トレイルランニングには勘違い知識がいっぱい!
FUNQ
- 2018年06月07日
これが正しいと信じていたことがじつは間違いだった!! アイテム選びから、栄養補給まで、トレランには勘違いがいっぱい。それをなくせば、より安全に、より楽しくトレイルを走れるようになるはず。ここでは、勘違いしがちな3つのポイントをピックアップする。
重い荷物をかついで走るのは危険!
体力をつけるために荷物を極端に重くして走る人が多いが、これはNGだ。バックパックが重すぎると、体が上下左右に振られて、転倒や滑落の危険性がある。しかし、ファーストエイドや非常食など、山を安全に走るうえで必須のものまで携帯しないのは問題。日頃から、どんな物が必携かを調べて、携帯品を賢く取捨選択し、できるだけバックパックを軽い状態にして走ろう。
ビギナーこそカーボローディングを
肝臓や筋肉内のエネルギー貯蔵庫の容量を増やす目的で行われるのがカーボローディングだ。一般的に、カーボローディングは上級者用と考えている人が多いが、これは大きな勘違い。上級者はすでに貯蔵庫の容量が大きく、レース前にカーボローディングをしなくてもスタミナを維持できることが多い。
いっぽう、ビギナーは貯蔵庫の容量が小さいため、レース前にカーボローディングをしないとスタミナ切れを起こす可能性が高い。そのため、ビギナーは20~30km程度の長距離トレーニングをする場合は前日に、レースに参加する場合はレース前の3日間に、通常の1.5 倍程度でいいので、ごはんやパスタなどの炭水化物摂取量を増やそう。
「山で寒いときにはホットコーヒー」はNG
体を温めるために山でホットコーヒーを飲む人が多いが、これは避けたい。じつはコーヒーは体を冷やす飲み物だからだ。一般的に原産地が暑い地域の食品の多くは、体を暑さから守るために、体を冷やす効果をもつものが多い。熱帯が原産地のコーヒーも例外ではない。どうしても飲みたい場合には、体を温める作用があるシナモンや、ドライショウガなどと一緒に飲もう。ちなみに、エネルギー補給に最適なバナナも熱帯のフルーツのため、体温の低下を防ぎたいときには食べ過ぎ注意!
(出典:『RUNNING style 7月号』 特集:ROAD to TRAIL トレイルランニングのYES or NO)
(エイサイト編集部 楠田)
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