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BROOKS/Vantage(ブルックス/ヴァンテージ)1977|ランニングシューズの礎を築いた“名作”たち

ランナーズワールド誌において最高評価「ファイブスター」を獲得

アメリカのレース参加で気付くブルックスの存在感

2007年12月のラスベガスマラソン以来、年に一度はアメリカ文化圏のロードレースにエントリーしている。日本ではほとんどの主要ロードレースが高い倍率の抽選に当選したり、ウェブサイトにおける壮絶な先着エントリーに勝ち抜かなければならないなか、アメリカのレースは、ニューヨークシティマラソンやボストンマラソンなど一部を除くと、日本のエントリー地獄がウソのよう。そこそこ有名な大会でも前日エントリーできることも珍しくない。そんな理由もあって、筆者はアメリカのロードレースに毎年参加しているのである。

アメリカのレースに参加した際も、仕事柄気になるのはランナーの足元だが、2008年頃から大きくシェアを伸ばしているブランドが存在する。それがブルックスだ。アメリカでは普段のトレーニングで街中を走っているランナーの足元においても見かけることの多いブランドであるが、このブランドの凄さを認識するのはなんといってもレース当日。アシックスとともに着用率首位を争うのは、ナイキではなくブルックスなのである。

アラフィフ世代の人は、“70年代から”80年代にかけてヴァンテージやビラノバといったランニングシューズが全米のランナーから高い評価を受け、ランニングカテゴリーの機能面をリードするブランドであったことを記憶しているだろう。そして、このブルックスの評価を高めることに大きく貢献したのが、米ランニング専門誌「ランナーズワールド」である。ランナーに有益な情報を提供するこの雑誌は、年に一度ランニングシューズの機能性を採点するシューズレビューを掲載することでも人気となっていた。

史上初めて過回内に対応したヴァラスウェッジを搭載

現在と違ってインターネットメディアがない当時、同誌のシューズレビューはランナーから絶大なる信頼を得ていて、大きな影響を与えたが、ブルックスのヴァンテージは78年、79年の2年連続で最高評価の5つ星を獲得。足裏にピッタリとフィットするインソール、着地時に足が過剰に内側に倒れこむ過回内(オーバープロネーション)に対応する「ヴァラスウェッジ」を搭載するなど、足の保護性能に優れたヴァンテージは、「ケガを心配することなくランニングを楽しみたい!」というランナーからとくに高い評価を得ることに成功した。

そしてこのモデルはブルックスというブランドだけでなく、業界全体を機能面でリードする存在であった。当時中学生だった自分にとって憧れのスニーカーはナイキの「エリート」や「ミエカ」だったのだが、ナイキを履いている大学生が「本当はヴァンテージ430が欲しいのだけど、お金が足りないからナイキのワッフルトレーナーを買った」というのを近所のスポーツ店で聞いたときに、ブルックスというブランドの“偉大さ”というか、中学生にとっては手に入れることが絶望的な存在であることに気付かされた。

あれから30年以上が経過し、ブルックスの本社は東海岸のペンシルバニア州から西海岸のワシントン州へと移転したが、2014年めでたく創立100周年を迎えた。そしてヘリテージコレクションの発表で過去のアーカイブを現代に蘇らせることとなったのである。中学生の頃には手に入れることは不可能だと思ったブルックスのヴァンテージ。30数年を経て自分の足元にあるが、そのシャープなフォルムは、あの頃名古屋のランニングショップで見たままであった。

column

100周年を迎え、ヴァンテージやヴァンガード(旧ビラノバ)といった名作モデルをラインナップした「ヘリテージコレクション」が登場。当時のデザインと現代風テイストを絶妙に融合している。

 

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RUNNING style 編集部

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ランニング初心者から、サブ4を目指す中級者まで楽しめるランニング専門マガジン。トレーニングやアイテムの紹介、トレイルラン、イベントまでさまざまな情報をお届けする。

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