意外と知らない、湿布の選びかた、使いかたのコツ

肩こりがひどいとき、打ち身や筋肉痛の緩和に使われる湿布。薬局の棚には所狭しと湿布が並べられている。選択肢が多いのはいいけれど、そのいっぽうでどれを選ぶか頭を悩ませることも……。決して安くはない湿布だけに、間違いのない選びかた、使いかたをしたいところだ。

肌がかぶれやすい人は温感湿布には要注意!

湿布には、冷たく感じる冷感湿布と、温かく感じる温感湿布の2種類がある。ただし、冷感を貼っても、温感を貼っても、筋肉にはあきらかな温度変化はみられない。つまり、湿布には、患部を冷やしたり温めたりする効果はないということだ。そのため、冷湿布と温湿布のどちらを選ぶべきか迷ったら、清涼感が好みなのか、温かさが好みなのかによって選んで問題ないだろう。

ただし、温感湿布には注意してほしい点がある。トウガラシエキス、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸エステルなどの温感成分が含まれている温感湿布には、局所の血管を拡げ、血流を増加させる作用があるといわれている。しかし、それらの成分は皮膚刺激が強くかぶれやすいので、温感湿布使用時には貼る時間を短くするなど注意が必要だ。

ちなみに、現状では冷感湿布が湿布全体の流通量の9割以上を占めている。整形外科などで処方される場合には、温湿布が処方されている例はほとんどないのが実情だ。

湿布を貼ったら、紫外線は避ける

湿布には冷感湿布・温感湿布ともにパップ剤とテープ剤の2種類がある。パップ剤は白くて少し厚みがあるタイプで、水分含有量が多いので貼るときにヒヤッとするもの。厚みがあるぶん、首や肩に貼るときには剥がれやすいというデメリットがある。

テープ剤は肌色で薄いテープ状の湿布。肌色で湿布が目立ちにくいことと、粘着力が強いため剥がれにくいというメリットがあるので、首や肩に貼るのに適している。しかし、粘着力が強いため、剥がすときに痛い、パップ剤と比べてかぶれやすいといわれることがある。

また、湿布の成分によっては、湿布を貼っていた部位に直接紫外線が当たると光線過敏症(光接触皮膚炎)という湿布かぶれの副作用が出ることがある。とくにモーラステープという湿布の主成分ケトプロフェンは光線過敏症を起こすことで有名だ。ただし、ほかの種類の湿布や塗り薬でもその可能性はゼロではないため、湿布を貼っている箇所には紫外線を当てないほうが無難だ。

DNP-44

湿布の種類と特徴

温湿布
●温感成分による局所の血流促進作用がある
●皮膚刺激が強く、かぶれやすい

冷湿布
●清涼感がある
●医療機関から処方される湿布の約9割を占める

テープ剤
●肌色で薄い
●肌に貼っても目立ちにくい
●剥がれにくいが、かぶれやすい

パップ剤
●白色で少し厚みがある
●貼るときに冷たさを感じる
●剥がれやすいが、かぶれにくい

イラスト:近藤恭史

(出典:『Running style別冊 上を向けば、肩こりは治せる!』

(エイサイト編集部 楠田)

SHARE

PROFILE

FUNQ

趣味の時代に読むメディア

FUNQ

趣味の専門誌を届けてきた私たちが世界中の人に向けて、趣味の世界への入り口をつくりました。彩りに満ちた人生の新たな1ページが、ここから始まります。

FUNQの記事一覧

趣味の専門誌を届けてきた私たちが世界中の人に向けて、趣味の世界への入り口をつくりました。彩りに満ちた人生の新たな1ページが、ここから始まります。

FUNQの記事一覧

RUNNING style TOPへ

No more pages to load