは、各サーキットが発行する走行許可証であり、一部のミニサーキットを除けばライセンス講習を受講した上で、入会金や年会費を支払って取得する。費用はサーキットによってまちまちだが、年間数万円かかる場合が多い。また、実際にサーキットを走る時には、別途走行料金が必要となる。

走行会は、そうした面倒な手続きなしでサーキット走行を楽しめるイベントで、本誌主催のライディングパーティもこれにあたる。費用には保険料などが含まれているケースが多く、気軽に参加しやすい。フリー走行中心のもの、スクール形式のものなど、走行会にも様々なスタイルがあるので、自分に合った走行会を探して参加してみるといい。

保険に加入している走行会を選ぶと安心

サーキット走行会の参加費用には、サなんらかの保険が組み込まれているのが一般的。万が一の時も、医療費をサポートしてくれる。保険の内容は走行会によって異なるので、気になる人は事前に問い合わせよう

多くの場合、ナンバー付きのバイクで走れるのだ!

サーキットを走るからといって、専用のバイクを用意する必要はない。普段乗っている街乗りバイクで楽しめるのが走行会だ。ただし、レース参加者向けの練習会的な走行会もあるので、参加資格は要確認

サーキットを走るからといって、専用のバイクを用意する必要はない。普段乗っている街乗りバイクで楽しめるのが走行会だ。ただし、レース参加者向けの練習会的な走行会もあるので、参加資格は要確認

運転免許さえあれば参加できる走行会は多い

参加車両に該当する二輪免許を取得していれば走行可能であることが多い。走行会でサーキットにハマったら、改めてサーキットライセンスを取得してステップアップ。スポーツ走行枠を走ってみるのもいい

いざ、初めてのサーキットへ! で、何を持っていけば良い?

自走かトランポかで持てるモノは変わってくる
バイクとライディングギアだけあれば、自走で走行会への参加は可能。だが、可能ならばトランポを用意したい。運べる荷物の量がかなり増えるし、往復路の疲労にも大きな差がある

Step_1 最低限これは持っておきたい!

ヘッドライトやウインカーなどの灯火器類は、破損時の飛散防止用にテーピングを施す。可能ならミラーやナンバーステーなどは取り外す方が望ましいので、脱着可能な工具を用意したい

Step_2 これくらいなら自走でも携帯可能

自走参加の場合、立ちゴケでレバーが折れただけで帰宅困難になる。壊れやすく修理が容易な箇所の補修パーツはお守りとして用意したい。タイヤの空気圧を計るエアゲージもあるとよし

Step_3 トランポがあればさらに装備は充実!

無くても走ることはできるが、サーキットでの快適性が大きく向上するのが椅子やテント。走りにこだわるのなら、タイヤウォーマーやレーシングスタンドも欲しくなってくるものだ

サーキットのルールってどんなモノがあるの?

よく出るフラッグは事前に予習しておこう

コース上では、ライダーへの情報伝達手段はフラッグかシグナルのみ。走行会でよく出るのは、下の4種類。赤旗は走行中止、黄旗は前方に危険があり追い越し禁止、緑旗はコース規制の解除、チッェカーは走行終了。必ず従うこと

コースサイドには複数のフラッグポストとシグナルが設けられている。位置を確認し、走行中は常に意識しておこう

走行前ブリーフィングは必ず出席すること!

走行前に行われるブリーフィングは、絶対に出席。その走行会独特のルールや、サーキットごとのローカルルールも少なからずあるので、自分が知っていることだけがすべてではないのだ

転倒したら急いでコース外に逃げる

もし転倒してしまったら、バイクは放置してとにかくスポンジバリア等の外に脱出する。コース上に残っていると、二次的な事故を招く。バイクの回収はオフィシャルの指示に従うこと

先導走行中は追い越し禁止! まずはサーキットに身体を慣らす

身体もバイクも温まっていない走行開始直後は、転倒の危険性が高い。とくに先導走行中の追い越しは厳禁だ。先導車は経験豊富なライダーが担当するので、ベストラインを学ぶチャンスだ

コースインする時は後方確認&合図を出す

コースイン&アウト時は、手を上げる等して周囲のライダーに意思表示。走行中の優先順位はコース上のライダーが上になる。コースイン&アウトの走行ラインは、事前にしっかり確認

サーキット走行の心構え 安全に楽しむために守るべき “ルール・マナー・モラル”がある

これまでも本誌ではずっと、サーキットの楽しさを伝え続けてきた
だが、楽しいだけでは済まないのがサーキット走行であることも事実
プロライダー高田速人さんに、サーキット走行に必要な心構えを語ってもらった

インストラクター高田速人さん 鈴鹿8耐や全日本ロードで活躍。世界耐久選手権フル参戦経験も持つ。ライディングパーティのインストラクターとしてもお馴染み。バイクタイヤのプロショップ「8810R」代表

サーキットでスポーツ走行を楽しむライダーは、近年増えたと感じます。ライディングテクニックを磨くのにも、スポーツライディングを楽しむのにも、サーキット以上の場所はありません。ハイスピードを経験することで、日常の速度域での走りに余裕が出るので、街乗りでの安全面で役に立つ部分もあると考えています。サーキットの敷居が下がったのは、とても素晴らしいと思います。

ひと昔前、サーキットは速い人だけが走るのを許される場所で、ビギナーはお呼びじゃないという雰囲気があったのは事実です。しかし、今はそんなことはありません。サーキットは、速く走れない人が走っていいんです。私は「サーキットに興味はあるけど、テクニックに自信がないので踏み出せない」という人には、「走行会というものは、サーキットを貸し切りにする料金を、参加者全員でシェアしている」と考えるように言っています。

同じ走行時間で、速い人はたくさん周回できます。でも遅い人は周回数が少なくなる。なら、速い人の分までお金を出しているとも言えませんか、だから、遅い人ほど大きい顔をしていていいんじゃないか? って(笑)。まあ、冗談半分ですけど、速く走れなくたって、サーキットを楽しむ権利はあるんです。

ですが、心に留めておいて欲しいことがあります。遅くたってかまわないですが、速く走ろうとする努力は怠らないで欲しい。常に、その時の自分のベストを尽くして走ることを意識してを欲しいんです。サーキットは公道より安全だと言う意見がありますよね? 完全な一方通行であること、アクシデントに対処する体制が整備されていることなどが理由ですが、一番重要なのは「速く走るための場所」であることなんです。

サーキットのルールやマナーは、「速く走る」ことを目的に整えられています。ですから、そこから逸脱すると急にリスクが上がるんです。最近見た事例ですが、仲間内で動画を撮り合っているグループがいて、ペースが合わない人を、スロー走行して追いつくのを待っていました。全開で走っている人の中で、おかしなペース、おかしなラインで走っていて、とても危険でした。速く走ろうと考えている人との、意識のズレが事故を招きます。

レースは準備のスポーツと言われますが、走行会も同じ。マシンの整備だけじゃありません。前日にお酒を飲みすぎ、二日酔いで参加するなど言語道断。それは、サーキットを走る準備が出来ていないということです。モラルにも反しています。

速度域が高いサーキット走行は、やっぱりリスクが存在します。それを少しでも小さくするために、ルールとマナー、モラルがあるんです。サーキットの安全性は走る人の意識で大きく変ります。そこを肝に命じて、走って欲しいですね。

自分はバイクが好き、サーキットを走ることが好きで、プロのライダーになりました。こんなに楽しい場所は他にないと考えていますし、多くの人にその面白さを味わって欲しい。だからこそ、ルールとマナー、モラルを守って走ってください。

先導ライダーを務める高田さん。サーキットを知り尽くしたエキスパートの走りは必見
安全で楽しい走り方を、どう伝えるかを常に考えている高田さん。その座学は分かりやすいと大人気

SHARE

PROFILE

RIDERS CLUB 編集部

RIDERS CLUB 編集部

1978年の創刊時から、一貫してスポーツバイクの魅力を探求し続けるオピニオンマガジン。もはやアートの域に達している、バイクの美しさを伝えるハイクオリティの写真はいまも健在。

RIDERS CLUB 編集部の記事一覧

1978年の創刊時から、一貫してスポーツバイクの魅力を探求し続けるオピニオンマガジン。もはやアートの域に達している、バイクの美しさを伝えるハイクオリティの写真はいまも健在。

RIDERS CLUB 編集部の記事一覧

No more pages to load