【チームサッカニー】いよいよ初練習会! 走る体の基礎をつくろう
FUNQ
- 2018年10月30日
全米随一の老舗アスレチックブランド「サッカニー」のフルサポートのもと結成されたチーム・サッカニー(5期生)。体力測定などを交えた厳正なるオーディションの末、10人のメンバーが選ばれた。マラソンからトレラン、トライアスロンまで、“これまでの自分を超える”ために、さまざまな目標にチャレンジしていく。今回はその初練習会の模様をレポートする。
Photo:Dan Imai
Special Thanks: High-Alti http://high-alti.jp/
「最初の2~3カ月で、体を“ランナー仕様”にします!」
今回のメンバーは、ほぼ全員がフルマラソン経験者で、なかには中級者の証でもある“サブ4”ランナーもいる。しかし、今回の「チーム・サッカニー」のプロジェクトテーマは、「自分で目標を設定し、それにむかって努力・挑戦する」こと。ロードのマラソンだけでなく、トレイルランニングやトライアスロンといった、他種目への挑戦を目指すメンバーも少なくない。
チーム・サッカニー5期生を指導してくれるのは、フィジカルトレーナーの新田幸一氏。大学駅伝の選手や、日本代表クラスのサッカー選手など、多くのアスリートの指導する、“走れる体づくり”のプロフェッショナルだ。新田コーチ曰く、「ロードのランニング、トレイルランニング、トライアスロン、ウルトラマラソン……、何をするにしても“基礎”は同じです。ですから、最初の2~3カ月で、まず皆さんの体を“ランナー仕様”にします」
新田コーチの考える“走れる体づくり”のポイントは、いかに効率よく体を使って、運動中のエネルギーロスを減らせるようになるか? ということ。そのカギを握るのは単なる“走り込み”ではなく、低酸素トレーニングと神経伝達回路をスムースにするエクササイズだ。
サッカニーの新シューズで標高約2700mを初体験!
というわけで、早速トライ! 新田コーチが開発に携わった低酸素トレーニングスタジオ「ハイアルチ」にある、低酸素ルームのトレッドミルを使い、サッカニーのシューズ「キンバラ9」の脚ならしも兼ねて軽~く走るトレーニングが始まった。空気中の酸素濃度は約21%だが、低酸素ルームでは約15%まで下がる。これは標高約2700mに相当するらしい。この状態で運動すると、脳が酸欠状態を察知し、体内に酸素を運ぶ赤血球を増え、全身にしっかり酸素が供給されるため、じつはそれほど苦しくない。この状態でトレーニングを積んでいけば酸素供給能力が高まり、走る体の基礎も向上する、というわけだ。
「1日10分、毎日コツコツやれば体が変わってきます」
続いて、神経伝達回路を高めるエクササイズにトライ。フォームローラーの上に寝て、不安定な状態をつくり、そこから腕の上げ下げや腹筋を10回程度行う、一見シンプルなトレーニングなのだが、実際やってみると、できないメンバーがほとんど。「このエクササイズができるということは、インナーマッスルを使って余計な力みもなく体を動かせているということ。今日できなくても、何も問題ありません。僕が指導している大学駅伝の選手たちも、最初は全然できません。ただし、これを1日10分、就寝前でもいいです。とりあえず2週間続けてみてください。絶対できるようになるはず。1カ月後の練習会までの宿題です」
最新テクノロジーから生まれたランニングギアと、最先端の科学トレーニングを融合させたスペシャルサポートとともに、チーム・サッカニー5期生の挑戦がスタートした。
新田幸一
フィジカルコーチ。ハイアルチ(高地トレーニング)の開発者であり、大学駅伝選手やプロサッカー選手をはじめとするトップアスリートの指導に携わっている
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