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ウェットでのグリップとライフに定評のある『ミシュランROAD5』を田崎慎也がレビュー

ShinyaTasaki田﨑慎也の“バイク乗ろうぜ”

ツーリングからスポーツ走行まで幅広く対応するミシュランのROAD5                キャンプやサーキットといった全く違うジャンルでも遊ぶことができます              どんな環境にも安心して走ることができるこのタイヤは遊びのお供に最適          11000km走ったバイク乗りのリアルなレビューをお届けします

田﨑慎也
バイクでできる遊びを精一杯楽しんでいる現役ギタリスト。自身が思い切り楽しんでいるモトブログをYouTubeにアップし、観た人がバイクに乗りたいと思うような動画作りをしている。最近はおしゃれなシネマティックムービーを撮ることにハマっている
https://www.youtube.com/c/bike-norouze
https://twitter.com/ShinyaGuitar

ミシュランのスポーツツーリングタイヤROAD5を履いて11000km走ったのでレビューするよ

ミシュランのロード5は俺の大好きなタイヤです。履き替えてからというもの、ツーリングやキャンプ、東北や北海道といったロングツーリング、そしてサーキットなどバイクの遊びという遊びを支えてくれた影の功労者。しかも、それだけ使い倒したのにもかかわらず11000kmももってくれたというだけで賞賛に値します。なんてコスパの良いタイヤなんだろうか。プロとは違う一般のライダー目線でミシュランのロード5をレビューします。

雑誌でそんな長いスパンで履いたレビューをする記事なんて、なかなかありません。たぶん。個人的にはレアなレビュー記事になると勝手に思っています。大きく3つに分けてお話ししていきます。

奥多摩周遊道路へツーリングへ行った際の写真。この日の路面はところどころ濡れていたが、気にすることなく走っていた。路面の変化への対応も難なくこなしてくれる

まず1つ目が耐久性。これだけの距離を走ったというだけで、すでに耐久性は十分あることを分かっていただけるかと思います。俺のタイヤの使用状況をざっくりとお話しすると、ツーリングはもちろん、ワインディングの走行は大好き。2人乗りは基本的にはしませんが、フル積載をしてキャンプに行くのも大好き。サーキット走行に関しては、そこまで速く走れるわけではなく、ガリガリに膝を擦りながらコースを攻めるということはありません。あくまでファンライドで、ライディングパーティのクラス分けでいうと「緑」で楽しく走れるくらいのレベルです。

しかも、俺のバイクはマフラーを交換しているとはいえ260㎏前後の重量車。ロード5にはGTスペックと呼ばれる重量車向けに設定されたタイヤがあるのですが、俺が履いているのはノーマルタイプ。にも関わらず、スリップサインまではまだ余裕があるので、もう少しくらい走れそうな印象です。サーキット走行が最もタイヤに負担がかかるのですが、それでもタイヤのグリップを保ちつつ、ここまで耐えられたのには驚きを隠せません。

ブレーキの使い方なのか車体の重量なのかは分かりませんが、フロントタイヤの方が減りは早いです。あ、これ余談なのですが、リアはまだまだ残っているし、もったいないから一瞬フロントだけの交換を考えたのですが、バランスを考えると前後同時交換が好ましいそうです。

もちろん、乗り方でタイヤへの負担は大きく変わるし、バイクによっても重量が全く異なります。俺はどちらかといえばアクセルワーク、ブレーキなどは優しく穏やかな方。もし俺がストファイなどの軽いバイクで、サーキット走行をしていなければ15000㎞は走れるんじゃないのかと思うほどの耐久性です。ここに関しては全く文句がないどころか、コスパが最高に良いですよね。

パターンは好みが別れるが、俺は好きなパターンだ。デザインも排水性も最高

2つ目がタイヤの変化。タイヤが減っていくということは、確実にタイヤの性能は変化していきます。ですが、人間の感覚とは不思議なもので、長期間の穏やかな変化には慣れで対応してしまいます。なので厳密に言うと多少なりとも変化をしているはずなのですが、ロード5を履いていて性能が下がったなと感じる瞬間はありませんでした。

排水性やグリップなど性能の指標はありますが、結局のところ「バイクを運転していて怖いか怖くないか」が最も重要な部分です。タイヤが原因で怖いと感じる瞬間は、かなりの距離を走った今でも一度もありません。

あえて言うならば普段よりもオーバースピードでコーナーに入った操作ミスや、ダートになっているキャンプ場などそもそもオンロードじゃない場面くらいなもの。思い返しても不思議と怖さがないんですよね。普通は雨が降ったら怖いと思うのでしょうが。環境の変化が常にあるロングツーリングでは怖いと思うだけで体力と精神力を消耗するので、快適に走行できるというだけですごくありがたいです。

もしかしたら、安心という意味ではハンドリングの面も大きいのかもしれません。もともと安定性に優れた穏やかなタイヤなので、それが摩耗してもずっと続いている印象です。車体がバンクし始めからバンク中も穏やかなのでコーナーでも安心していられます。個人的にはクイックなタイヤは走行はとても楽しいのですが、長距離を走る旅という視点で見ると少し辛いものがあります。たまにクイックすぎて急に切れ込む時に怖さを感じる要因にもなりますし。どっしりと構えて走りたい人にはロード5は最適です。

今回、偏摩耗はほぼしておらず俺の乗り方が上手なのかなと自惚れていました(笑)。だけど、サーキット走行会でミシュランの方とよくお会いするので話を伺うと「空気圧をこまめにチェックすることが偏摩耗を防ぐ一番のポイント。ガソリンを入れる際にこまめにチェックしてあげるとタイヤの偏摩耗を減らすことができ、タイヤの最大限のパフォーマンスを発揮できますよ」とのこと。季節でも空気圧は変わっちゃうし、サーキットに行く回数も多かったからか、割とこまめにチェックしていた方なのでそのおかげでした。上手なわけじゃなかった。

11000km走行後のフロントとリアのタイヤの様子。減ってはいるがタイヤのパターン自体に大きな変化は見られない。俺の乗り方だとフロントの方が減りが目立つが、スリップサインまでまだもう少しある。乗ってもいいし、交換を考えてもいいタイミング。何キロもつのか気になるので、俺はまだ乗る予定

そして最後の3つ目は、タイヤのフェイスが変わらないということ。11000㎞の走行はバイクのタイヤとしてかなり使っている方です。それでもタイヤのフェイスはほとんど変化がありません。あれ? でもロード5の最大の特徴はサンプと呼ばれるタイヤの溝が、摩耗時に広がっていくことのはず。今フェイスがほとんど変わっていないってことはそこまで到達していないのかな。最終的に何キロ走れたのかユーチューブでレビュー動画をアップします。話は逸れましたが、現時点では摩耗が進んでもタイヤが与える印象と見た目に変化はありません。

ロード5を11000㎞履いて感じたことを話しましたが、大きくまとめると、交換を考え始める時期まで安心して気持ちよく乗ることができます。それが一番の良いところなのかなと。タイヤ選びに迷った時に参考になると嬉しいです。

ツーリングはもちろん、街乗りやサーキット、キャンプなど幅広く使っていたためか偏摩耗はしていない。空気圧をこまめにチェックしていたのも大きな要因らしい。端っこは使いきれていないが、無理して使う必要もない

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PROFILE

RIDERS CLUB 編集部

RIDERS CLUB 編集部

1978年の創刊時から、一貫してスポーツバイクの魅力を探求し続けるオピニオンマガジン。もはやアートの域に達している、バイクの美しさを伝えるハイクオリティの写真はいまも健在。

RIDERS CLUB 編集部の記事一覧

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