スネの痛みはフォームが原因?|芥田晃志の体も心も痛めないスゴ技炸裂塾!
RUNNING style 編集部
- 2021年01月26日
マラソンやウルトラマラソン、トレランのレース会場などでトレーナー活動をしていると、スネあたりから足首の付け根くらいに痛みを抱えているランナーが地味~に多いです。そしてこの症状はスタート前から痛みを感じる人は少なく、レースの途中や終盤に違和感が出るランナーがほとんどです。そこで今回は、スネを痛める理由と改善&予防法について紹介します!
普段の歩きかたや着地法を意識して痛みを防ぐ
走行中、脚を前に出す際につま先をグッと上にもち上げながら脚運びをすると、足首前面やスネを痛めやすいです。これは、足首を屈曲させてしまい “前脛骨筋” を酷使してしまうから。それではなぜ、つま先が上がってしまうのでしょうか。それは、レース後半の疲労により太モモを引き上げられなくなってしまい、地面につま先を擦らないよう、無意識に上げてしまうのが原因なんです。スネに痛みを感じやすい人は、下記の「改善法」を参考にしながら普段の歩きかたや着地法の意識し、レース本格シーズンに向けて日々の練習から、徐々に改善していきましょう。
また、脚運びのクセをすぐに改善するのはなかなか難しいので、走る前にテーピングでスネをサポートしてあげることもおすすめします。詳しい貼りかたについては下記やニューハレの公式サイトで紹介しているので、ぜひ実践してみてください。これでスネは痛くないっスネ!
改善法
- 普段から尻やモモ裏などの大きい筋肉を使う
- ふくらはぎやスネの筋肉はなるべく使わない
- ランで着地する際は、なるべくフラットに!
- 脚を蹴る際に足首の角度は90度に保持
【予防法】
予めテーピングでスネを保護する
貼りかた
<STEP1>
スネの筋肉が思いきり伸びるように、足先を反らせる。このとき、椅子に腰かけ脚を組みながら行うとテーピングを貼りやすい。
<STEP2>
足の甲の中心あたりからテープを貼る。前スネの筋肉にテープの中央ラインが沿うように、残りのテープを貼りつけて完成!
教えてくれた人
テーピングトレーナー/芥田晃志さん
ニューハレテーピングトレーナー。マラソンやトレランなどの市民ランナーからトップアスリートまで、幅広い層のボディケアを行う。
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PROFILE
RUNNING style 編集部
ランニング初心者から、サブ4を目指す中級者まで楽しめるランニング専門マガジン。トレーニングやアイテムの紹介、トレイルラン、イベントまでさまざまな情報をお届けする。
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