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【スーパーライトジギング】タックルセッティングと使い分けとは? 前編

スーパーライトジギングは、その名の通りライトなタックルや細いラインを使う。それでいてヒットする魚が小さいのかとえいば、そんなことはない。デカイ魚も容赦なくヒットしてくる。だからこそ、タックル選びが需要になる!

ジグが小さいからこそ種類も多く大型も釣れる

「スーパーライトジギングは、単にタックルをよりライトにして、さらに小型の魚を狙おうというものではありません。タックルがスーパーライトになったことにより、いっそう釣れる魚の種類が増え、また大型魚の可能性もより高まりました」とスーパーライトジギングの流行の立役者の一人である中村豪さんは話す。

つまり、タックルをスーパーライトにすることで釣り自体をカンタンにして、誰でも手軽にできるようにした、というのではないのである。

ルアーのサイズを大きくすれば、小型の魚がヒットする確率は下がる。だが逆に、ルアーを小さくすれば大型の魚がヒットする確率も下がるのかといえばそうではなく、小型魚のヒット率は上がり、同時に大型魚のヒット率も上がる。前回の記事でも紹介したが、これまでルアーでは釣れなかった種類やサイズの魚までもが釣れる可能性が高くなるのだ。
「ここがスーパーライトジギングの難しいところであり、面白いところです。したがって、この釣りの醍醐味を存分に味わうためには、できれば専用のタックルを用意することをオススメします」
▲海ではどんな大物がヒットするか分からない。細く繊細なタックルで、大型魚をも獲ってしまうスーパーライトジギング。だからタックル選びは重要だ。

しなやかでよく曲がる専用ロッドを使用

そこで重要となるのが、まずはロッドだ。

中村さんがスーパーライトジギングで使用するロッドは、いわゆる満月状によく曲がるしなやかな専用モデル。たとえばスピニングでいえば、スミスの代表的なモデルは「HSJ‒S64/3L」と「HSJ‒S64/2L」の2本である。使用するラインが細いので、ロッドを曲げることによりクッションとなり、ラインブレイクや身切れを防いでくれるのだ。

また、スーパーライトジギングでは使うジグが小さいので、硬いロッドではジグのアクションが跳ねすぎてしまうという意味合いもある。
「せっかくこの釣りではウエイトが軽く動きの出しやすい小型ジグを使うのですから、より浮遊感のある動きをさせたいと考えます。このアクションが魚にスイッチを入れるんです。そのような動きを出すためには、スローテーパーのロッドのほうが相性がいいんです」

さらに、イサキやサバなどがヒットした際に、曲がってくれない硬いロッドでは釣っていて面白くない。また、硬い竿ではせっかくヒットした魚もバレやすくなってしまう。
「それでいて、いざデカい魚がヒットしたときにはしっかりとバットが残り、ポンピングできるパワーが必要です。そのようなロッドを使うことで、PEラインの性能もフルで出し切るファイトが可能となります」

ロッドとジグ、そしてPEライン。すべてが繋がっているのだ。ただ、と中村さんは言う。
「いくらスーパーライトジギング用と謳って市販されているロッドでも、使用に際しては注意が必要なものがあります。なかには強く曲げると破損してしまう可能性があるものがあるので、そのあたりは各自で注意してください」
▲スーパーライトジギングの基本的なタックル例。ロッドはしっかりと曲げてファイトを行いたいので、可能であればスーパーライトジギング専用が望ましい。“スーパーライト”といえども、無闇矢鱈にラインは細くしない。ラインは0.8号を基準にセレクトしよう。

スピニングタックルとベイトタックルの使い分け

スーパーライトジギングは、水深20〜30mより浅いポイントを攻めるシチュエーションが多い。そんな場所ではジグをキャストしてより広範囲を攻めたほうが、より魚とジグが出会う可能性が高まる。

また、とくにイサキに関していえば、これは釣り方のページで詳しく解説するが、ドテラ流しの船が進んで行く方にキャストする。そうすることにより、よりナチュラルにジグをフォールさせることが可能だからだ。そのような状況では、スピニングタックルのほうが圧倒的に有利である。ただ、ポイントの水深が30〜50mやそれ以上に深い場所、さらにはスパンカーを揚げて船を立てて釣る場合は、ベイトタックルを使用してもOKだ。

とくに水深が深いポイントで、たとえばボトム付近を重点的に攻めたい場合は、親指のワンクションでリールのクラッチをオン・オフできるベイトリールのほうが圧倒的に有利で快適である。

このように、しっかりと目的意識を持ってタックルをセレクトすると、より効率的に、そして快適に釣りを楽しむことができる。そしてそれは、結果的に釣果にも結びつく。どちらか一本となれば、ターゲットやエリアにもよるが、まずはスピニングタックルから揃えるとよいだろう。
▲ポイントの水深が浅く、キャストして広範囲を攻めたい場合は、ジグをキャストしやすいスピニングタックルが有利。水深が深い場合はベイトタックルでもOKだ。とくにボトム付近を重点的に探りたい場合は、むしろベイトの方が有利といえよう。

スーパーライトだからこそラインが重要

スーパーライトジギングでは、使用するロッドやルアーと同様に重要なアイテムがある。「ライン」だ。

スーパーライトジギングは、その名が示すように0・8号前後の細いラインを使用する。また、そのようなライトタックルだから小型魚だけを狙うのかといえば、そうではない。ジグを小さくすれば、小さな魚はもちろんだが、大型の魚も違和感なく食ってくる。ましてやフィールドは海。どんな種類の魚が、そしてどんなサイズの魚がいるか分からない。タックルをスーパーライト化することによってヒットする魚サイズが小さくなり、種類も少なくなるのではなく、むしろその逆。魚の種類は増え、サイズの幅も小さい魚からより大きな魚までヒットする可能性が高まったのである。

したがって、大型がヒットしてしまったからラインが細くて獲れませんでした……では済まされない。繊細かつ大胆に。それがこのスーパーライトジギングの真骨頂である。だからこそ、ロッドやリールの性能と同様に、ラインの性能も重要となる。
▲スピニングタックルは、ポイントの水深が浅く、ジグをキャストして広範囲を攻めたい場合に有効だ。最初の一本にもオススメ。

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SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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