数少ない日本の秘境、男女群島【SALTWORLD Field Report】
SALT WORLD 編集部
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長崎から南西へ約150kmの東シナ海に浮かぶ男女群島は、文字通り絶海の孤島と呼ぶにふさわしい秘境。そして同時に、数多くの大型魚を育む日本屈指の漁場でもある。そんな男女群島でのジギングを紹介しよう。
呼子港発サンライズで秘境へ!
許可を得た限られた船のみが行くことが可能な場所や、移動手段が限られアクセスが悪い場所が日本にはいくつかある。その一つが男女群島であり、そんな秘境に遊漁船として必要な装備を備え、許可を得て訪れることが可能な船が『サンライズ』(田代誠一郎船長)である。
ここ数年、一年に1~2度のペースで男女群島への釣行を行っているが、毎回、魚影の濃さは凄いと感じる。サンライズさんといえばヒラマサキャスティングのイメージが強いが、男女群島ではどちらかというとジギングがメインであり、ライブベイトの「泳がせ釣り」も行う。今回は佐賀県呼子港を出船後、ヒラマサキャスティングを行いながら男女群島に向かうというプランだ。
強烈な二枚潮にジギングでトライ
男女群島に到着し、皆が泳がせ用の餌のムロアジを釣るなか、ジギングのみは自分だけなのでジグを落とすと一投目でヒット。浮いてきたのはヒラマサで、幸先良いスタートかと思われた。
その後再びジグを落とし、何度か誘うとヒット。何かおかしいと感じながらファイトし浮いてきたのは、サメにかじられた小型カンパチであった。
泳がせ用の餌を確保し、ポイントを移動するが、強烈な二枚潮のため非常に釣りにくく、ようやくボトム付近でヒット、もしかしたらアラ(クエ)ではと期待したが浮いてきたのはサメと、何か苦戦の予感が漂い始めた。
泳がせも二枚潮の影響なのか苦戦している様子のなか、今回一番の若手の菅原さんがカンパチ20kgをキャッチ。
この日は島影でアンカリングし船中泊。夕食を取りながら皆で翌日のプランを練る。
肥前鳥島でカンパチをキャッチ
二日目は午前中の様子を見て決めることとなり、開始してみると昨日ほど二枚潮がひどくないものの、イマイチ調子が上がらず、男女群島を後にした。
男女群島から肥前鳥島へと移動し、ジギングを行いポツポツとカンパチをキャッチ。
その後ヒラマサキャスティングのポイントへと移動したが、このヒラマサキャスティングの様子については別の記事で改めて紹介しよう。
男女群島の攻略に不可避のヘビージギングタックル
男女群島は根の起伏が激しく、魚探を見たところ地形は100m付近からせり上がる壁のようなポイントが多い。ヘビーウエイトのジグを使用するため、体力的にも厳しいジギングである。そのためアタリが遠のくとライトなタックルに持ち替え、楽をしようとして痛い目に遭ったことが数回ある。太いラインを使用し重いウエイトのジグを使用したほうが良いことはわかっているのだが、これがモチベーションを保つのが難しい。ここ数年通い見えてきたこともあり、滞っているヘビージギングタックルの開発を徐々に進めていこうと考えている。
タックルデータ
ロッド:FJ56MH(プロト)、MSJ63M、MSJ63MH(プロト)
ルアー:ウィークベイトSD300g、400g(プロト)、ウィークベイトショート300g、400g(プロト)、ドロッパーFS300g(プロト)
メロン屋工房HP
サンライズHP
https://sunrise.genkainada.jp/
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PROFILE
SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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