頑固な肩こりがスッキリ改善! 肩こりさんは、肩甲骨を動かそう!
RUNNING style 編集部
- 2018年10月11日
腕を大きく回すだけで肩がなんとなく軽くなった経験をしたことがある人は多いはず。これは肩甲骨が動いたことが原因だ。つまり、肩こりは肩甲骨を動かすという単純な動きを繰り返すだけで、一気に解決できるのだ。
働きすぎの「肩甲骨まわりの筋肉」をいたわろう
肩から背中の上方に広がる「肩甲骨」は自由に動くことができる大きな骨。それゆえ、非常に不安定な骨でもある。肩甲骨の外側にはおよそ5kg(体重60kgの人の場合) の腕がぶら下がっているため、筋肉が緊張していないと肩甲骨は腕の重みで外側が下がるように回って(下方回旋)しまう。
不安定な肩甲骨を正しい位置にキープするためには、肩甲骨に付いている複数の筋肉が休むことなく、収縮したり緩んだりし続けなくてはならない。そのため、肩甲骨まわりの筋肉は立っているときも、座ってデスクワークをしているときも、つねに緊張していなければならないのだ。
このように、つねに働き続け、大きな負荷がかかる肩甲骨まわりの筋肉は硬くなりやすく、それが肩こりを発生させるのだ。裏を返せば、肩こりは、肩甲骨を動かし、周辺の筋肉の硬さをとれば、あっという間に改善できるということだ。
肩甲骨を動かす習慣をつければ、肩こりは治せる!
そこで、ふと思い出したときに肩を上下に動かす、左右に動かす、ぐるりと回す体操をして肩甲骨を動かそう。そのときのポイントは頭を軽く上に向けることと、胸を張って胸も上に向ける意識をもつこと。それにより肩甲骨を正しい位置に誘導できる。
上下に動かそう
肩を耳に近づける意識で肩をすくめると肩甲骨が上方へ移動する。そのまま力を抜けば、重力で自然と下方に移動して元の位置に戻る。
左右に動かそう
腕を前に出せば左右の肩甲骨の間隔は開き(外転)、腕を背中のほうにもってくれば肩甲骨の間隔は閉じる(内転)。肩こり対策には上を向いて胸を張り、腕を背中のほうにもってくる動きがもっとも大切だ。
大きく回そう
腕を体の横から頭上にあげる動きで肩甲骨が回旋する(上方回旋)。そのまま同じ軌道で元の位置に戻れば下方に回旋する。
イラスト:近藤恭史、モデル:大浦サト(BARK in STYLe)
(出典:『Running style別冊 上を向けば、肩こりは治せる!』)
(エイサイト編集部 楠田)
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ランニング初心者から、サブ4を目指す中級者まで楽しめるランニング専門マガジン。トレーニングやアイテムの紹介、トレイルラン、イベントまでさまざまな情報をお届けする。
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