
「思いっきり腕を振る」はNG!? その走り方、体に負担をかけているかも

FUNQ
- 2015年06月04日
誰でも簡単に始められるスポーツ……だけど自己流は逆効果
体育の授業で「走るときは大きく腕を振って」と教わった人は多いだろう。それが「実は思いっきり振って走るのはNG」と言われても、にわかには信じがたいかもしれない。
ランニングというスポーツは、それ自体がすべての運動の基礎となる動きであるため、だれでも簡単に始められる。それだけに“自己流”に陥りやすい。そして間違った自己流フォームは、逆にカラダに負担をかけることになってしまう。走るとすぐに疲れるという人や、なかなか長く走れるようにならない、ケガや故障を繰り返す、といったことに思い当たる人は、フォームに問題があるかもしれないのだ。
たとえばランニング中の腕フリでいえば、ただ腕を一生懸命に振っても推進力は得られない。走るときに腕を振る本来の目的は、上半身で生まれた力を下半身へと伝え、骨盤の動きから推進力へと変換すること。そのためには、ただやみくもに腕に力を入れて振るだけではだめなのである。
では正しい腕フリとは? 実は左右の肩甲骨を寄せるイメージで、ヒジを引くことを意識する程度でいいのだ。
ポイントとしては【1】ヒジを引く【2】肩甲骨を寄せる の2点。この2点をおさえた理想的な腕フリには、軸がまっすぐな姿勢を維持することが大切になってくる。肩関節や肩甲骨まわりの柔軟性が左右均一であることも求められる。
せっかく続けているのにその成果が得られていないなんて、もったいない。正しい姿勢を知って負担が軽くなれば、もっとラクに走れるはず。賢いランニングで見た目にも美しいランナーを目指そう。
ちなみに、正しいフォームはこちらの「真鍋未央のフォームチェック&メニュー診断」動画でも確認できる。より具体的に知りたい人は、こちらも合わせてチェック!
http://www.runningstyle.jp/movie02/vol-076/#challenger1
(ヨシザワ)
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