食べすぎをなかったことにする! リセットテクニックの基礎知識
RUNNING style 編集部
- 2017年01月23日
ダイエットは長期戦。ときには「食べすぎてしまった!」という日もあって当たり前。そんなときに速攻で実践したいのがとりすぎた栄養(カロリー)を体脂肪にする前にプラスマイナスゼロにしてしまう「リセットテクニック」だ!
体に脂肪がついてしまうまでの猶予期間は、約2~3日!!
ついつい食べすぎてしまった翌日、体重が増加していて落ち込んだ経験がある人は多いはず。しかし、その増加分は、体脂肪ではなく体内に残量している水分の重さであることが多い。じつは、過剰に摂取した糖質や脂質が体脂肪へと変化するまでには、約2~3日はかかるといわれている。このことから、本当に太るまでには「約2~3日の猶予期間」があるということがわかる。その猶予期間に摂取しすぎて体内にとどまっている糖質や脂質を使い尽くしてしまえば、体脂肪の蓄積は防げるのだ。このしくみをうまく利用して行うのが「リセットダイエット」だ。
リセット期間中にとくに気を遣いたい生活のポイントは2点。
(1)糖質と脂質の消費を促す栄養素が含まれた食品を多めに食べること。
(2)積極的に体を動かすこと。エスカレーターを使わず、階段を使う、いつもより速足で歩くといった程度でもいい。とにかく体を動かそう。
ちなみに、リセットのために断食をするというのはもっともNGな行為。お腹が空っぽの時間が長くなると、次の食事のときに血糖値が急激に上昇してしまい、いつも以上にとった栄養素の吸収率が高まってしまう……。
リセット期間中に多めに食べたい食品
リセット期間中に、特に意識して食べたいものは、ズバリ「糖質と脂質の消費を促す栄養素」。具体的には、下のような食品を積極的に摂りたい。
■豚肉・レバー・紅鮭
糖質がスムースにエネルギーに変換されるために必須のビタミンB1はいつも以上にたっぷりと。トマト、ネギやニラなどはビタミンB1の吸収率を高めてくれるので、レバニラやトマトソースを使った豚肉料理はおすすめだ。
■緑黄色野菜・フルーツ
体脂肪の燃焼を促進するビタミンB群の宝庫である緑黄色野菜、ビタミンCたっぷりのフルーツを。ただしフルーツは16 時まででストップ。
■ヨーグルト・納豆などの発酵食品・こんにゃく・きのこ
腸の調子を整え、便通をよくすることがダイエットの基本。腸内環境を整えるヨーグルトをはじめとした乳酸菌たっぷりの食品や、腸の老廃物を除去してくれる食物繊維たっぷりの食品はいつもより多めに!
■白身魚・豆腐・納豆・赤身の肉・魚・鶏のササミ
リセット期間中にもっとも注意したいのは筋肉量の減少。筋肉量が減ると、逆に太りやすい体になってしまう。そのため、筋肉の材料となるたんぱく質を、できるだけ脂肪の少ない赤身の肉・魚、白身魚、大豆製品からとろう。
あわせて、
●ごはんなどの炭水化物は朝食と昼食のみ。夕食は野菜中心に。
●脂身の多い肉、脂ののった魚、揚げものはなし。
●アルコールは控える。とくに、糖質が多いビール、日本酒は避ける。
といったことにも注意しよう。
大人になればつきあいで食べすぎてしまう日もある。その度に落ち込んでいては、ダイエットが挫折してしまうことにもなりかねない。リセットテクニックを身に着けて、「食べすぎても、取り返しはつく」と大きく構えられるようになりたい。
(編集 M)
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