ドロッパーFSを駆使してディープエリアを攻略! “2021 春の三国沖マダイ釣行”【SALTWORLD Field Report】
SALT WORLD 編集部
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モンスターサイズも狙える春の三国沖
今年も5月下旬、福井県三国沖へ春シーズンのマダイ狙いで釣行、船は定宿の『バーチカル』(丹船長)にお世話になった。春のノッコミ時期は多少のズレはあるが例年4月中旬頃から始まり、80cmを超える「三国モンスター」と呼ばれる大型サイズも釣れるほか、魚影が濃いのも特徴である。その年によりベイトの着き位置で変わるが、ここ数年はベイトの変化のためか70mより深いポイントに反応が集まる傾向にある。
無風・ベタ凪も幸先よく本命をキャッチ
早朝、九頭竜川マリーナを出港。最初のポイントまでは20分程度と近く、船長から水深95mとアナウンスがあった。もともと三国沖というのは、地形からも潮がガンガン流れるようなポイントではない。いつものように周りの景色で山立てし、船の流れる方向や潮の流れる方向を意識して徐々にその日の戦略を組み立てるのだが、しばらく釣りをし、無風・ベタ凪・潮なしと苦戦が予感された序盤であった。
しかし、船長からは「魚探の反応はモリモリある」とのアナウンス。時合が来れば釣れるであろうと思っていたなか、ファーストヒットは良型のマダイであった。今回はYouTubeの撮影を兼ねていたので、とりあえずの一枚にホッとした。ヒットジグは三国マダイでのメインジグのドロッパーFSであった。
ジグは動きの異なる2タイプを使用
以前も紹介したが、私が使用するジグについて三国沖だけでなく、マダイ狙いには大まかに分けて2タイプあり、タダ巻きで動くメタルジグ、もう一つは、動きすぎないメタルジグが有効である。タダ巻きで動くジグについてはストレートリトリーブでテールアクションするタイプ、動きすぎないメタルジグというのは、ジャークした際にスライド幅があまりないタイプのジグである。私が三国沖で使用するジグは後者のタイプのドロッパーFSをメインに、潮、風の状況でトリッカーⅡを使い分ける。
潮の動き始めにアタリ連発
海面を見渡すと若干、潮目も入り、ジギングする手応えからも潮の流れが出てきたかなと感じ始めたところ、ヒット。小型のマダイをキャッチした。
そして今までとは違う強烈なアタリ、フッキングを入れるとドラグを鳴らし走り出す。青物か? と思ったが、マダイ特有の叩くような引きに三国モンスターかもと慎重にやり取りし、海面に浮いたのはグッドサイズのマダイであった。長さを計測すると80㎝に数センチ届かず、三国モンスターとは微妙に言い難いサイズながらも、動画撮影でのビッグサイズに嬉しさが込み上げた。
さらなる大物を目指して秋の再チャレンジを誓う
その後も数枚のマダイをキャッチしたなか、またもや強烈なアタリ! ファイトする感覚から「先ほどの70cmオーバーよりも小さいかな」とやり取りしていたが、痛恨のバラシ。周りで見ていた船長やカメラマンからは、竿の曲がりがさっきのよりもデカい気がしたといわれ、落胆した。この日は同船の西尾さんも絶好調で見事「つ抜け」を達成し、自分も8枚のマダイをキャッチし満足な釣行となった。
今回、「三国モンスター」にあと一歩というサイズは出たが、さらなるビッグサイズを求めて秋シーズンに再びチャレンジしたいと思う。
タックルデータ
ロッド:MSJ65UL、69L(プロト)、70LS
メタルジグ:ドロッパーFS 80g 100g
トリッカーⅡ 75g 95g
フック:ジガーライトホールド 別注フッ素加工1/0、2/0
メロン屋工房HP
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PROFILE
SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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