ミトコンドリアを活性化して、やせやすく、太りにくい体をつくろう!
RUNNING style 編集部
- 2018年09月03日
ミトコンドリアは、糖や脂肪を取り込んでエネルギーに換える、産生工場のような器官。ミトコンドリアが活性化されれば、スタミナがつくだけではなく、体の無駄な脂肪を燃やして、やせやすく、太りにくい体をつくれるのだ。ここでは、ミトコンドリアを活性化させ、脂肪燃焼を促進させるためのエクササイズを紹介する。
ミトコンドリア活性化で脂肪が燃えるメカニズム
まずは、ミトコンドリア内で脂肪が燃えるメカニズムを知っておこう。ミトコンドリア内には、4つの部屋が存在し、各部屋で糖と脂肪のエネルギー産生作業が行われている。
そのなかの第4の部屋が、もっとも脂肪を燃焼させる力のある部屋なのだが、問題は第4 の部屋がほかの部屋と比較して活性度が低く、脂肪が燃えにくいところにある。
第4の部屋を活性化させるのに有効なのは、体の内部の体温(深部体温)を1~2℃上昇させること。そして、深部体温を上昇させる効果が高い運動が、心拍数を120拍/分程度にキープできるペースのLSD(ロング・スロー・ディスタンス)と呼ばれる、長くゆっくり走るトレーニングや、タバタプロトコルのような短時間で体に高負荷をかけられるトレーニングだ。
週に1回程度でいいので、いずれかのトレーニングを定期的に行うと、ミトコンドリアの第4の部屋を活性化でき、脂肪燃焼効率が高い体をつくれる。
ただし、体温が2℃以上上昇すると、逆にミトコンドリアが不活性化するので、長時間、心拍数が高くなってしまう運動は避けてほしい。
短時間高負荷or長時間低負荷で、深部体温を上げて燃焼効率をアップさせよう!
【短時間高負荷トレ】
「バーピージャンプ20秒→10秒レスト」×8セット
負荷が高いため最初は8セットできなくても問題なし。規定回数をこなすより、どのくらい全力を出し続けられるかを重視しよう。
「バーピージャンプ」のやり方
直立した状態からしゃがんで両手を床につく。そこから勢いをつけて脚を後ろに伸ばして腕立て伏せの体勢になったら、間髪をおかずにすばやくリズミカルに足を元に戻し、再びしゃがんだ状態になる。動きを止めることなく、勢いよくジャンプする。この動きを繰り返す。
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【長時間低負荷トレ】
「2時間LSD」
120拍/分を維持できるペースで走る。心拍数が上がりすぎたらペースを落とそう。
(出典:『Running style 9月号』)
(楠田圭子)
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ランニング初心者から、サブ4を目指す中級者まで楽しめるランニング専門マガジン。トレーニングやアイテムの紹介、トレイルラン、イベントまでさまざまな情報をお届けする。
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