肩こりの原因は意外なところに! 肩こりを引き起こす9つの原因
RUNNING style 編集部
- 2018年10月14日
INDEX
肩こりが起こる原因はさまざま。いくつかの原因が合わさって起こることも多い。ここでは、肩こりに陥ってしまう代表的な9つの原因を解説。思い当たる項目で改善できるものはできるだけ早急に対策を!
その1:姿勢の悪さ
頭部の重量は約5kg あるといわれ、その重さを首と肩で支えている。猫背・前かがみなど、首や背中の筋肉が緊張するような姿勢が長時間続くと、筋肉が硬くなり、筋内の血管が押しつぶされて血行不良になって肩こりが生じる。
とくに、デスクワーク、パソコン操作、スマホ操作などの下向き姿勢で、体の前に手が出て覗き込むような姿勢の持続は避けよう。イスと机の高さのバランスの悪さも姿勢が崩れる原因になるので要注意だ。
その2:疲れや運動不足
ショルダーバッグを片側に掛けたり、休みなくデスクワークをしたりと、長時間同じ姿勢をとることで筋肉が疲弊して肩こりが発生。また、日頃体を動かして運動していないと、筋肉のしなやかさや筋力がどんどん低下していき、肩がこりやすくなる。
その3:頚椎や肩関節の病気
頚椎の病気、肩関節のケガや病気でも首肩まわりの筋肉が緊張して二次的に肩こりが発生する。この場合、元々の病気の治療と並行して、肩こりに対する治療も必要になる。
その4:噛み合わせ
歯の噛み合わせが悪いと、食事などの際にアゴに過度の負担がかかる。すると、アゴを動かす筋肉が異常に緊張して、その緊張が首の筋肉にも伝播して肩こりになることがある。
噛み合わせは、前後・左右・高低と三次元的にチェックする必要があり、違和感がある場合には、矯正歯科などで歯科医に相談することをおすすめする。
その5:視力低下(眼精疲労)
物を見るときによく見えないと覗き込むようにして見ようとするので、頭が前に出る。そのときに首・肩まわりの筋肉が緊張するので、その状態が続いたり何度となく繰り返されたりすると、やがて筋肉が疲れて硬くなり、肩こりが発生する。
その6:なで肩体型
なで肩体型だと通常よりも僧帽筋にかかる負担が大きくなるので、肩こりが起こりやすくなる。なで肩は遺伝的な要素もあるといわれている。
その7:冷房
冷房がききすぎた部屋に長時間いると、血管が収縮して筋内の血行が悪くなる。そうなると肩こりも生じやすくなる。
その8:睡眠不足
睡眠時間の短いことが肩こりの危険因子になる可能性を指摘した論文がある。睡眠不足による自律神経の乱れが考えられる。
その9:精神的なストレス
精神的に追い込まれると自律神経の乱れが生じ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまう。ストレスに抵抗しようとすると、自然と戦闘態勢のスイッチが入り、交感神経が優位になり、筋肉や血管が収縮し、この状態が長く続くと血行が悪くなり、肩がこりやすくなってしまう。
自律神経を乱す大きな要因は、「不規則な生活」と「ストレス」。対処法としては、日常生活のリズムを規則正しくすること。可能な限り決まった時間に起床、食事、就寝する。十分な食事と十分な睡眠をとる。ストレス解消には、ストレッチ、ウォーキング、深呼吸、ゆっくり入浴、笑いなどが効果的。喫煙者はいますぐ禁煙を!
イラスト:近藤恭史
(出典:『Running style別冊 上を向けば、肩こりは治せる!』)
(エイサイト編集部 楠田)
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ランニング初心者から、サブ4を目指す中級者まで楽しめるランニング専門マガジン。トレーニングやアイテムの紹介、トレイルラン、イベントまでさまざまな情報をお届けする。
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